片付け嫌いの究極レシピ#1、レンチン椎茸

 アメリカのコメディアニメ『サウスパーク』ではランディが料理に目覚める回があったけど、ランディは一晩中手のこんだ料理をして、片付けは朝、奥さんにやらせていた。最悪だ。朝起きて、一晩中夫が散らかした台所を片付けるのは地獄だろう。でも、正直羨ましい。料理は好きだけど、片付けは嫌いだから。

 ということでなるべく片付けが楽なレシピを考えて、メモしておこうと思う。たくさん、集まったら夜中にnoteの投稿一覧を見ながら酒を飲み、気が向いたら料理をしようと思う。そんなに続くかな。


 今日のレシピはレンチン椎茸。文字通り、椎茸をレンジでチンするだけ。もちろん、肴としては極上。ダイエット中の夜食にも良いし、酒の〆にもなる。え? 椎茸が〆になるかって? 絶対ならない? まあ読んでみてください。


①準備するもの

・生椎茸。干してるやつはダメ

・ネギ(これもスーパーで切った状態で売られてる物)

・鰹節(個包装の使い切りタイプが楽)


②手順

 まず椎茸の足を取り、流水で洗いながらゴミを取る。このとき、包丁ではなくハサミを使うと片付けが楽だよ。

 次に、深めの皿(ここが重要。どんぶり鉢ほど深くはなくていいけど、ある程度深さがあった方が良い)に洗った椎茸を入れて、ラップをかけてレンジで500Wで2分30秒チンする。椎茸が多い場合はもう少し時間がかかるかも。

 最後に、ネギ、鰹節をふりかけて醤油を垂らせば完成。


③どんな味?

 レンジから取り出すと、皿に椎茸の水がたっぷりと出ているのが分かる。しかし、やつはまだ大量の水を隠し持っており、噛めば口の中にグアニル酸のスープがあふれ出す。

 グアニル酸とは言わず知れたうまみ成分だが、本当にただただ、うまみの味しかしない。何といっても、シイタケと鰹節と醤油だから。ほとんど醤油ラーメンのスープです。

 焼き椎茸の香ばしさはないものの、鰹節がそれをカバーしてくれているので、香りは上々。「焼き椎茸の方が美味しいだろ」と言う人は往復ビンタします。そりゃ、キャンプでもしてて、目の前に火があるなら良いけど、こっちは家で酒飲んでるんだ。酒飲みに火を使わせたら危ないだろ。歯ごたえも抜群で、ここに砂肝とかハツがあれば、言うことなし。

 食べ終わったら、皿に残っている椎茸から出た水に、醤油を垂らし、給湯器から熱湯を注ぐ。すると、二口分くらいのスープになる。(このために皿は深めの方が良い)

 こうすれば、皿に残ったネギなんかも、立派な汁の実だ。これがまた旨味の塊で、酒の回った身体に染みわたる。これ、マジで〆になりますよ。

調理時間はおよそ5分。肴としてはチョコやさきいかよりも上等だし、なんといっても洗い物はハサミと箸と皿だけ。ハサミは布巾で軽く拭けばいいし、皿と箸だけなら一分で洗える。

 いやー、家飲みしててこれだけ上等なものが食べれたら最高だ。今度、友だちが来た時に作ってあげよう。片付け嫌いor片付けをしない人は是非お試しあれ。

 


 

 

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