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抑圧された感情を吐き出させる

 こんばんは。今回は子育て的な話になりますのでよろしくお願いします。

 最近サッカースクールに来てくれている子供であまりまじめに練習せず自分のやりたいことをしている子供がいます。その子の親はやりたいことをずっとやってる子どもをスクールをやってるときにも中に入ってきてまじめにやらせようとしています。

 その子の親とその子のやり取りを見るに家でも同じような環境だと思います。まじめになるよう、いい子になるようずっとことあるごとに親がかかわってるのだと思います。するとどうなるか。子供は自由を失います。負の感情を吐き出そうものなら正論でつぶされます。その子も言いたいことがあると思います。

 最近読んだ「反省させると犯罪者になります」という本と仏教の教えを応用してこの問題を考えると問題点はいくつかあります。

 まず一つ目、子供が否定的な感情を吐き出したときに正論でつぶさないということ。小さい子供と大人が言い合いをしたらほぼ100%親が勝ちます。子供が否定的な感情を口にしたときはチャンスなのです。そのチャンスをつぶしてしまっているとその時には問題はないかもしれませんが将来的に苦しい時に気持ちを吐き出させなくて心の病になったりつぶれてしまったり最悪の場合犯罪に手を染めることになります。まずは、全部吐き出させてから歩み寄ることが大切です。

 二つ目は仏教からですが「人を育てることはできない」ということです。子供の後ろを親がついていくようではだめなんです。自分の跡をついてくるようなあこがれられる存在にならなければいけません。あれこれと注意しすぎるのもいけません。ひとは育てられないのです。動物の子育てを見るとよくわかります。子供が親の真似をし、後ろをついて回ります。いちいち行動に怒ってかかったりはしません。人間は知恵があり傲慢なのでコントロールしようとしますがそれは無理です。自分が真似られるような存在になるしかありません。

 という二つの点を踏まえて今日はその子にまず思ってることを全部吐き出してもらい私が後ろを追いかけてやることはせず勝手にやらせました。すると試合の前の1対1の練習と試合はしっかりと参加してくれました。

 これがすべて自分の対応のおかげだとは思いませんが1ついい経験になったと思います。ただ怒ったり無理やりやらせてもそれは一過性のやる気でしかありません。それ以上怒られたりしないように表面上だけでやるようなものです。本質的な解決になってない。

 もっとこれからもいろんなことを実践して自分の指導に生かしていきたいです。子供も自分と対等で一人の人間であると認識して接していきます。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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