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はじめてのDELF受験① in tokyo

本帰国から数ヶ月。
先日、初めてのDELF(フランス教育省によるフランス語試験)を
受験してきました。

備忘録も兼ねて記録しておきたいと思います。
初めてDELFを受験される方むけの記事が少ないなと感じていたので
今後受験される方の参考に少しでもなれば幸いです。

今回私が受けたのはB1。
B2とのダブル受験を希望していましたが、
試験日が重なっていたため断念。
(地域によってはダブル受験が可能なようです)

私事ですが産後4ヶ月での受験。
勉強時間もほとんど取れず色々と大変ではありましたが、
ちょっとした気分転換にもなりよかったです♡

今回は初めての受験で分かった「意外だった!」「そうだったんだ!」と
思ったことも併せて記録したいと思います。


フランス365さんのサイトでパリ生活に関するコラムも書いていますので、
そちらもぜひご覧ください。

試験会場について

まず、東京試験の会場は神楽坂近くのアンスティチュ フランセでした。
一昨年増築したそうで、とてもおしゃれで緑いっぱいの校舎。
二大フランス語学校の一つ、アテネフランセ も良いですが、次学ぶ時際にはこちらにも通ってみたい〜と思わせてくれるような心地良い空間でした♡
ただ、教室の並びが少々トリッキーなので試験当日はご注意を。


受験票に関する注意

私は受付時間の30分前には到着しましたが、
すでに他の受験者さん達が集まっていました。
入り口で「受験票」と「顔写真付き証明書」を提示。わたしはプリントアウトせず、スマホにメールで届いたものをそのまま提示しましたが、問題なし。
ただ、受験中に受験票に書かれている受験番号を回答用紙に記入するよう指示されます。そういったことを考慮すると、受験証をプリントアウトしておいた方が安心かもしれません。


そして筆記試験の教室に入ると、自由席。
どこの席でもよかったのですが、
日差しが強すぎたら嫌だな〜リスニングの音が大きすぎるのも嫌だな〜そんなことを考えながら、何となく真ん中の席に着席。

みなさまノートや参考書をしっかり読み込んでいました。(私はほぼ手ぶらで来てしまったのでなんとなく手持ち無沙汰…後悔。)


謎の白い紙(メモ用紙)


試験が始まる前に、
机の上には真っ白の紙が。
これ、リスニングや筆記のメモに使用するのだそうです。
私はほぼ活用せず終わってしまいましたが、
試験終了後にチラッと周りを見るとみなさんしっかり有効活用していたようでした。筆記試験は比較的時間にゆとりがあるので、メモでしっかり軸をつくってから回答用紙に書き込むのもよいかも。

必見!必須アイテム「消せるボールペン」



いよいよ試験開始。
これもデルフの特徴の一つかと思いますが、
鉛筆、シャープペンシルの使用は禁止。
黒か青のボールペンを使わなくてはいけません。

前日まで、黒のボールペンと修正テープを使う気マンマンだったのですが、
ふと、「消せるボールペン」でよくない?
と気がつき、フリクションを持参。
これは大正解でした!

試験中(特にリスニングの間は)時間がないので、修正テープや修正ペンに持ち替え、直す時間が惜しい!
フリクションをおすすめします。
消せるボールペンは正式な文書には使えないと言われているので試験でも当然NGかと思っていましたが、試験官からも使用OKのアナウンスがありましたので安心してください。

時折、教室内で修正ペンを振る音(カチカチっ)が聞こえてきていたので、そちらを使っている方も多少いらっしゃったとも思います。


試験内容について

Compréhension oral(リスニング)

私にとってはリスニングが最も難しかったです。
音声を聞く前に文章を読む、という流れをもう少し練習しておけばよかったかな。
それと同時にoralは試験の中でも最初の項目。
朝一寝ぼけモードから集中モードに切り替えるなくてはいけません…
本来一番簡単であるはずの一問目が私はできなかったので、
移動中にフランス語のラジオなどを聞いておくべきだった〜と後悔。

筆記、作文については、
かなり見直しの時間があるなあという印象。
筆記部分だけでなく、リスニング部分を見直す時間もたっぷりあるので、
とにかくケアレスミスを少しでも減らすことを意識しました。

フランス語は細かい文法、語尾変化に注意が必要ですので、修正するたびにフリクションにしてよかったと思いました。

Production écrit(仏作文)

今回のProduction écrit の内容は
「来学期のフランス語学校の入学者に対して、
在籍生徒として実体験を交えて学校のよさをアピールする」というもの。
(ざっくり言うと)

問題文も内容もかなり取りかかりやすいもので安心しました。
問題集にあったものと比較すると、今回はかなり簡単だったかな?
160文字以上という指定がありましたが、記入スペースがずいぶん多かったので
200文字近く行ってしまいました。多い分には減点対象にならない…とは思います。

(私はこの参考書を使っていました)


Compréhention écrit(文章理解)

Compréhention écrit については、
一点ビクビクしたことが。
vrai ou faut 問題(○×問題)が4問出題されますが、
私の回答全てが×になったということです(笑)

問題集をやった時には○と×のバランスが半々くらいだった印象だったので、「根拠はないけど間違っている気がする」と思いながら不安でした。
が、結局自分を信じました笑

ただ、vrai ou faut の根拠を選ぶ記述部分は、
比較的答えが文章の中から見つけやすいものが多かったです。



次回、Production oral について書いてみたいと思います。




鈴木沙喜代


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