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初めての自分そっくりさん①

ネットで知ったのか、誰に教えてもらったのか忘れたけど、"世界で自分とそっくりな人は3人いる。"という不思議な話を当たり前のように知っているのは、わたしだけじゃないと思う。

もしかしたら、その話はホントウなのかもしれない、と思ってしまったのは、つい最近、自分のそっくりさんに出会ったからだ。そのとき感じたことをちょっと書いてみたくなった。

わたしのそっくりさんは、バイト先の保育園の実習生。ちなみに、名前も一文字違い。わたしは「亀山咲」という名前だけど、そっくりさんの実習生の子も、「◯山咲」という。

保護者の方や先生にも、「亀ちゃんと名前がそっくりな子が来るんだね!笑」と言われていた。

「わたしの名前って、別にそんな珍しくないから一文字違いくらい大して言うことじゃないよな〜。」と思いつつ、「名前似てるのに全然違う子だったりして〜。」と実習生がどんな人なのか、勝手に頭の中で考えたりもしていた。

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その実習生と初めましての挨拶をしたのは、0才クラスに、たたんだおしぼりを届けに行ったときのこと。

実習生:◯山咲です。よろしくお願いします。

自分:わたしは亀山咲と言います。名前が一文字違いなんですよね!笑


とか言いながら、わたしは興味津々でどんな人かよく見た。第一印象は、「小柄な人。可愛らしい人。丁寧な人。」

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実習生がきて、2.3日経ち、
ちらほら、先生や子どもたちから「実習生と亀ちゃんが似ている!」と言われることが多くなった。

わたしは、「え〜、この子の方が可愛いよ」とか思ったけど、肌の色、髪型や髪色、着ている服やエプロンの雰囲気が似ているので、周りからは、「そっくりだ!」という風に思われているのかも、と思った。

でも、自分が思うより実習生と似ている度は高いということが日に日にわかってくることになる。

例えば、2才クラスでトイレ掃除しているときに、

2才クラスの先生:あれ?亀ちゃん1才クラスにさっきまでいたけど、瞬間移動したの?笑

と言われた。わたしはその日は1才クラスに行ってなかったから、わたしじゃなくてたぶん実習生だと思いますよ、と先生に伝えた。

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一週間ほど経ち、実習生と一緒に掃除することがあった。わたしが、実習生に掃除の仕方を教えていると、

幼児クラスの先生:やっぱり似てるなあ。

と、呟くのが聞こえた。

やっぱりそんなに似てるんだなあ、と、はっきりとわかってきたわたしは、いつのまにか、実習生のことを、"もう一人の自分"みたいに考えるようになってきていた。

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つづく。



続きはまた、数日後、『初めての自分そっくりさん②』で書きます。

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