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美術展『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきてやむに止まれぬサンサシオン』
開催概要
展覧会名 ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきてやむに止まれぬサンサシオン
会期 2023年9月9日(土)〜2023年11月19日(日)
時間 10:00〜18:00
会場 アーティゾン美術館
「ジャム・セッション」とはアーティゾン美術館が保有するコレクションと現代美術家の共演で、今回で4回目となるらしい。
山口晃さんといえば、地図のような細密画の印象が強く、一度生でその作品を見てみたいと思っていました。本展では細密画はもちろんのこと、インスタレーションや、セザンヌ、雪舟らを独自に解釈した解説、それらにインスパイアされ創作された新作絵画など、幅広く作品に触れることができます。
開幕したばかりの展覧会に行ってきました。
まず、6階展示室の最初に出迎えるのはインスタレーション《汝、経験に依りて過つ》。
小部屋のようなところに足を踏み入れると、平衡感覚を失うのかフラフラして真っ直ぐ歩けなくなる。1人だとちょっと恥ずかしい。(係の方が優しい眼差しで見てくださったのでありがたかった。笑)カップルで来ている方々などは結構盛り上がっていました。
展示室は広々とした空間に作品が点在し、順序関係なく自由に行き来できるようになっています。
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作品近くには《おおセザンヌ》と題したパネルがあり、セザンヌの画角の捉え方や色使いなどを独自に分析したメモが書かれていてかなり興味深い。
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細かいところまで見られるのは生ならでは。人のシルエットが一つ一つちゃんと違う。
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アーティゾン美術館のある日本橋を描いたもの。赤い屋根は高島屋。
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この辺りはよく通るから、自分の記憶にある地図と比べて見ると楽しい。
本展唯一の撮影禁止作品のため写真はないが、雪舟の《四季山水図》を模した《アウトライン アナグラム》は、メインの展示エリアから少し奥に進んだところにあります。なんともいえない独特の雰囲気をまとい、スーッとその世界に引き込まれるような不思議な感覚になりました。
始まったばかりとあってか、平日の午後にも関わらず館内は賑わっていました。とはいえ、上野や六本木の美術館のような混雑はなく、好きな作品を好きなだけじっくりと味わえます。
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