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2023年11月24日のLa dolce vita

わたくしの近況。

スウェーデン人のウェブデヴェロッパーが作ってくれた公式サイトのウェブホテルがバングラディシュかどこかにあるのですが、凄い頻度でダウンする。今もダウン中。
ウェブホテルの場所を変えようと思って移行する為のキーが欲しくて連絡してもお返事なし(支払うべきインボイスは来る)。せっかくのhttps://sakikato.comっていう素敵なドメインを変えざるを得ないかも。せっかくGoogle検索上位なのにー。

同姓同名のチャイルドアイドルだった子がもはやチャイルドアイドルでなく大学生になり、芸能界を辞めて普通の女の子に戻ったことを知る。全く面識はないけれど、本当におつかれさまです、という気持ち。これで検索しても出てくるのは私のみ、なんだか寂しい、気が向いたらLilla FlickaのMVに出演して下さい。

ピアニスト浅川太平さんの六本木Satin DollでのJazz in Literatureソロピアノライブのプログラムを書かせていただきました。4日間で14冊読んで、要約、ハイライトを選定&引用しました(数々の素晴らしい物語に私のパッションが溢れてしまい私的な文章も少しばかり混じりましたが)。燃え尽きて真っ白になりました(半日だけですが)。素敵な企画に携わらせていただき光栄でした、ありがとうございました。

エリック・ドルフィー曰く、

“When you hear music, after it's over, it's gone in the air. You can never capture it again.”

というわけで、音楽が消えていくことは自明ですが、あのライブにいらした方々にしか通じない言葉、というのはとても面白いな、と思っています。大切に全精力を込めて書いたものが、いらして下さった方にしか読めないという刹那的な悦楽。私自身は宣伝もしなかったし。あんなに短期間であんなに物語を読んで私的でない論理的な文章を書き上げたのは(要約にはロジックか必要だと思う)翻訳案件以外では文学部の卒論『身体マイノリティ論』を書き上げて以来。早稲田の教授がほとんど指導してくれなくて、なぜか大変ありがたいことに代わりに慶應院卒の師匠が指導してくれて。また別のダンスとセクシャリティを扱っている慶應の教授も気に入って下さり、原本を差し上げてしまったので、パソコンのドライブの海の中のどれが最終版なのかもはや本人にもわからず。ミシェル・フーコーとか引用して、精いっぱいの背伸びだったけど、我ながら面白かったと思う。近代以降は身体は疎外されているから、疎外されたマイノリティ(この言葉自体がナンセンスだけど便宜上)との親和性が高く、クラブカルチャーの発生、発展に大きな役割を担ったという理論。

次の日は関内Venusにて、コーラスグループVenus Sistersのライブ。まりこちゃんのオリジナリティ溢れるアレンジが私とは全く別世界で新鮮。市川美鈴さんの美しい高音と閃き。アレンジものもなんなくこなしてふくれて、ソロ曲では自由に歌わせてくれるセンスの塊の寺屋ナオさんのギター。お客様も裕美ママも含めて皆仲良しすぎて、今回も楽しすぎて笑いすぎて歌えなくなるギリギリだった。

本日。9月にローンチしたばかりのハリス島のジンのイベントに招集され、喜んで伺う。
https://harrisdistillery.jp

ジャズ界のブラックホールと呼ばれる私の胃袋ですが、コロナ後遺症を経てまたちょっとずつお酒も飲めるようになってきたので、ハリス島のジンとウィスキーをいただく。本当に美味しかった。ゲストスピーカーのピーターさんがとてもパッショネイトで、製品への愛、こだわりを感じた。愛は人に伝わってしまう。私たちは愛に関する何らかのレセプターを持っている。

写真は私が今気になっているドーナツの深淵と虚無。


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