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春が来たベランダ 2020.4.4

3月後半から毎日日記を書くというペースを失っていたけど、そのかわりに7000字くらいかけてインテリアについて日頃考えていることをアウトプットしてみた。

毎日さらっと日記を書くのと、それなりにまとまったものをじっくり書いてみるのは脳の使う場所が違う。ここ数年はインターネットのインスタントな情報に触れて短い時間で思考をすることにばかり慣れていたけど、本当はこういうものをじっくり書く時間をたまに取るのがいいんだと思う。

ドレスを作っている時も、インテリアについて考えている時も、視覚的・感覚的なものをロジカルに文字に落とし込む方法をずっと試行錯誤している。直感で正解をすぱっと出せるのは職人芸として素晴らしいかもしれないが、私はたとえ直感が衰えたとしてもいつでも安定して正解を導き出せるロジックが欲しい。ものづくりがしたいというよりは、良いものづくりとは何なのか、どうやればいいものが作れるのか、それを解明したいという欲望が強い。

そのためには、「書きながら作る」「作りながら書く」というのがいいのだろう。ドレスの作り方ブログでフリーランスとして社会に出たときに、まさにやっていたことだ。

目移りしがちでひとつのことにどうしても集中できない自分は、いろいろな既存の活動と同時進行で「はじめてやる」ことを1つくらいやっている。いままでずっとそれを弱みだと思っていたけど、「まったくの初心者」から「それなりの中級者」になるまでの過程を、そこまでの思考を、わかりやすく言葉にすることができたらそれはちゃんと価値になるのかもしれない。できるだけ書いて残していきたい。

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まだまだ始めて間もないものとして、ベランダのガーデニングがある。寒い間はテンションが下がってしまって荒れ放題にしていたベランダを、あたたかくなって花粉も落ち着いたので今日やっと掃除した。

ここ1年くらいずっと観葉植物を育ててきて、はじめて一冬超えることができた。無事に寒さを超えられたものもあるし、うまく管理できずに枯らしてしまったものもいくつかある。

写真に写っているフェニックス・ロベレニーという椰子の木は、関東の冬を超えられるギリギリの耐寒性の植物なのだけど、あまりに育ちすぎて室内に入れることもできず外に置きっぱなしだった。先日の突然の春の雪もありひやひやしたけど、なんとか持ち堪えてくれたらしく葉がどんどん伸びはじめている。

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そしてこちらは手すりに這わせるように育てているモッコウバラ。冬の間少し葉が落ちていたが、3月後半からのここ2週間くらいで一気に新芽が出始めた。

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小さなつぼみもいくつか発見。

ただ、気付いたら葉っぱがだいぶ黄色くなってしまっていて、調べたらどうやら水切れが原因らしい。寒い時期に水やりを控えていた気分のまま放置しがちだったことを反省し、今日は十分に水をやって活力剤もあげてみた。植物っていつ動いているのか全然わからないのに、手間隙かけて世話してあげないとすぐに元気がなくなってしまうから難しい。花の時期は4月末〜GWあたりとのことなので、うまく咲いてくれるといいなあ。

外に出づらい時期だからこそ、こういった命の動きを感じることができる活動は、精神の豊かさを保つために大切だなあと思う。

観葉植物検討している人は、以前紹介を書いたので育てやすい種類からぜひ始めてみてください。去年の夏に書いた記事なので、冬越しがうまくいかずに枯らしてしまったものもあるけれど……。


たのしいものを作ります