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2023.10.8 てるてる亭志の輔のこころみ 行ってきたよ♥

2ヶ月ぶりのてるてる亭♪

テンション上が~る

新湊を散歩してから、てるてる亭へ!
今回もお気に入りの【へ列】

へ列大好き♥

志の輔さんの全体像が見えて、表情も確認できるし、通路を挟んで1段高くなっているので、見やすくてとてもお気に入り~。だけど、へ列は人気なので、なかなか中央列が取れない💦まあ、いつかそのうち!そんな感じの席取りでーす(どすこーい!)

前説でだら~ず山下さんが、最初の携帯電話の注意事項の案内をした後に、再び登場。
なにかしら?と思ったら、実は師匠の着替えが間に合っていないという(笑)
そして、てるてる亭の演奏や太鼓はいつも生演奏で、三味線の方と太鼓の方がいて太鼓はお弟子さんも叩いています。
で、お弟子さんは師匠の着替えも手伝うので、ちょっと今師匠の着替えが間に合っていないというわけです。

(裏から)いいぞー!

あ、師匠来たみたいですね、ではもう少々お待ちくださいねーとだら~ず山下さんは去って行った。

そして無事開幕…。

今日の開口一番は志の太郎さん。(略)

今日の最初の志の輔さんはいつもの若草色の長着と羽織に柿色の角帯です。

思ったことをそのまま口にして成り立つ芸というのは落語くらいしかありません。他の芸は歌舞伎でも演劇でもすべて話す言葉が決まっています。素を出すことが珍しい芸になっています。とそんなことから、あれやこれやと思ったことを思いついたままに話し出す志の輔さん。

連休や曜日の感覚がなくなる仕事だから、今日が祝日だということにさっき気がついた。
昼の時には気がつかなかったが、今日はスポーツの日で休みだという、それで昔は体育の日だったのに、10月10日は晴の確率がとても高くて東京オリンピックを忘れない日にするぞということで10月10日に制定したのに、第2の週末の月曜日に祝日をつけて、人を動かそうなんて!と昔怒って枕にしたことを思い出しましたがねーと、昔の枕を思い出した志の輔さん。

新幹線が通るようになって、とても便利になったのに、とてもありがたいことなのに、人間はわがままになるものですなあ。はくたかとかがやきが1時間に1本だと!なんて、何様だよって感じで、本当にありがたいことなんですけどねー。
東北新幹線や北陸新幹線、長野新幹線が全て大宮に止まって、そこから各線に分かれていくという、とても凄いことなんですが、最近大宮で一旦人を降ろして、大宮から東京へのピストン輸送をするという構想があるらしい。
そこで、こんなことを皆さんにここで相談するのも変なんだけど(手を合わせつつ)(志の輔さんからご相談ですと?とちょっと客席全体の空気が前のめりになる)
富山から東京まで2時間!寝てられないし、2時間じゃビールも飲めない、それなのに、東京から乗って、大宮で一旦また降ろされてなんて、おちおち弁当も食ってられない!本当に飲んでいる間がない!それなのに大宮で降ろされたら慌ただしくて仕方がない!
なので、今後そういう話題が出たら皆さんで是非反対してください…というご相談でした。(かわいすぎるやろー(>◇<))
そんな2時間じゃビール飲めんちゃー!からの1席目は。

■試し酒

志の輔さんがお酒を呑む仕草がとても好きなので、ニヤニヤしてしまうお話です。
酒好きとしては、どの酒だったら5升行けるかな~などと考えてもしまうのです。

~仲入り~

黒の長着にグレーの羽織で登場です。

ご実家のお話をされる志の輔さん。
東京ではご実家のお話は滅多にされないので、珍しくてどきどきする。志の輔さんのご実家が古道具屋さんであるのは、周知のことですが、大人になってから志の輔さんはあちこちで色々なものを見聞して、ああ実家では結構いいものを扱っていたのだなあと思ったのだそうです。
内川の立町銀座と呼ばれるところに(会場から笑いが…)あって、今のご実家は立派な跡継ぎがおるちゃ。
でも今は店は閉じていて、車に乗って問屋さんが集まる場所で取引をしていると聴いている。
人生の橋という映画が出来て、人が来て、映画の舞台になって、内川も変わっていく。日本のベニスと呼ばれるようになったり…。
新聞が紙からWEBと呼ばれるものになって行くのも時代やちゃ。

