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読書レビュー:DaiGoさん著書『ストレスを操る メンタル強化術』

こんにちはThe Splendid、SAKUです!
普段は整形外科医として働きながら、音楽活動しています!

本日はこちらの本を紹介します。

はじめに

現代は変化の速度が速く、先が見通せない社会です。そのため非常にストレスが多くなりやすい。

今日はそんな時に役立つ5つの方法が本書で解説されていましたので、それを紹介していきたいと思います。

概要

この本には、以下の5つの方法が書かれていました。

⭐︎マインドセットを変える 
⭐︎記録をとる
⭐︎孤独な時間を守る
⭐︎コアパーソナルプロジェクトを見つける
⭐︎瞑想でメンタルの基礎体力を鍛える

それぞれ見ていきましょう。

⭐︎マインドセットを変える 

マインドセットとは要するに「考え方」あるいは物事の「捉え方」だと考えました。

ストレスの二大原因は「仕事」「人間関係」ですよね。

それぞれのマインドセットを変えてみましょう。

仕事のマインドセット変更

仕事って必ずしも自分のやりたいことばかり、ではないですよね?

そんな時「仕事のこの側面は、今後自分のやりたいことにはこう生かせるな」と常に想像しながら仕事をする。

それだけでもかなりのストレス軽減にはなるそうです。

人間関係のマインドセット変更

またストレスのほとんどは、人間関係からくるとも言われてます。

周囲にいる人全てが、必ずしも大好きな人ばかりではないですよね。皆さんにもきっと1人や2人避けられない苦手な人がいるでしょう。

そんな時、苦手な人をただ苦手と捉えるのではなくストレスを与えてくれる人つまり発見を促してくれる人と認識するのも良いそう。

ちなみにDaiGoさんは小中でいじめられていた時期があるらしく、今思えばそれがなければメンタリズムを発見できず、今の自分がないので、いじめてきた人たちに感謝すら感じるそうです。

マインドセット変更の3 step

また以下の3 stepによるマインドセット変更の方法がかかれてました。

① ストレスがかかったこと(体の反応を含め)を認識する。
② ストレスがかかったのは自分にとって大事な何かが脅かされたから。自分にとって何が大事なのかを認識する。
③このストレスというエネルギーをどう使えるから考える。

詳しいことは本を読んでみて頂きたいのですが、②の「自分にとって何が大事か認識する」は確かに大事なことだなと僕個人は感じました。

③についてですが、ストレスや怒りは確かに上手にやると、大きなエネルギーに変換できたりしますもんね。

ストレスの先送りについて

また先送りにしたいストレスのかかる選択ってありますよね?

そんな時はその「ストレスから逃げたことによるリスク」を考えるマインドセット変更も大事ということでした。

後々かかるストレスの予防ですね。確かに嫌なこと先送りすると、雪だるま式に大きくなってしまうことが多いと僕も思います。

⭐︎記録をとる

「成功はデータが取りにくい」というのはビジネス本に良く書いてありますが、確かにその通りで「なんで成功できたか」を分析するのは、とっても難しい。

逆に失敗は「これをすると失敗する」というデータが取りやすい。

この失敗を記録せよ、とのことでした。

記録のコツ

失敗体験は、失敗した事実よりも失敗した時の感情が強く記憶に残りやすい。

だからと言って失敗した時の恨み辛みばかりを書いてはいけないとのこと。

記録にはコツがあって「失敗した時の感情ではなく、失敗した状況を記録する」のが大事だそうです。

何個かこの「失敗の記録」をしていくうちに。自分独自の失敗パターンを認識することができて、失敗が少なくなっていく→ストレスが減るとのことです。

失敗の頻度が減ると改善→成長ができるのでとてもよい方法ですよね。

…でも失敗を見つめ直すって、嫌な記憶が蘇ってやだよなぁ。笑
いやだからこそメンタルを鍛える効果もあるのかもしれませんね。負けずにやってみよう。

⭐︎孤独な時間を守る

孤独な時間を守るのは、ストレスを感じやすい内向型人間にオススメな方法だそうです。

内向型人間とは

内向型人間とは「周囲の刺激に対する反応が敏感な人」を指します。要するに繊細さん。外向型の人間と比べると、繊細さんはストレスを感じやすい。

あと問題なのは内向型人間は得てして、社会に外向型になることを強要されやすい。

これは更なるストレスですよね。

孤独な青春時代

しかし、内向型人間には内向型人間なりの方法で社会を乗り切っていくべきとのこと。

実は成功者の多くは内向型人間らしく、孤独な青春時代を過ごしている人が多いとのこと。

ただし孤独と言っても、孤独に何もしていないわけではなく、青春時代はとにかく何かに打ち込んでいるそうです。

自分が繊細だと感じている方は、自分だけの時間、自分だけの趣味を磨くことで、ストレスから解放されるだけでなく、成功する可能性がありますので、「孤独な時間」を是非守っていきましょう。

