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飲食店は人づくり組織づくり-7

店舗展開を今後進めるにあたり、
現状分析と未来予測に基づいた客観的な基準で展開の仕方を判断していきましょう。

ただ自分がしたいから、
これが流行ってるからみたいな考え方をしてしまうと店舗の寿命は短いので初期投資を回収する前に撤退を余儀なくされるかもしれません。

最低これから話をする5つは考えてください。

1ポジショニングが良いこと

店舗が市場のどこにターゲットを絞り込むかをポジショニングと言います。
流行ってるエリアに模倣したメニューでは集客はできません。
競合他社が出店していないところに出店する!
他社が提供していない商品やサービスを提供する!
孫氏の兵法に戦わずして勝つと書いてありますが、
他社と競争しなくても勝てるのであればそのほうが良いです!

簡単に今の地域にないから、
その業態で戦うという話ではないです。
もしかしたらそこには需要がないかもしれませんから。
他社のポジショニングを精密に調査、検討して似てはいてもどこか違うサービスや商品を提供していく必要があります。

そして重なってる部分は何かしらで優位性を作ることも重要です。

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ポジショニングをまず考えましょう!
そして見せ方とターゲットを一致させましょう!

②時流に適合していること

どのような業種、業態でも流行り廃りはあるものです。
時流を意識することは重要です。
ですが流行り廃りがあるので最新のトレンドが必ずしも正確にニーズを反映するものではありません。
飲食店は初期投資をして回収してからどれだけ利益を生んでいくか?
が最重要です。
一年流行ったから成功というわけではないので、
適合するだけでなく、未来予測にも同時に考えましょう。

3ドミナント出店

都会と地方では商圏が違うので、
どれくらいがドミナントというのはわかりづらいですが、
簡単に言えば、
田舎では
従業員が引っ越しをしなくてよい程度と思ってもらえれば大丈夫です。

4初期投資が低いこと

家は利益を生みませんが、店舗は利益を生みます。
だからこそある程度の初期投資は必要ですが、
今まで店舗展開をしていると、坪50万は改装費用に掛かります。
このコロナ禍で出店する場合、
銀行もお金を貸しづらい状態なので少しでも初期投資を抑えて、
居抜き物件を探すほうが得策だと思います。
今はチェーン店ほど、ダメージが大きく、一等地ほどダメージが大きいです。
だからこそいまなら探せばいい物件と出会える確率も高まります。
そして経済状況を考えれば家賃交渉もやりやすい状況です。

5人材採用の難易度

店舗ビジネスで一番悩みが多いことです。
良い人材が多く集まれば、店舗運営は楽になりますが、
その採用には多大なコストが発生しています。
賃金や労働条件が良ければ人が集まる時代ではなくなっているのです。
若い人が集まりやすいのは、
カフェ、バルなどおしゃれな感じがする業界です。

そこで働いてみたい、働くと楽しそう、おもしろそうだと思ってもらえる
要素を創出しなければいけません。
今はコロナ禍で有効求人倍率も大幅に下がっています。
だからこそ攻めの姿勢を持つことも大事ですね。

6出口戦略

これから店舗を出そうと考えてる人は、失敗、撤退は考えたくないものですが、重要な条件です。
店舗の寿命と会社の寿命は店舗のほうが短いです。
だからこそ撤退は勇気ある決断にもなりえますので、
いざという時のことも頭に入れておきましょう。

まとめ

現代は商品で商売しづらい時代です。
物の価値は年々下がってしまっています。
商品価値<体験
商品価値<背景
商品価値<人
ですので見せ方、取り組み姿勢、等の、
(会社が成長することによって、誰の課題を解決できるのか?)
(会社が成長することによって、誰に貢献できるのか?)

に焦点をあてて事業展開を考えていきましょう!

参考文献
7つの習慣:スティーブンRコヴィー
はじめの一歩を踏み出そうー成功する人たちの起業術:マイケルEガーバー
論語と算盤:渋沢栄一
極意:加納聖士

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