今年度を振り返って

今年度がもうすぐ終わります。
すでに修了式を終えられた先生方、1年間お疲れさまでした!
毎年、この時期はなんとなくそわそわします。今までの学年と新しい学年が一瞬だけ入り混じる時期。
でも子供たちを無事に卒業させるまでは気が抜けません。(私が持った学年ではありませんでしたが、かつて卒業式前日に公園で火遊びして夜8時に保護者含めて緊急招集したときもあります)

最後まで責任もって送り出す。

ここを大切にして残りの日々を過ごしていきたいと思います。

さて今日は今年度を振り返って、来年度に向けて生かしていけそうなことをテーマにしたいと思います。
何年生になるか本当に何もわからないのですが、まあ大事なことは同じなので。

1.学級指導

初日に伝えたことはシンプルに一つ。
「居心地のいいクラスにしていこう」でした。
じゃあ「居心地のいい」って何かっていうと、【①間違ってもいいよ ②どんどんチャレンジしよう ③雰囲気の悪くなる&やる気ダウンする言葉は出さない】です。
子供は無意識に思ったことを言葉にするものです。「えーめんどくさい」「やりたくない」その感情そのものは別に持つなとは思いません。
でもその前に、「〇〇しよう」と言ったときに「よしやってみるか!」と思う子もいるのも事実です。
「やってみよう」と「めんどう」どうせやるならどっちの気持ちでやるといいかは一目瞭然。
私の口癖なんですが、「やってから文句言え!」って言ってます。笑
やりもしないで文句言うのは食べず嫌いと同じ。
そういうと、たいていの子はやった後に文句言いません。
高学年はなんとなく調子に乗ります。毎回叱っているのは大変ですので、この場面はよくないと思ったときにはがっつりいきます。

あとは個人的にびしっとさせるが、しめつけすぎないのも大事。
やりすぎると自分も苦しい。たとえば、宿題も毎日チェックするが、毎回は催促しません。逆に学校で購入しているドリル系は絶対に終わらせます。どこをしめてどこを緩めるか。このあたりも先生の好みかと。

2.教科指導

英語についてはまた別で書きます。今回は国語と算数について。
私はとにかく、考えを書かせるのに時間を取ります。きれいでなくても、まとまらなくてもいいのでとにかく書かせる。
そうしないと考えることをやめるから。
そして、書いたらペアまたはグループで一度発表。
そのあと何人かに指名して、より深堀りしていきます。
高学年になると、わかっているのに発表しない子もたくさん出てきます。
苦手だから、考えることをやめる子もいます。
すぐにあきらめる子もいます。

もうなんで0か100なのよ!っていつも思う。30でも76でもいいじゃん!と
そうやって自分でシロかクロしか選べないから、極端な方しか選べなくなる。「ここまではわかったんだけど…」も大切!!むしろその方が、勉強になる。

あとは授業開始5分とか使って復習タイムを設けていました。国語なら漢字読み練習、言葉集め、算数なら1~5年までに習った公式や前時の復習など。
そうやって短時間でゲーム感覚の遊びを入れて言葉や公式に何度も何度も出合わせることを意識しました。

3.学年運営の補佐

異動してきたものの、6年生を持つのがこれで3回目。
1年の流れが比較的見えてきてるおかげで、いろいろ立案しやすかったです。個人的に最後の卒業式の練習日程の細案を作ったときと卒業アルバムの撮影日程の調整をしたときには、なんかこう達成感感じました笑
あとは研究授業の授業者をやり、「もう中堅的なポジションなんだな」と実感する1年でした。(実際4月から9年目。もうそんなに働いてるのかと思うと感慨深いです)

2回ほど体調を崩したこともありましたが、なんとかこの1年乗り切りました。毎年、1年乗り切れるかハラハラします。無事に船が港に着きます。
そしてまた新たな港に向けて出発もします。
短い春休み、しっかり休み、来年度に向けて準備していこうと思います!