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一人の時間。確保できることの幸せ。

私には、今家がふたつある。
子供たちと暮らす家と、
自宅サロンとして使っているワンルーム。

定期的にワンルームに篭り、
一人でしばらく暮らすことがある。
月に一度10日くらいだから、
結構な頻度ですが必要な時間なのだ。


私は一度、子育てから逃げ出した。
子供は3人いる。
それなのに、できなくなった時期がある。

私は自分がどんな人間なのか全然知らなかった。
みんなそういうものかもしれないし、
今は自分を十分わかっているのかと言うと
決してそんなことはない。

だけど、自分の感覚や感情に耳を傾けることが
出来るようになった。
自分の感じていることを無視しなくなった。
それは、私にはとても大きな変化だった。


自分で自分を無視し続けると、
突然シャットダウンが起きる。
それが、精神的な鬱症状かもしれないし、
身体的な病気としてかもしれない。

現れ方は人それぞれだけど、生きづらくなる。
抱えきれないほどの不安やストレスは
人を死に向かわせる。


そこから、私は子供たちを祖父母や元夫に
お願いして、一人になった。

一人って、寂しい。
だけど、自分の声だけが聞こえる。
どう思うの?何がしたいの?何が怖かったの?
そういう声から逃げ出すことも出来るけど、
私は向き合わせてもらった。

自分に溜まっていた感情を吐き出しながら、
今の声を聞くようになった。
過去の感情の蓄積は、今の声を歪めてしまう
そんなことも知った。

そして、今ようやくまた子供たちと暮らし始めた。
だけど、自分の弱さを知っているから、
一人の時間も確保させてもらっている。

定期的に一人になることで、
自分自身も保つことができるし、
他者を感じ・考えることもできる。

いつも一緒にいる安心感もあるけど、
いつも一緒にいることだけがBESTじゃない。
少なくとも、私にはそうなのだ。

子供たちと離れると、日常での会話を振り返る。
そうすることで、彼らの言っている
『本質』に気付けたりもする。

一人の人として尊重し合えるために
今の私には大切な一人の時間。

そして、その時間を確保させてもらえること
それに協力してくれる人たちへの感謝も
たくさん感じることができる時間になっている。


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