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活動論 老後に活きるスキルを考える

一般に老後問題というと2019年に金融庁が発表した報告に基づく「老後2000万円問題」が真っ先に挙げられますが、老後に考えなければいけない問題には老後の”居場所”もあるでしょう。

人生で培ってきたスキルを活かして、次の活躍の場をどう生きるか。寿命が延びリタイヤからの時間が長くなるほど生き方が問われてきます。

リタイヤとなれば生活における仕事の割合は減少します。子どもは独立しているでしょうし、家庭で「濡れ落葉」になるわけにもいかないでしょう。創出された時間を過ごす居場所をどう作るかが重要になります。

その居場所はリタイヤしたからと言って据え膳で用意されるわけではありません。退職後にやることがなくなり、次第に些細なことが気になり地域のクレーマーと化す事例はいくらでもあります。実際見てきました。

長野市の公園問題では肩書のある方が話題になっているようです。物事の善悪については判りかねるのでここでは触れませんが、肩書と知識を活かして多方面で活躍する方法もあったかと思います。報道を見る限りは残念な方向に流れているような気がしてなりません。

現役時代に培ったスキルを本業リタイヤ後もどう生かすかで人生が大きく変わると考えます。
現在、本業を始め様々な場面で普遍的なスキルを習得していますが、他所の団体でも即戦力として活用できる自分のスキルは以下のものがあります。

(1)ファンドレイジング・・活動に必要な資金をどう収集していくかを学童保育父母会の実務を通じて学びました。行政の補助金に係る会計監査も経験しています。助成金やクラウドファンディング業務で貢献できます。

(2)イベント企画・・本業仕事や青年会議所、学童保育で様々な行事を行ってきました。テントブースの運営から本部での統括まで様々な経験を有しています。イベントの企画段取り・ノウハウで貢献できます。

(3)広報広聴・・本業では顧客対応に従事して、トラブル処理も行います。広報では学童保育でツイッターを立ち上げたほか、ウェブサイトの再構築を行い広く学童保育の情報を発信しました。現在noteを書くことも広報スキル向上に役立っています(笑)。

(4)防災知識・・防災に関しては職業上で得たスキルがあり、災害ボランティアコーディネートの経験もあります。訓練では各種講師を務めるだけのノウハウがあります。また災害が発生した際は避難所運営やボラセン運営などで力を発揮することができます。

総括になりますが、居場所を見つけ快適に生きていくことは人を豊かにします。趣味にしても任務を与えられるにしてもスキルがあることで主体的に活動できるようになります。また周囲からも頼りにされると生きがいにつながります。ただその時に役に立つスキルは短時間では身につきません。現役のころからスキルの棚卸をして準備する必要があると考えます。

本業仕事に勤しむ傍らでこれまで青年会議所、学童保育父母会と職務外の活動をしてきました。現在は地域コミュニティや市民活動センターの任務を行っています。将来役立つためのスキルを今、身に着けるべくこれからも自己研鑽を続けていきたいと思います。


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