ミニマリズムは、辛いよ①

物にあふれた生活より、物が整理された生活の方が快適なのはわかってる。

わかってるからミニマリズムを取り入れ始めたけど、辛い。カライじゃなくてツライ。
何が辛いって一言で「捨てる、整理する、片付ける」と言ってもそれは結果で、そこまでのプロセスが膨大だからだ。

「捨てる」は精神的なプロセスとして決断や納得を避けられない。
「整理する」は私の場合一番簡単。使用頻度の高低で分けるだけ。
さて「片付ける」に至っては単に物を納めるだけかと思いきや、どこにどの様に何を使って」という新たなプロセスが発生する。

さあ、もうここまで来たら片付けなんて辞めてしまいたい。
不用品を捨てて、整理して、ここまで来たのに片付けることができないときっと部屋は雑然としたまま。それゆえまた再び物が増えても気にならなくなってしまう。かの有名な部屋のリバウンドである。

さて、ここで諦めるのか?
諦めません、勝つまでは!と言わせたいがための誘導じゃあありません。精神論に頼るのは破綻への第一歩だと思ってます。
どんな精神状態でもどんなにロースキルでも、片付けを完遂する方法…!
それはやらないことです。。。は?

いやいや、やりますよ。けどやらない。
できる範囲でやるんです。というか私にはこれしかできませんでした。
先程は精神論なんてと無碍にしましたが「出来る範囲でしかやらない!」という気持ち、大事です。気持ち、大事。

物の整理まで終えたら、後は「片付け」です。
ここまで片付けが一番の山場の様に話してきましたが、プロセスが多いだけで精神的にくるのはやはり初手の捨てる作業です。自分を納得させられるのは自分だけなので、これは骨が折れる。頑固オヤジの説得なんて犬も食わない。
そう考えれば片付けは登山での下山と思えば気が楽でしょう。

しかし登山事故が多いのは実は下山時。
焦らずゆっくり着実に下山しましょう。家に帰るまでが登山です。
ダイエットも登山も片付けも結果を焦らないことが肝ですね。

ではやっとこさ本題に戻ります。片付けのポイントを3つに分けてみました。
①なにをどこにしまう→とりあえずそれをよく使う場所の近くにおいてみる。
②どのようにしまう→できるだけ空間を取らないしまい方がおすすめ。これについては別途記事を書きたいと思う。また使用頻度の低いものはある程度取り出しにくいところに置いても問題ない。
③何を使ってしまう→新しい収納用品は買わずにある物だけでやってみよう。とりあえずで空き箱や空き瓶も意外と使えてイケる。

全てに共通することは、とりあえず、できるだけ。肩肘張らずに出来ることから出来る範囲でやりましょう。後は日々もう少しアップデートしたいと思う部分を工夫していけばいい。

片付けは長期戦です、私は今日も辛い。
ただ面白いこともあって、不思議ともうこれ以上不用品はないと思っていてもまた不用品がでて物が減っていくんです。それはホラーでも「捨てる事が快感になってくるから…」なわけでもありません。
使いやすさを求め工夫したりアップデートをしていくと物に対する解像度が上がるためです。結果として必需品と不用品の差がより鮮明になります。

といいつつ片付けが辛いのはなぜか、モノと共に思考も整理してみる。
…快適になる事が目的のはずが整える事が目的になっていた、と気が付きました。こだわり過ぎて頑張りすぎてました。肩肘張らずにって自分で言っておきながら笑😆

次は初手にして大山場の「捨てる」についても話してみよう。
そのうちなんでミニマリズムとか言い出したかも書きたい。ミニマリズムなんてしなくたって生きていけるのに。流行っちゃいるけどノリで真似できるほど甘くて、笑っちゃうよミニマリズム。

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