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サハリン南部2 コルサコフ・オゼルスコエ

サハリンにはホルムスクの他、大きな街としてコルサコフがあります。コルサコフを拠点とした場合、またユジノサハリンスクからコルサコフに自転車で遠征した場合について記述いたします。

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コルサコフは港の玄関口、ユジノサハリンスクに次いで大きな街でもあります。人口は3万人ほどですが、子育て世代が多く、活気のある街でもあります。2018年に訪れたときは北海道胆振東部地震の直後ということもあり、稚内との対比に驚いたものです。また公園も多く、家族連れが多く遊んでいました。

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コルサコフから東に行くとオゼルスコエの集落を目指すことになります。それには峠というほどではありませんが、1つ大きな坂を上りきる必要があります。登り切った先には畑が広がり、北海道の道東の景色と同じものがあります。先を進むともう1つ坂をこえますが、その先は海岸まで下り坂になります。

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海岸線に出ると間もなくして石油精製施設を臨むことになります。この時点でアスファルト舗装が終わり、ダート舗装に変わります。自転車の車種によっては注意して走行する必要があります。そこから先は海岸線を進む細かい起伏が続きます。

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道中、ワイルドフラワーが咲き並ぶダート道が続きます。小雨が降っていたので、ダートも滑りやすくなります。アスファルトと違って注意が必要ですね。ちなみに晴れるとトラックがとるたびに埃まみれになります。オゼルスコエの入り口は大きな都市看板で出迎えられます。

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左上にコルホーズと書いてあります。中学の地理にも出てくるコルホーズ。協同組合のことです。オゼルスコエは漁業が盛んなので、漁協があるのかもしれません。看板で俄然奮起が出てきたところで自転車をこぎ進めるとオゼルスコエの集落が見えてきます。

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集合住宅が多いような気がします。ここからは下り坂で海岸に近いオゼルスコエの集落です。個人商店がいくつかあるので、行きで使い果たした飲料を補給するといいです。

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朝早いせいか人通りは少なかったです。オゼルスコエはあくまでも集落なので、にぎやかさはないようです。またオゼルスコエはその名の通り、湖の集落です。チビサンスコエ、ヴァヴァイスコエ、ブッセなどの湖が広がっており、湖畔の景色を楽しむことができます。

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コルサコフからここまで35kmちょっとあります。折り返すならオゼルスコエがいいかもしれません。オゼルスコエからは1日3本のバスが運行されています。昼過ぎの便でコルサコフに戻ると夕方前にはコルサコフに戻ることができます。オゼルスコエからさらに先を進もうとすると50km近く離れたノヴィコヴォまで集落がありません。またノヴィコヴォには宿泊施設がないので、自転車で往復するのは非常に厳しいと思われます。ノヴィコヴォからさらに先に神秘の湖があるようですが・・

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