僕は割と明るくて社交的に見られやすいのですが、実は結構内向型人間なので日常の中に「孤独な時間」をもう少し増やていければ良いなと思います。

⭐︎コアパーソナルプロジェクトを見つける

また内向型人間には「コアパーソナルプロジェクト」を見つけることが、ストレス軽減になるということ。

コアパーソナルプロジェクトとは

コアパーソナルプロジェクトは、ハーバード大学のブライアン・リトル教授による「自由特性理論」にある概念で

「人は特定の性格特性を持って生まれるが、自分にとって重要な事柄=コア・パーソナル・プロジェクトに従事するとき、その特性の枠を超えて振る舞うことができる」

とのことです。

簡単にいうと内向型人間は、このコアパーソナルプロジェクトに関わることで、一時的に外向型になれるとのこと。(クラピカが条件によって特質系になれることを思い出した)

オタクの人が自分の好きなアニメなどでは雄弁になることが、この現象の代表格だそうです。わかりやすい。

そういえば、僕も音楽のことになると延々語ってしまう癖がある…笑

⭐︎瞑想でメンタルの基礎体力を鍛える

瞑想による効用は、基本的には「前頭葉の血流を良くすることでウィルパワーを鍛える」ことに他ならないのですが、より詳しいことが書いてあって

「瞑想により、前頭葉の特に灰白質が増える。灰白質が増えると脳の形が変わり大きくなる。」

とのことでした。頭良くなるそうですよ。

扁桃体も鍛えられる

また扁桃体も鍛えられるとのこと。

扁桃体は不安や恐怖を司るので、ここが鍛えられると、不安や恐怖がかなり軽減されるそうです。

ちなみにポジティブというのは性格と捉えられがちですが、脳科学ではこれは性格ではなく「ネガティブな感情の処理能力が高い状態」のことを指すとのこと。

つまりポジティブは、瞑想によって科学的に作ることが可能なのです。

では具体的に瞑想について見ていきましょう。

数ある瞑想

呼吸瞑想、歩行瞑想、ボディスキャン、呼吸瞑想、慈悲の瞑想の紹介がありました。

呼吸瞑想

呼吸瞑想については以前紹介しました。

慈悲の瞑想

慈悲の瞑想はすべての瞑想の中で最も効果があると言われている瞑想です。

方法は

「生きとし生けるものすべての幸せを願い、唱え続ける」

という至ってシンプルな方法です。具体的には以下を心の中で唱え続けるとのこと。

「この人は心と体を持っています。私と同じです。気持ちや感情、自分の考えもあります。私と同じです。悲しんだりがっかりしたり、怒ったり混乱したりすることがあります。私と同じです。人生で肉体的、あるいは精神的な苦しみを経験しています。私と同じです。人生で喜び、幸せ、愛を経験しています。私と同じです。この人は幸せになりたいと思っています。私と同じです。この人が幸せでありますように」

自分または他人の幸せを祈ることは、メンタルに非常に効果があるそうです。

上記を唱えるのが長くて大変という方は、下記でも良いそうです。

「私の願いがかないますように。私の悩みや苦しみが消えますように。私が幸せでありますように。私が穏やかでありますように」

有酸素運動

ちなみに瞑想だけでなく、有酸素運動にも前頭葉を鍛える効果があるそうです。前頭葉を鍛えるとウィルパワーも鍛えられるし、頭も良くなるので、やっぱり運動って本当に色んな効用がありますね。

まとめ

僕は「エスカレーターに乗るときは必ず右足から乗る」という負荷をかけて前頭葉を鍛える方法があるという紹介があったので、呼吸瞑想に加えてこれを実践しみたいと思います。

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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