メンヘラパパの汗

1か月の里帰りが終了し家族3人での生活が始まった。

私は育休、夫は通常通り仕事なのだが、夫が仕事から帰宅してからの育児への奮闘ぶりがすごい。

まず、帰宅すると光の速さでスーツを着替えて娘の元へ飛んでくる。そのままデレデレとろけながら抱っこであやす。

その間に私は夕飯の準備が出来る。

途中から料理を代わって作ってくれる。（夫の方が料理が上手い）

その間に私は娘の授乳が出来る。

夕飯中も、泣くとすぐに自分のご飯を中断して娘をあやしたり、しゃべる芸を2人で練習したりしている。

その間に私は夕飯がゆっくり食べられる。

そして、夫は娘のおむつを替えながらテレビを見る。

その間に私は夕飯の片付けとお風呂の準備が出来る。

お風呂が出来上がると、娘を連れてお風呂に行き娘を抱きながら髪の毛、体を洗う。

その間に私は横で自分の頭、体、顔を洗い、娘をお風呂からあげる準備が出来る。

娘の入浴が一通り終わると、夫は私が用意したタオルで娘を念入りに拭く。

その間に私は先に上がって、自分の身支度を整えて授乳の準備が出来る。

授乳後は寝かしつけになるのだが、我が娘1ヶ月にして23時半になると自然に入眠できるためここまでがパパママの役目になる。

目まぐるしい夜のルーティンが終わりようやく一息つける。

私「あれ、何水垂らしてんの？お風呂の後拭いてないの？」

夫「あ、あぁ汗」

ふと見ると夫の顔が洗顔後かと思うくらい滝のように汗が滴っていた。正直汗とは気づけないくらいの滴り具合だった。

私「ごめん、仕事して帰ってきたのに疲れたよね。ありがとう。」

夫「むしろ癒しの時間だからいいよ。俺がやりたいの。」

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娘は今の時期の記憶はないだろうから、きっとパパが毎日汗を流してお世話をしてくれていたことを覚えてないかもしれない。覚えてないと知りながら、それでも毎日必死に世話をするパパのことを大きくなったら教えてあげたい。

仕事を頑張るパパもかっこいいけれど、汗を流しながら楽しそうに娘の世話をするパパは世界で1番かっこいい。
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気付いた。
夫、ほぼワンオペしてないか？

どうやら我が家でのワンオペ事情は男女逆のようだ。