見出し画像

152cm女のバイクの話

私は身長152cm程の小柄な38歳の女で、バイクというとスクーターとかを連想されてしまいそうな雰囲気の人かなと思ってます。

そんな私ですが、実はバイクの中型免許を取得して3年になりました。北海道のバイクシーズンは短くて3月下旬から10月下旬くらいまでになります。さらに、バイクを手放してたり、事故があったり…と、たった3年の中でもほぼ乗れなかった年もありました。
それでも、試乗に行ったり、レンタルしたりも含めて、いろんなバイクに触れてこられたなぁと思います。そのことで、随分自信もついてきたと感じてます。

これまでに乗ったことのあるバイクはこんな感じで。低身長でも走りやすいものが多いですが、だんだんとレベルアップを図れているかな…と。

写真付きの記事はコチラ

・YAMAHA YB-1  
 →50ccのクラッチ付きバイク
・HONDA レブル250 
 →アメリカンタイプの足つきめちゃくちゃいいバイク
・HONDA モンキー125  
 →見た目がめちゃめちゃキュートな小型バイク
・HONDA クロスカブ110 
 →アクティブな感じのカブ
・HONDA スーパーカブ110
 →昔から変わらぬ形の誰でも乗りやすいバイク
・HONDA CB400
 →はじめての4気筒。低重心で乗りやすい!けど、重たい!バイク。これはレンタルで一日のみ。
・YAMAHA SR400
 →単気筒のクラシックな400ccバイク。キックエンジンで昔から変わらぬ形のレトロバイクです。今年手に入れることができました!!

以上が、これまでに乗ったことのあるバイクです。
とても嬉しいことに、バイクを勧めてくれた人がたくさん乗って経験した方がいいと、色々なバイク屋さんに連れて行ってくれたり、試乗一緒にしてくれたり。実際に購入してくれたり購入させてくれたり。私ひとりでは、こんな風にたくさん乗ることはできなかったと思いますが、色々と経験させてもらうことができました。

私がバイクに乗り始めたのは、北海道に移住したことと、バイク好きな人が身近にいてくれたことがきっかけでした。最初に走った道は、富良野市内からかなやま湖のキャンプ場までの片道50Km程のコースでした。一緒に走ってくれたのは、バイクを勧めてくれた人で、250ccのパリ・ダカールという何ともかわいいトリコーロールカラーのオフロードバイクで先導してくれました。そのオフロードバイクに乗る颯爽としたの姿を見ながら、私はレンタルした50ccの黄色いHONDAのスクーター『タクト』でついて行ってて。

最初は全然わかってないので、スクーターにしては結構な速度で前のパリ・ダカールを追いかけていて、まるで自分も同じような動きができているかのような錯覚のなか、すごく気持ちの良い道をビーンと走ったのが始まりです。

それから、バイクの所有なんて考えもしなかった私ですが、何と50ccのギア付きバイクYAMAHAのYB-1を購入。
私は車もオートマ限定で、クラッチの意味さえ分かってないまま35年を過ごしてきたので、いきなり教習所に行こうとまで思えなかったのです。そこで、クラッチ操作を理解するために購入したのがこのYB-1でした。

この子がまた私にはとても合っていて。キックで始動するというアナログ感も、バイクらしいたたずまいも大好きになって。毎日毎日富良野周辺の素晴らしい景色の中を、この50ccのバイクと走り回りました。
6月に購入して、北海道のバイクシーズンがオフになる10月末頃までで、およそ4,000Kmを走っていました。

過酷な十勝岳も、何度も何度も一緒に登ったし。
初めてバイクツーリングしたかなやま湖までのカーブだらけの道もなん往復もしました。
美瑛の丘も走り回ったし。
オフロードタイヤを買って履かせて、ダートにも挑戦しました。

