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元夫と私

元夫は、とてもまっすぐな人だった。
自分の主張をまっすぐにできる人。
そんな真っ直ぐなところが、
私にはなくて惹かれて結婚した。

だけど、彼はADHDだったし、
結局私もADHDだった。
気づかずにいて、一緒に子育てして、
当時は本当に大変で、
お互い伝わらない怒りを
ぶつけ合ってばかりだった。

私の特性の出かたと
彼の特性の出かたは
真逆のようで、
それが良いことも
とても悪いこともあった。

2人ならまだ良くても、
そこに子どもたちができて、
足並みを合わせることも
すごくすごく難しくなった。

一人、二人と増えた子どもたち、
楽しいこと・幸せなこともいっぱい
だけど、合わせられないことも
いっぱいになっていっった。

三人目が生まれて、
帝王切開での出産も
先天的な病気の治療も
私たちの価値観外にあった。

その固執した価値観を越え、
もう一段広い視野を手にいれる。
そのために、一緒に頑張ること、
それが出来なくて離婚した。

もうお互いにパニック状態の限界で。
離婚して、対立をして、許せない時期が
ずっと続いていた。

何を許せていなかったのか…。
それは、
お互いの大切にしている価値観を
否定するしかなかった幼稚さだ。

伝え合うべきことを
伝えるための努力を
重ねられなかった幼稚さだ。

今はお互いそれぞれの暮らしの中。

子どもばいたから求めすぎた
『父親の役割』
それが、彼らしい良さを奪い、
私の惹かれた彼を湾曲させていた。

これからは、彼らしい良さを発揮して
人生を楽しんでいてほしいと
心から願う。

もちろん、父親であることは
変わらない。
だからこそ、一人の人としての
大切な魅力を伸ばし続けてほしい。

それは、私だって変わらない。
自分自身を確立して、一人で立つこと。
一つになれるから、誰かと協力できる。




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