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引き受けて生きる

「私らしく生きたい」
「私の人生を生きたい」

そう願って生きてきました。

でも、私らしく生きるってどういうこと?
その探究の道の途中で見えた景色を少し書いてみようと思っています。

自由に、したいことをしてきた人生

突然ですが、私は仕事が好きです。
それは「職業としてやっていることが好き」ということにとどまらず、家族、余暇、友人など人生には多様な要素がある中で「仕事という要素が好き」なのです。

思えば大学・大学院の研究室時代から仕事が好きでした。(研究室のコアタイムが9時〜17時だったので、私の中では研究は仕事に分類されていました。笑)
新卒でメーカーに入社した後、「このままこの会社で同じ仕事し続けるのは違うかも?」と思って転職するのですが、その時も仕事としてもっと楽しいことができるのかもしれない!とワクワクしたことを覚えています。

なぜこんなに仕事にこだわっているのかな〜と今になって考えてみると、仕事って自由だなーって感じてることに気づきました。
逆の感覚を抱くものは、生まれ持ったものや家のこと。
長女に生まれたこと、女性として生まれたこと、この顔に生まれたこと、自分の名前、妹が2人いること、私が家の後継となるんだろうなーと予想できること、などなど。あげたらキリがないくらい。嫌なことと嫌でないこと、好きなこともなんならあるけれど、とにかくこれらは所与のものであり、良くも悪くも私を縛るものとなりうる、という感覚でした。
(最近やっとこの感覚が言葉になってきたよ)

それに比べて仕事ってなんて自由なんだろう。
受ける会社も自分で決められる。内定が出たら行くか行かないか自分で決められる。住む場所も家も決められる。部署異動も上司に掛け合える。
お給料で買い物もできるし、有休もある。
これから先やりたいことが変わっても、それはそれで、そのときにまたやりたいことができるように努力できる。
え、もう、最高に自由で楽しい。そう思ってました。

一転、思い通りにならない!

そして次に私の人生にやってきたのは、息子でした。
これがまた!子育てって自由とは真逆なんですね!?!??

寝たい時に眠れない、食べたいときに食べたいものが食べられない。会いたい人にも会いに行けない。
抱っこしていないと泣くってなに!?散歩になんて行きたくないのに。
考えて作ったご飯なのに食べないしこぼすし汚す。
「やらないで」って言ったことだいたいやるし。
もーーーー!なんなのーーーーー!!

とにかく思い通りにならない。全部全部ぜーーんぶ息子に合わせないといけない。はあ、私の自由は奪われた。
そんな感覚でそんな気持ちで子育てしていました(今もまあまあこの感覚になります。)

(我ながらなかなかの表現をしてますが、これは感じていることの一部。息子はほとんどの時間においてかわいくて愛しい存在です!)

加えてこの時期に実家に帰る機会があり、実家をどうするのか?に意識が向いていました。実家は群馬の田舎にあり、小さい頃から家やお墓を守る意識を持ちながら成長してきました。三姉妹の長女なので私が継ぐ役割なのかな?とぼんやり感じていました。

いよいよときが近づいてきているな~
でも私は今実家には帰りたくない。嫌だな~~
いや、でも、私がこの役割を担わないと妹たちに迷惑かけちゃうかな?
えー、熱意わかない、やだな~~~~

こんな気持ちがぐるぐるしていました。

「引き受けて生きなよ」

とある場で、子育てや実家について感じていることを言葉にする機会がありました。

「本当にしんどい。子育てなんて私のやりたいことじゃない。実家のことに首を突っ込むのも嫌だ。でも私がやらないと妹たちにやらせることになっちゃいそうで気になる。そんなことより仕事だけしていたい。やりたいことをやらないと私の人生じゃなくなっちゃう」
気づけば湧いてくるままにそう口にしていました。

返ってきた言葉は、
「それがあなたの人生なんだよ。抵抗しないで、引き受けて生きなよ」

「いやだ、やりたくない」
言葉ではそう言いつつ、なんだか身体の奥のほうから違う感覚が顔を出し、涙がこぼれました。
思考は「そんなの私の人生じゃない。思い通りに生きたい」と主張します。
でも身体感覚や感情の動きから感じたのは、「ああ、そうか、これかあ」と降伏していくような、なんだかそれを知っていたかのような、それがやっとわかったかのような感覚で涙が出るのです。

この体験から私が受け取っているのは、「いのちは知っている」ということです。
自分が経験したいこと、みたい世界、生きたい現実。
思考ではわからないけれど知っている。
そんなことを感じました。

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