見出し画像

【奇声を上げる夫13】 結婚式準備

部屋も片付き、平常運転が始まった。
同棲生活をしながら、会社に通う。
人生でこんな日がくるとは思わなかった。

いつもの満員電車も、少し違った景色に見える。
これまでは一人でいたときの世界しか見えていなかったけど、
この満員電車に一緒に乗っているサラリーマンたちも
家の家族のために、満員電車に乗りながら、
頑張って働いているんだなと思うと、
世の中の人たちがみんなすごい人に見えてくる。

一人だと仕事を決めるのも、
転職するのも、自分のため。
自分で考え、自分で思うように進めばいい。

それが、家族ができたとたん、
自分だけの人生ではなくなっていく。

独身のときと同じように、
自分が食べる分だけ、
自分の好きな仕事だけできればいいけど、
家庭を支えるとなったら、
そうはいかないじゃない。

奥さんの意見に左右される人もいる。
転勤を制限されてしまう人もいる。
または、夫婦どちらかの転勤によって
パートナーのどちらかが、自分の仕事を
諦めることも考える人もでてくる。

そう考えると、パートナーとは、
お互いの妥協点を見つけ合って
帳尻をあわせていきていくんだなと思う。

すごいことだよね。

幸い主人も私も都内で
お互いが希望する仕事ができているので、
物理的な環境は恵まれているのかもしれない。

本題だけど、同じところで生活して
便利だなと思うのは、
何かを決めるときに、
いちいち電話やメールをしなくてもいいところ。
とくに、結婚式の準備は細かい段取りが多い。

引越しでは、相手の進み具合がわからず、
やきもきしたもんだけど、もうその必要はない。

強いて問題になっていることといえば、
まだ入籍していなかったので、
結婚式の招待状を出すときに、
私と主人の名前をどうするかで、
主人の実家と意見がくいちがい、
少し揉めたぐらいだ。

どっちでもいい、、

ただ、結婚するのに、
私の名前を掲載しないというのは、
どうなんだろうなと思うけど。

いろんな人がいるけど、
ちょっと面倒だなと思っていた。

別に苗字が違っても、問題ないと思うけど。
入籍が決まっているなら、
もう、私の新たな苗字で名前を書いてしまえばいいじゃない。

今から逃げるなら別だけど…




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?