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持たざる者の強み

ハハカラを立ち上げる時、いろんな人から
「タフだね!すごいね!」と言われた。
多分全然すごくない。これから沢山周りに迷惑かけたり助けてもらうかもしれないが、起業自体は勢いがあれば出来ると思っている。

元々わたしは社会人になってからは仕事を生き甲斐にしたい、と思って生きてこなかった。そんなわたしがわざわざ乳児抱えた育休期間中に起業を志し会社まで立ち上げちゃったのかを記します。

タイトルにも書いたが、働くことが二の次だったわたしが使命感を持って今サービス立ち上げしている理由は私が持たざる者だったからだとおもう。

もしもわたしが男性側/夫側だったら、このサービスを思いついていない。

だって仕事を今まで通りにしていれば問題ないし、仕事が忙しい。
子育てのことは相談されれば一緒に考えたいけどあまり口出しちゃいけないって勝手に他人事があると思う。
「仕事が忙しい」と言って仕事をしている間にパートナーがどれだけのタスクを抱えているかは見えていない。掃除やってくれてありがとう、洗濯やってくれてありがとう、ご飯作ってくれてありがとう、とはなるかもしれないけれど「ベビー用品調べてくれてありがとう」とはあまりならない。(我が家調べ)

もしもわたしが生まれ育った地域から離れていなかったら、このサービスは思いついていない。

友達からオススメをすぐ聞ける環境にあれば、友達のオススメを揃えたり或いは譲ってもらえばいい。親が近ければ親と一緒に買い物に行って出産祝いとしてねだったりできるかもしれない。

もしもわたしが経済的にとても豊かだったら、このサービスは思いついていない。
潤沢にお金があったら雑誌にオススメされてる育児グッズを端から買えばいいし、何も考えずに赤ちゃん本舗で準備品をそのまま買い揃えればいい。

持たざる者だったから大変な思いもしたし、苦労したし、課題だった。こんな大変なことを今までの妊婦さんは声を上げずにこなしていたなんて…と知った。

でも課題があったから、新しいサービスを作ろうと思うまでのモチベーションになった。

持たざる者だったから今がある。

多分わたしが持っているのものは、「企業で男性並みのスケジュールをこなすのは無理だなぁ」という諦めと、ならばバリバリ働くことを諦めていない人のサポートをしたいというお節介心だと思う。(女性のキャリアは多様性があるべきだと思う派です!)

サービスを以って女性が楽をする手助けをしたい、女性の聖域とされがちな妊娠出産、子育てもママじゃなきゃいけない部分とそうでない部分がある。子育ての周辺のことだったり任せられる部分はアウトソーシングしてほしい、というそんな気持ちです。

ハハカラというサービスを立ち上げました。
地域は限定的ですが順次サービスを開始していくので、よかったらサイトを見てみて、近くの妊婦さんに勧めてください!!


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