1人で飲むならこんなふうに。
1人で飲むのが好きだ。
専ら、飲めそうなお金があるとHUBでカシスソーダかチャイナブルー。
たまに、ロンドンティー。
しかし、いい感じのバーや1人飲みOKの居酒屋を開拓はしていない。
したい気持ちはあるが、いまいちこわい。
ご飯を食べながらより、ご飯を食べてから少し飲んで帰りたい。
ご飯がなくてもいい。お酒があればいい。
私の祖父は、お酒が好きだった。
亡くなる前もお酒を飲みたがっていた。
その血を引いているのは、自分でもわかる。
祖父は、ポカリスエットのミニサイズボトルに瓶の焼酎を移し替えて持ち歩くような人だった。
つまみがなくても塩を舐めて飲むような人だった。
私もやりかねない。
しかし、私には欠点があった。
それは、ビールが飲めないことだ。
ある日、「やってらんねぇよ!!!!」と言いながら入った新宿のキリンシティ。
母に指南してもらいながら初めてのビール。
美味しい。意外といける。でも、苦いかな。
調子に乗ってカクテルも飲む。
飲み終わり、買い物をしていると
「あ、死ぬ。」
そう思った。
立っていられない。
気持ち悪い。
目の前が真っ暗になる。
母にお会計を代わってもらいうずくまる。
急いで水を買って飲む。
前にもこんな経験あった。
それは、空きっ腹に鏡月を飲んだ時だった。
酒豪のおじさんにその話をすると、
「鏡月はダメだ。あれは悪酔いさせるものだからな。」
と言われた。
ビールは?
ビールはどうなの?
その後、怖くてビールは飲めていない。
もう一つ、外で飲むと眠くなる。
家で飲んでもどうということはないのに、外だけはダメだった。
一杯飲むと、止めずに飲み続けない限りその場に横になって寝そうになる。
本当は、誰よりも1人で飲むのに向いていない。
飲み方を考えなくてはならない。
でも、
でも、止められない。
だって、お酒は美味しいから!
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