今日も北日本新聞の人が取材に来てて、毎月翌日に新聞に載せてくれるちゃ。本当は毎月毎月やっててめんどくさいちゃ思ってるかもしれんが(笑)楽屋に記者の人が来て、新聞からWEBになるというのもシニア世代に説明するのが難しいちゃと時代についていけんという話を聴いて、で、志の輔さんに頼みがあるという。タブレットで新聞を読んでいる写真を撮らせてくれと…で、また公演の間の休憩時間に仕事されていた志の輔さんは記者さんの無理難題に、ん!ってなったという…
そりゃあ、タブレットで新聞読みながらカメラ目線は無理やちゃー(・∀・;;
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さて。昼と夜公演の間にちょっと外を歩くこともあるが、中央通りよりも総曲輪の方へ行って、大和に行くことが多いちゃ。大和というと昔高岡の大和に行くのが幼少期の楽しみで、枕元に着ていく服を畳んで重ねて楽しみにしていましたなあ。
大和が閉店になる時に、仕事で高岡に行くことがあったので、大和に行ってみたけれど、淋しかったなあ。
高岡は鋳物では世界に誇る日本一の鋳物の街なんだが、それと観光は比例しないのが難しいちゃ。
時代と言えばそうなのかも知れんちゃ…。
ほくほくの中央通りが栄えるのを見ることができるのか…。

そんな志の輔さんの新湊での幼少期の思い出話からの二席目は…

■浜野矩随(はまののりゆき)

話の中で、矢立につける飾り細工の説明があった。
その時に、ああ古道具市で見るあの飾りは矢立につけるものだったのか!と氷解。
帯飾りじゃなかったんかーい(;・∀・)っていう、落語は勉強にもなるわ…ということはさておき。

古道具屋店主が「なんでお前、俺が金出せって言うと猫をぎゅってするんだ!」って、志の輔さんが膝の上で猫をぎゅっとする仕草をすると、猫いるー!ってなる。おかみさんがぎゅってしているのが見えて好き。そしてその膝の猫に私もなりたい…。

志の輔さんの豹変ぷりにこの話でも驚かされる。
老母の時は、本当におばあちゃんに見えるし、息子の時は不器用な息子に見える。
古道具屋の主人の時には…と…なんか化かされているのかと思うくらいに…。

さて、二席目が終わってからのお話で、この話は久しぶりにかけました。
先日岐阜の料亭での落語会で久しぶりにやったんだけど、珍しくそこの78歳の女将が電話を掛けてきて。
いつもは名古屋の落語会の時に挨拶しにきてくれて、そこで話をするので電話なんてかけてきたことがない。
なのに電話でなんだろうと思ったら、「浜野矩随」をやって欲しいと。岐阜の料亭での初回の時にやっていただいたあの話の感動が忘れられないから、今回21回目の区切りとして、初心に戻りたいからやって欲しいと言われたと…。
78歳で初心ってねえ。
78歳だから一か月前の電話の話なんて覚えていないだろうと思っていたら、しっかり覚えてて、ちょいちょい圧を掛けてくるという、その圧のかけ方も上手くて💦
私なんて自分の弟子と話していて、弟子の顔で分かるんですよ…ああまたこの話かーって顔しているから。
ねーそれなのにしっかりしてる女将でしたと。

こういう話はあまりやりませんが。笑うところなんて決まったところがぽんぽんぽんぽんとあるくらいで、お客様との無言のコールアンドレスポンスの噺になります。
素をだしたくなるけれど出しちゃいけない話。静まり返っているとねえ「ねえ、皆さん聴いてます?」って言いたくなるけれど言えない噺。
これからはこういう噺もやっていきたいと思っています。
落語の右と左があるとすれば、右は初めての人にもわかりやすい、笑いの多い明るい話だとしたら、左は…今日の話は最左翼な噺ですな。
落語にはそれだけ、振り幅があることを知って貰えたらいいちゃ。

本多劇場のあのパネルが!

8月に牡丹灯籠でてるてる亭に来た時に、志の輔さんが休憩中に高速道路のSAに置かれる小冊子の取材を受けていたというので、その小冊子をずっと気にしていたんですが。(夜行バスでちょこちょこSA降りたけれど見つけられずにいた…)
なんとー!中日本NEXCOさんからどかーんと送られてきて、1人1冊持って行っても3ヶ月くらいかかるんじゃないかってくらい送られてきたので、持って帰ってねという説明があったので、これは東京界隈の志の輔さんファンの人へのいいお土産になるぞー!って3冊ほど頂いてきました。
まだ2冊あります!欲しい方はお声がけくださいましー!

6ページに及ぶ志の輔さん特集!

ということで、ちょうど内川新湊の志の輔さんのご実家界隈を散策してきた私は、今日!まさに!そこいらいましたー!って感じで一人で盛り上がっておりました。
楽しかったー!
今日の志の輔さんは富山弁が少なくて淋しかったけど!

次は10/22の氷見のブリリアントな落語会です。
氷見も凄く久しぶりなのでとても楽しみです。
ぶりかにばすに乗っていくんだ~(^▽^)


また遊びに来てな~(・∀・) 待っとるちゃ。