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自主制作映画のクラウドファンディングにご支援いただきました皆様へご報告⑤

ご無沙汰しております。
気付けばnoteの投稿を1ヶ月以上もお休みしてしまいました。
10月からはまた細々と、保護犬や保護猫について少しでも有益な情報を発信していけたらと思います。

今回は、下北映画祭の当日の様子をご紹介したいと思います。
映画祭は9月18日から20日に、下北沢の北沢タウンホールで開催されました。
最終日の20日に、ノミネートされた作品12作品のコンペティションがあり、そちらに参加させていただきました。

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コンペティションのノミネート作品は、第一部から第三部までにわけられ、私たちは第一部の最後でした。

コンペティション タイムテーブル
●第一部
淡いブルー(中原健仁監督)
ROUTINE(宮原拓也監督)
MAHOROBA(鈴木竜也監督)
今日を眠る場所(吉本圭監督)

●第二部
Destiny(松岡美乃梨監督)
美しき町(小野寺成月監督)
Yokosuka1953 彼女の、記憶の中の母を探す旅(木川剛志監督)
スイソウ(武田椿監督)

●第三部
Blink in tha Desert(副島しのぶ監督)
ビート・パー・MIZU(富田未来監督)
滲み(加藤也大監督)
徒然甘々(大門嵩、祁答院雄貴監督)

全ての作品上映後、監督陣と審査員のトークセッション、そして授賞式という構成でした。

なんとゲスト審査員には、行定勲監督がいらっしゃいました…!
自分の作品を行定監督が観てくださったと思うと、それだけでもう震えます…!

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私たちの作品は…残念ながら授賞ならず!
でも正直、ここまでクオリティの高い作品に肩を並べることが出来ただけでも、快挙だと思ってしまいました。

レベルの低いことを言ってしまって申し訳ない…しかしそれほどまでに、自分がプロデュースする映画としての質は低くて当たり前だと痛感したのです。

理由は明確で、今回私は、ペットとして繁殖させられる日本の動物の現状を伝える手段として"映画"という形を選びました。
目的ありきで映画という手段を選択したので、映画について深く考えることよりも、伝えたい内容ばかりを考えてしまいました。

映画は人に観てもらって、何かを感じてもらってなんぼ、でも私は、伝えたいという熱意が先行して、作りあげることに精一杯で、映画の質まで深く考えられていなかった気がします。
ノミネートされた他の映画を観て、自分には圧倒的に映画愛が足りなかったなとひしひしと感じたのです。

それでも439作品中の12作品に選ばれたのは、主演の工藤孝生くんと、吉田圭監督のおかげです。
監督が、私の伝えたい内容を上手く汲み取り、映画というかたちに整えてくれました。
そしてそんなストーリーを工藤くんが熱演してくれたからこその、ノミネートだと思っています。
おふたりとも、難しい内容についてたくさん考えて表現してくださり、感謝しかありません。
最高のチームでした!

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2021年第13回下北映画祭グランプリはアニメーション作品の「MAHOROBA」、準グランプリも同じくアニメーション作品の「スイソウ」でした。

どちらも努力というよりは才能という言葉が似合う、そんな印象を受けるスマートな素晴らしい作品でした。

個人的には副島しのぶ監督の「Blink in the Desert」というストップモーションという技法を用いた作品が印象深いです。
登場人物は、砂漠の隠者とゾウ、そして羽虫。
非現実的な空間で、突如芽生える悪意。
特に記憶に残ったのは、リアルな羽虫の姿と、ゾウの瞳です。
トークショーの際に、羽虫は実際の蝉の羽を使用していると聞いて納得(と同時に衝撃…だって結構な量の羽虫が群がるシーンもあったので!)でした。
隠者を見守るゾウの瞳は、優しいような、でもどこか達観したような、さまざまな感情とエネルギーの込められた瞳をしていました。
それがキキの瞳に凄く似ていて、印象深かったです。
物に命を吹き込むというのはこう言うことなのだなと感動しました。


一作品見終わるごとに、感動したり、涙が溢れたり、胸が騒ついたり、クスッと笑えたり、休む暇なく感情が豊かにめまぐるしく動く、でも疲労感は全然なくて、むしろ高揚感でいっぱい、そんな半日でした。
改めて、この空間に立ち会うことが出来てよかった。


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最後にアフィリエイトみたいなことを言いますが、
現在、私たちの短編映画「今日を眠る場所」をはじめとした、複数のノミネート作品がU-NEXTで配信中です。
どの作品も素敵なので、是非ご覧ください!mm


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