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ふたたびのクリームソーダ:資生堂へ

先日クリームソーダについて書いてから、今週は頭の中はクリームソーダでいっぱいで。(前記事はこちら↓)

https://note.com/saketonamidato/n/n09f5c5b5934f

今日は外出先が銀座で、ちょうどよい時間にまさかの資生堂近く。チャンス!何気に初訪問でした、クリームソーダ生誕の地 

資生堂パーラー銀座本店

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敷居が高すぎて一度も潜入したことがなかった未開の地 資生堂パーラー本店。

他のお客様がパフェや本店限定スイーツの中、一人クリームソーダ一択でいざ!

クリームソーダは、資生堂創業者の福原有信氏がパリ視察後に立ち寄ったアメリカで、ドラッグストアの奥でソーダ水や軽食を出すカウンターを見たことがきっかけで、日本に持ち帰ってきたそうです。

本店にはあの緑色のメロンソーダはなく、味はオレンジ・レモン・季節限定の3種類でした。ちょっと期待していたあのビビットメロンカラーは、後から作ったのですね。

私はレモンを注文

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なんと上品な黄色の飲み物。氷が少なく、ひゃっこいというよりちょうどいい冷たさ。アイスも資生堂オリジナルだそうですが、味が濃すぎないのに、しっかりしていて簡単には溶けません。

普通のクリームソーダだと「あっアイス溶けちゃう溶けちゃう、早く飲まないと」となるのでそのつもりで挑んだのですが、さすが資生堂さんのアイスクリーム、しっかりしてらっしゃる。

シロップのレモンがくいっと甘酸っぱく、とろりとした口当たりが心地よい。

ソーダは炭酸は優しめです。強炭酸になれていると物足りないのか?と思いますが、このクリームソーダに強い刺激入りません。このやさしさが、モダンで上品なクリームソーダを演出してくれている気がしました。

ちょっと時間が経つと、とろり甘酸っぱいレモンシロップが少し溶けたアイスと絡まって、クリーミーに。喉にとろとろと滑り込んでいきます。

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ちょこっとアイスが溶けて、甘い泡がぷくっと顔を出しました。

最後はアイスクリームが完全に溶けてシェイクのような味わいに。クリームソーダがこんなに時間経過を愉しめる飲み物とは思っていませんでした。

この味が この場所で  明治35年 約120年前から継がれている 

絶えることなく 

森鴎外も娘を連れてこのクリームソーダを飲んでいたそうです。

この味は 色々な人に楽しまれて 銀座で今日もこうして紡がれている

ちょっと文明開化の味に触れた 気がする

#日記 #クリームソーダ #明治 #雑記 #文明開化の味がする #資生堂






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