サハリン南部1 ホルムスク・アニワ
サハリンで自転車をこぐ場合、ユジノサハリンスク市内を周遊するだけでは物足りなくなると思います。そこで、他の都市に向かって自転車をこぐという選択肢が発生します。まずはサハリン南部各都市を訪れる場合について記述したいと思います。
ホルムスクへ向かう道は旧熊笹峠(ホルムスク峠)までは平たんな道が続き、左手には晴れていると草原とアニワ湾が広がります。ホルムスクはコルサコフと共にサハリンのなかで人口が比較的多く、交通量はそれなりにあります。旧熊笹峠付近まで来ると勾配が発生し、普通の山登りが始まります。山肌を粗削りして道路を造成していることもあります。
旧熊笹峠も頂上付近まで来ると森林が少なくなります。ここからはS字カーブの下り坂。
これじゃあ登山道だろうに。こんなすごいS字カーブでホルムスク入り口まで下っていきます。ホルムスクはその名の通り丘の街です。海岸線すれすれまで下り坂があります。そして住宅地は坂に段々と造成されています。
ホテルから見たホルムスク全体の様子です。まちの状況が網羅できると思います。ホテルはホテルチャイカとホテルホルムスクがあります。ホルムスクの港からは大陸に向かう船が出ています。
また自由市場があり、新鮮な果物とか買ってホテルで食べることもできます。賑わいはかなりありました。またレストランではロシア料理のほか、日本料理もあります。
ホルムスクへの道中ですが、晴れていると道路沿いに物売りが並んでいたりします。また余裕があるのであれば、ユジノサハリンスクとホルムスクを直通するだけでなく、道を外れてアニワに向かうのもいいかもしれません。
アニワの市街地にも個人商店(マガズウィーン)が何件かあるので、飲料水が不足した場合に調達することができます。残念ながら英語は通じなさそうです。飲料水は炭酸入りが多いので注意して購入する必要があります。
総括になりますが、ユジノサハリンスクからホルムスクまでは90km。アニワまでは40kmくらいです。いずれもユジノサハリンスク駅前から1時間に1本以上の間隔でバスが出ていることから、輪行袋持参することで非常時に避難することができます。サハリン滞在が3泊4日であれば、1泊をホルムスクにすることで、旅の幅が広がると思います。
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