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日本語:濡れ落ち葉

11月になれば紅葉がちらほら楽しめる時期になりました。色付きはじめが好きな人もいれば、やっぱり満開、いやいや散り際でしょう!と桜同様各自思い思いの楽しみ方ができるのが、日本の四季を楽しむ心。

そんな私の大好きな季節を目前に、昨日のサザエさんでざわつくワードが「浪平、濡れ落ち葉」

お恥ずかしい話、私「濡れ落ち葉」という日本語をサザエさんを見るまで知りませんでした。定年退職後の「燃え尽き症候群」よりもさらなるキーワードがあるとは。

「濡れ落ち葉」。ビジュアルだけだと美しい絵が浮かびます。落ち葉が雨に濡れてつやつやと光っている絵が浮かびます。しかしその意味は、、、

定年退職後の夫が、特に趣味もなく、暇をもて余して、何をするにも妻の後をくっついてくる様子を、払っても払っても、ひっついて離れない濡れた落ち葉の状態にあらわしたもの

なんの風情もあったもんじゃない

我が家は両親自営業(別々の)ですが、さすがに年老いてほとんど仕事もしていないので、父が何かあれば母を呼ぶということが多く、母から苦情の連絡が来ます。「お前の父親何とかしろ」と。「甘やかしたのは、母上でしょうが」と押し問答しますが、我が家に限ったことではないなら仕方なし。。。? しかし世の奥さまたちにしてみれば、、たまったもんじゃないというのはよくわかります。それくらい自分でできるよね? かまってちゃんか!?といいたくなる場面も

まさか浪平さんまでも「濡れ落ち葉」と言われてしまうとは。たしかに「かあさん、かあさん」よく叫んでいますね。でもたまの土日くらいお母さんと仲良くしたい気持ちもわからんでもなく。だってあんな素敵な舟さんですもの、子供たちばっかりずるい

定年退職後に離婚する夫婦が増えたというのもこのあたりが影響しそうな。男性は仕事というやりがいがひと段落つくと何をどうしてよいかわらない。。。女性はようやくやりたいことできる!お父さん邪魔!

でも最近の50代前後のご夫婦を見てると自立されてる方が多いようにも思います。夫婦それぞれ家族以外の趣味やコミュニティを持つ方が増えたようにも。情報量、コミュニケーションツールの進化のおかげかもしれません。

そのうち「濡れ落ち葉」や「燃え尽き症候群」何て言葉なくなるかもしれません。

代わりに「不完全燃焼症候群」がふえるかも

しかし濡れ落ち葉より、同じ濡れてるなら

濡れ手で粟のがいいなぁ

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