見出し画像

日本文化をもっと知りたい

東京都有形文化財『 百段階段 』

ホテル雅叙園東京内で唯一、木造建築のこの建物は、旧目黒雅叙園の3号館にあたり、1935年に建てられました。

かつては7号館まであった目黒雅叙園は、一般庶民でも気軽に入れる料亭として、さらには料理だけでなく目でも楽しめるようにと館内の装飾にこだわり、誰もが一日『 お大尽気分 』で過ごせるようにとの思いで開業されたそうです。

1991年の目黒川河川工事に伴い、この百段階段のみを残して他はすべて取り壊され、現在のホテルとオフィスからなる新施設となりました。

先日、この百段階段を専任のスタッフさんによるガイド付きで観て回れる ギャラリートーク付き特別見学会 に行ってきました。

閉館後に観て回れる企画だったので人もまばら。

下から見上げる階段はノスタルジック。一気に87年前にタイムトリップします。

画像1

階段の天井には、すべて縁起物の扇が描かれています。

階段の途中には、それぞれ趣の違う7つの部屋。天井や欄間に描かれた絵や、長押や床柱に見られるこだわりの装飾。息をのむ絢爛豪華さ。

画像2

画像3

※7つの部屋の中でも特に絢爛豪華な 漁樵(ぎょしょう)の間。すべてが彫刻で装飾されています。

もちろんこのSNS映えするような装飾にも圧倒されるのですが、ガイド付き特別見学会の面白さはそれだけではありませんでした。

画像4

例えばこの 組子障子。 釘を使わず細い木片を組み合わせて緻密な幾何学的紋様を作り出す 組子 といわれる伝統的な技法を障子に用いたもの。障子の低い位置に組み込まれているのにも理由があって、お客様が畳に座った時にちょうど目の高さになって、食事を待つ間も楽しめるようにとの配慮からなのだそうです。


画像5

美人画を得意としたといわれる近代日本画家 鏑木清方 が天井画や欄間の絵を描いた 清方の間。歌舞伎の演目にもなったこの『 娘道成寺 』をはじめ、四季をモチーフにした美人画が欄間に描かれています。

ちなみに私はこの部屋がいちばん好きでした!特にこの『 娘道成寺 』にとっても心惹かれてしまった。舞踊という繋がりからでしょうか。


画像6

他にも挙げたらキリがないのですが、窓の隅板が色々なデザインになっていて、それぞれ縁起物といわれるものをモチーフとしていたり、

写真では分かりづらいのですが、横から見ると波打ってるガラス板だったり、

天井の低い部屋は圧迫感を与えないように、長押や柱を丸い木に、欄間の絵を横長に、と配慮されていたり。

細部に散りばめられている職人さんの技術やこだわりがとても素晴らしかったのです。

知らないことがたくさんあるんだなと、そして日本文化、その文化財にますます興味を持ち始めた私自身を発見しました。好きなんだな。笑


画像7

この『 百段階段 』という名前は俗称で、実際には99段しかない階段廊下。その理由についても教えてくれます。

ワクワク満載の ギャラリートーク付き特別見学会。

大満足で雅叙園を後にしたのでした!



いつかのいつか、こんな場所で踊れたら素敵だろうなぁ🤤(妄想力は偉大) 

先日お寺さんで作らせて頂いたアートプロジェクト映像をきっかけに、私の踊りと日本文化とを何か絡ませていけたらいいなと、密かに思いはじめています🙏✨


最後までお読み頂きありがとうございました💐

※タイトル画像の写真に使わせていただいたのは、百段階段にて展示されていた、入江千春さんの作品。『 あかり絵 』といわれるこの作品は、素焼き人形と照明、博多弁をあわせた灯りのオブジェだそうです。この雛飾りの作品タイトルは『 こら、みんな動かんとっ😂 なんとも心くすぐられます♡


#百段階段 #ホテル雅叙園東京 #日本 #日本文化 #日本文化財 #japaneseculture #japan #和 #日本建築

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?