或る日の手記

今度こそ、きっと嫌われてしまった。いつもすぐにそんなことを思っては勝手に落ち込む。私が無能だから、至らないから。
それは、呪いだ。10代の時に私を縛り付けるようになった。今思えば、ハラスメントと言っても過言ではないだろう体験に基づくもの。

これは私の問題であって、今は誰かに何かをされたとか言われたとかではなくて、相手が好きで憧れたりしているからこそ、嫌われたらどうしようという不安がちょっとしたことがトリガーになって、ぶわっと覆い尽くす。

昔、1度信頼してしまった師事していた人にたくさん罵られ責められた経験が、今もまだ薄れても、心臓の奥底にくすぶっている。

変わりたいと思う。私が好きな人たちはあの人とは違うから。ちょっとした失敗とか私の不器用さ1つで私に怒り失望するような人たちでは無いのに。そういう環境を、居場所を選びとるようになって、今がある。

多分予防線なんだと思う。これ以上傷つかないために、自分が生き延びるために昔作った、失望されても仕方がないという悲しい諦念で埋め尽くされた鎧。今は重たくてもう必要がないものになっているにもかかわらず。
もっと私は私のポテンシャルを信じていたいし、それを助けてくれる人たちに甘えすぎずにでも頼って成長していけるようになりたい。

いろんな企画に携わらせていただいたり、自分自身も企画して依頼する中で、そんなことを考えている。

尊敬している方々に報いれるように、私のやれる事、できる限りの能力を持ってして、大切にコミュニケーションをとっていきたい。

サポートいただけると、大変今後の創作の励みになります。私がはちゃめちゃ泣きそうなほど喜びます。いただいたお金は表現活動費(ポエム朗読イベント参加費だったり、舞台を企画する際の制作費用だったり)や生きるための力(カフェでまったり執筆する)にしますので、何卒。