再現?家具と音楽について思うこと。

6/10の会場には、一脚の手作り椅子が持ち込まれました。

イメージしていたのは、8脚でした。
ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド。

で、並べると、ドレミ椅子が並び、
声でハーモニーを知る(もっと先の講座の予定です。)講座では、使ってみたいと思っていました。
ダンスも椅子を使いますね。それは、また、別の機会に書くとして。

昭和8年頃の家具のイメージで、……阿佐ヶ谷、高円寺、荻窪、西荻窪は周辺、アンティークのお店があったので、古い家具を長年愛用されておられる方が多いのかしら?と予想していました。

「カフェに、月一椅子が届く、椅子のサブスクリプション。どうでしょうか?」椅子のお取り寄せカフェ会員ってところでしょうか。
椅子工房に提案したら、「いいっすね」とのお返事。しかし、初のことなので…。ごにょごにょ。うーん。レンタル家具では、すでに行われていることで、季節ごとに、お皿やお箸を変えたいと思うように、家具も変えたいと思う。

リサイクルショップからレンタルも考えましたが、レンタルは、やっていない。美術装飾の小道具的にレンタルもありとも思いましたが、長年愛用できる一脚に巡り会いたいなぁと、歩いていた。

サブスク、ううーん。家具は買い替えた経験はないが、そんな方法で楽しめたらよいな、と、思った。ホテルや旅館は、季節により、そんな試みができそう。と、ここまで、書いて、さぞ、豪華な会場ができたかといえば、全く、想像した通りには行きませんでした。

ドビュッシーを日本で広めた方をイメージした椅子を探して、あったんです。どうしてもこの椅子は、置いておきたい。と、一脚だけ、置いていただけました。一脚完成するまで、約2ヶ月かかります。手間がかかる手作り椅子です。

おかげで、お気に入りの椅子で、聴いてみたかった音楽を聴けました。

亡くなられた憧れの坂本さんは、ドビュッシーがお好きでした。そのドビュッシーを広めた方が日本にもいらしたわけです。そのつながりを好きな音楽を聴く時にもかみしめていたいなぁと思いました。お気づきでしょうか。あの椅子には、坂本さんに座っていただきたかったわけです。

椅子持ち込み可能って何??フェスか?って、まず、そこから疑問を持たれて、企画意図が伝わるまで、半日ほど。伝わったのか、6/10の朝に2脚到着して、よかったです。無理を言って申し訳ありません。

でも、妥協して何かいいことがあるかと言えば、たぶん、何もない。 

スタインウェイのショールームでも感じたことですが、家具として美しい、もちろん響きも楽しめる。それがピアノのよさかな、と、思います。
スタインウェイのピアノは、そもそも家具職人が作りはじめたこともあり、置いてあるだけで、存在感があります。

アップライトのピアノの良さは、竪琴の構造を見ながら聴けるところ、と思います。

もちろん、弾く時の椅子や聴く時の椅子も楽しんでよいのでは、と思います。


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