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5月6日(水・祝) ラーメン屋との別れを惜しむ

昼食:近所のラーメン屋で担々麺
夕食:dancyuに載っていた「食事 太華」のしょうゆ唐揚げ、青梗菜と豆苗の干しエビ炒め、里芋の青ネギ油炒め、たたきキュウリと卵のスープ

担々麺と和風しょうゆラーメン

昼、夫婦で近所のラーメン屋に行く。ここは一番よく行った店かもしれない。一人でも行ったし、夫婦でも行った。鶏がら出汁の濃厚なスープも、魚介出汁のあっさりしたスープもおいしいという、とても良い店だった。鶏ガラベースの担々麺と、魚介ベースの和風しょうゆラーメンをよく食べていた。担々麺は具としてザーサイが入っているところがお気に入りで、和風しょうゆラーメンは柚子風味なところが好きだった。

ある時行ったら担々麺がめっちゃ辛くて、私が急に辛いものが苦手になったのかと思った。夫も食べてみてすごく辛かったので、大将に聞いてみたところ、「お客さんの声を取り入れて、最近辛くしている」と言っていたそうだ。試行錯誤しているところがまたよかった。担々麺はその後、食べやすい辛さに落ち着いた。

ラーメン屋の大将は、向かいにある飲み屋で飲むことがあるそうで、昨年、「今度、店閉めてから一緒に飲もうよ」と誘ってもらっていた。その機会をうかがっているうちに、新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、そして我々は引っ越すことになってしまった。

帰りに引っ越しのことを告げると、「飲みに行けなかったね……」と大将が言ってぐっときた。こんなご時世じゃなかったら、今日明日で行こうと約束できたかもしれないのに。

鶏の唐揚げを3回作った

夜は唐揚げを作った。ここ最近、『dancyu』に載っていた「食事 太華」の唐揚げにハマっていて、2週間くらいの間に3回作っている。味付けはしょうゆだけ、衣は片栗粉だけというめちゃシンプルなレシピなんだけど、すごくジューシーにできあがる。材料を重量管理しているので、塩味もちょうどいい。1回目は日向鶏で、2回目は阿波尾鶏で作り、今回は知床どりで。近所の肉屋で買える鶏もも肉が、この3種類なのだ。食べ比べてみたくて、3種類作ってみた。

値段でいうと高い順に阿波尾鶏、日向鶏、知床どりなのだが、どれもおいしくできた。むしろ阿波尾鶏はもも肉1枚が大きすぎて450gくらいあるので、レシピに合わせるために調整が必要になる。日向鶏くらいがちょうどいい気がする。

おいしい唐揚げをつくるコツのひとつが、味付けの前に余分な脂をとることだ。これは、「入門! ホムパの達人」でフライドチキンを作ったときに習ったことで、「食事 太華」の唐揚げレシピにも書いてある。この作業はホムパの達人で習った以後、唐揚げをつくるときは絶対にやっている。なんなら、唐揚げじゃないときでも、鶏もも肉を調理するときはやっている。昔は鶏肉の皮や脂が苦手だったが、この処理をすれば臭みやぐにゃっと感がなくなって、おいしく食べられることがわかったからだ。

筋肉の間の黄色い脂肪をとっていると、膝の手術のことを思い出す。前十字靭帯再建手術をしている間、術野を画面で見ていた。画面には、白くてつるっとした骨と、黄色くてつぶつぶした脂肪、そしてふわふわと漂う切れた靭帯が映っていた。

脂肪は普通、関節のあたりにはあまりないそうなのだが、靭帯が切れているところを補う? ようにして、脂肪が増えていたそう。人体、健気だ。膝のなかにあった脂肪と、鶏もも肉の脂肪はだいたい一緒に見える。生き物を構成する要素はそんなに変わらないのだな。

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