そんなワンシーズンを越して、翌年遂に小型免許を取得。やっぱり中免までほしい!と、連続して入校し、中型免許までを一気に取得しました。

そこから、中型バイクを探すんですけど、ここからが本当にバイク選びの難しさに飲み込まれていきました。バイクは本当に多様な種類とカスタムがあって。自分にあうものって、本当によく分からなくて。
歳のせいもあってから『んー』と考えてしまって、直感でピーンとくることかもあまりなかったし、『カッコいいかも!』と思ってもシート高が高すぎて諦めたり…。

このシート高問題。今では結構慣れてきて、足先がツンツンでも『イケるかも!』って感じになってきていますが(なかなかの成長です!!)。身長152cmの私にとって、シート高の壁は結構高くて。乗る自信のもてるバイクがはじめの頃は全然ありませんでした。だから、最初はレブルだったりモンキーだったりと安心感のあるバイクを選んで乗っていましました。

シート高がガクッと低いアメリカンタイプのレブルは、重さはありますが、とにかく足つきが良いので不安がなく乗れました。それでも重さは十分あるので、最初のバイクとしては不安はないわけではなく、エンジンガードをつけて、ハンドルも操作しやすく手前にくるタイプに取り替えることで自信と安心感をアップさせて乗ることができました。レブルのおかげで、大きめバイクの取り回しの方法が身についたかなと思います。それに、自分用にカスタムすることの楽しさと必要性もすごく感じさせてもらいました。

モンキーは、とにかく見た目が小さくて、全長が短いので小回りが効きまくり!!だから、取り回しが簡単なのです。ちょっと右に行きたいと思えばクイッとハンドルが回ってくれますから、行きたい方向に自在にいけちゃう感じで、操作しやすくて初心者向け。さらになんと言ってもデザインが可愛いです。だから、すっごく持っていると気分が良いという一台でした。

だけど、私はこの全長が短くて直進性が弱いモンキーの振動だったり不安定感が怖かったという時期もありまして。田舎道や峠道なんかでは、安定感のあるフルサイズのバイクのほうが向いてるのかなと、今となっては思います。
街の中を気持ちよくミッションを使いながら走るにはとても楽しいです。モンキーでは、バイクのギアチェンジの感覚とか、カーブの曲がり方の練習になったかなと思います。

あとは富良野から割と近い美瑛の丘の小道なんかをビーンと走ったり、道を間違えてもUターンが難なく出来るので安心して細々した道を走れて楽しかったなぁと思います。

50ccのYAMAHAのYB-1は、ロータリー式のギアで、踏み込んでギアを上げていきます。普通のバイクはニュートラルから一速にするときは踏み込み・2速目以降はバーを足の甲で持ち上げながらギアを上げていきます。そういった操作の違いもあったり、乗り味も全然違いますし、30km/hの速度制限もあります。

カブはまた手のクラッチがない、足のギアチェンジのみのバイクなので、また大きく違った種類の乗り物感があります。

50ccのYB→125ccモンキー→250ccレブル→400ccSRと。
年々排気量を上げてきて、どんどんバイクの違いや乗り方の違いを感じることができたなと思います。以前は全然乗れる気のしないサイズのバイクが殆どでした。オフロードバイクなんかは全く両足着かないレベルですし。それでも、軽いスリムな車体なので、今はお尻ズラして乗れるかなと言う気持ちになれたりします。
実際にYAMAHAのオフロードバイクのセローは試乗までさせてもらえて、高さはあるけどすごく安心感のある走りやすいバイクだなと感じました。それくらい、自分のバイクに対する印象が変わって、乗れるバイクの幅が広がってきているのがまたすごく嬉しいなと思います。

小さな体だったり、不利なことはたくさんあるけど、好きなことを続けられるというのは、とてもいいことですよね。初めてバイクを見に行って、HONDAのお店でレブルにまたがった日の、あの『これなら乗れるかも!』っていう自分の表情がカメラに残されていましたので、載せさせてもらおうと思います笑。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?