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文系コンプをちょっぴり克服した話

最近農業の関係でお世話になっている人がいるのですが、
その方からふと「理系の考え方してるなと思ったよ」と言われました。

私、それがめっっっちゃ嬉しかったんです。
なぜなら理科も数学も会計の計算も全くニガテだったから。自分は理系とは程遠いと思っていました。

その方は私がシカを捌いたり、干し柿作ってみたり、稲刈りしたり、、色んなことに手を出しているのを見て、飽くなき探究心があるということからそう思ってくれたようです。

ん?でもそれってイコール理系ってことなの?

そういえば、デンマークからの留学生がこんなことを言っていた気がします。
「サイエンスは理系とは限らない!誰だってできるんだ!」

哲学者の野家啓一英さん曰く、”英語の「サイエンス(science)」は知識あるいは知を意味するラテン語の「スキエンティア(scientia)」に由来する言葉であり、当初は知識や学問という一般的な意味で使われていました。 そこに「実験的方法に基づく実証的知識」という特殊な意味が加わるのは16、7世紀のことです。”

つまり、科学って別に数学や物理のことでなく、自分の知識から色んなことを試して、その結果から上手くいく方法を探求することなのでは?「理系」は数学や物理をやる人になるけど、その本質はあんま変わんないじゃ無いかな。
(もはやそうと思いたい笑)

同時に、怖いのは「点数が悪かった」=「できないこと」ってことがその後の人生ずーーーっとインプットされてしまうこと。
もしかしたら向いてるかもしれないことに対して道を閉ざす理由になってしまうこと。

過去の経験から自分の限界を決めつけるのはもったいないな、と思いました。

サイエンスの定義が、
試行錯誤を繰り返していくことであるように
机の上だけで完結する計算力とか、文字式を解くための論理的思考力よりも
ずーーっと本質的なことが「理系」の授業にはできるはず。
生きる上でね。

そういう部分大事にしたいな。

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