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好きなことへの疑いがなくなること

私は好きなことをなかなか『好き』と言い切れなかった。
『好きかもしれない』という感じで、近づかず離れず。機会があればやってみよう…くらいの距離感でいることがとても多かった。だけど、最近とても『好き』なことができました。

それは、バイクに乗ること。

バイクに乗ることは4年前から始めて。乗ってる時間は気持ちよくて好きでした。
だけど、『本当に好きなのか』と言われると、それはわからないな……と、いつものように『好き』な気持ちに自分で疑いをかけていました。

そんなバイクだったけど、今は『好きなんだ』と言えるようになって。それは、上達したからとかではなくて。
乗ってる時間に感じる色んなことが、『好き』を支えてくれるようになったからだなと思います。

・バイクに乗る気持ちよさや快適さ
・バイクを勧めてくれた人とのこれまでのやり取り
・バイク初心者の私に合うバイクを真剣に考えて相談にのってくれた人たち
・バイク事故を起こした経験
・バイクで出掛けた思い出
・バイクに乗りたいと思った日のこと
・バイクを諦めようとしたこと
・応援してくれた人たち


私が今バイクに乗るときには、こういう色んな気持ちが湧いてきたりする。乗ってる時の嬉しい気持ちの中に、こんなにたくさんの思い出と応援してくれた人たちが居てくれて。

その全部を合わせて、私はバイクが大好きになった。

乗ることは好きだけど、本当に好きかどうか分からない…とか。
そこまで上達出来るか分からない…とか。
バイクの何が好きかよく分からない…とか。
『好き』にたくさんの疑いをかけて、自分の気持ちをグラつかせてきたけど。

今は色んなことがあって、だからこそ『大好きだ』と言える。
上達するしないとか、何に惹かれてるのかとか、色んなできるできないじゃなくて。
私はバイクが好きなんだということは、揺るがないということが分かった。

そういう好きがあっても良いんだなと思えている。
これまで私なんかより真剣に親身に
『どんなバイクがいいかな…』『大事に選んだほうがいい…』
と考えてくれた人がいて。
そういう人からの気持ちが、私は嬉しかったなと思う。

一番最初、車もオートマ限定で、クラッチの意味さえ分からず、バイクに乗れるかも不安だった私は、『50ccでクラッチのバイクがいい』と言っていた。
そんな50ccのバイクなんて、あまりなくて。
製造自体が終わってるので、中古になるし。
手に入るかどうか分からないようなものだったから、面倒くさい、とても優柔不断な理由での注文だったなと思う。

それでも、私のそんな面倒くさい要望でも叶えるべく、真剣に探してくれて、中古車を道内で売ってるところを見つけてくれた人がいる。そして、バイクを買うなんてこと考えたこともなかった私が、初めて購入したのがYAMAHAのYB-1というバイクでした。
そのバイクが届いた時の、とんでもなく嬉しかった気持ちを私は忘れることはないと思う。


あれから4年が経って、今私が乗らせてもらってるバイクはYAMAHAのSR400というバイク。
どちらもとてもレトロで、アナログで。私の好きが詰まっているバイクだなと思っています。

応援してくれる人たちに少しでも、私が貰ったような『あったかい気持ち』を返せたらいいなと今は心から思う。
そんな気持ちで乗れることが、とても幸せだなと感じる。

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