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【奇声をあげる夫】〜共通の趣味がほしい パート4〜 懲りずに中国語にトライした結果...

主人は第2外国語として中国語を勉強していた。

英語すら、まともに習得できていない私は、
第2外国語という発想すらなかった。
それもまた、自分にとっては新鮮だった。

ちなみに、第3外国語はヘブライ語だそうです。

私の感覚では、言語の習得やスキル維持に
とても時間がかかるのに、
第3外国語を勉強する理由が理解できないのです。

しかもヘブライ語というのは、
仕事で使うことすらないじゃないですか。

覚えても使わないと忘れるのが常なのに、
英語、中国語以上に、接することすらない言語を
学ぶ理由がわかりませんでした。

主人に聞いたところ、ヘブライ語は趣味だそう。

私の感覚だと、趣味というのは、
何か自分の好きなことを成し遂げて、物事の味わいを感じ取る。
小さな自分だけの満足を積み重ねていくもの。

ほぼ、誰とも交流する機会もない、言語を一生懸命学習して、
どこに満足を得ているのか。謎で仕方なかった。

「自分の物差しで他人は測れない」というが、
主人には本当にその世界を教えられていると思った。


そこで、他人の考えはさておいて。
私も英語が続かないことも忘れ、
今度はさらにハードルの高い中国語にチャレンジしようとしていた。

なぜならば、英語はどこでも
勉強できるけど(そうじゃないけどw)、
中国語は、教えてもらえる機会や環境を作っていくのは、
英語以上に難しいからである。

過去の挫折理由はさておき、
私は、希望のみを見出していた。

世界の人口約78億人のうち、英語と中国語を話せたら、
世界の約3分の1の人の人とコミュニケーションが取れるのである。

そりゃー、世界制覇!
すごいことでしょ。

人間は、忘れるから生きていけるもの。
私のスイッチが入りました。

例によって、テキストは主人に選定してもらったり、
もう少し発音をしっかり学んだ方がいいということで、
私が中国語スクールに通うことも勧めてくれました。

長く続けたいので、あまり頑張りすぎず。
週一回通いつつ、覚えた単語をアウトプットしました。

とはいえ、主人ともコミュニケーションをとらないと、
せっかくの機会が勿体無いとおもいました。

そこで、主人とは中国語でもっとも難しいとされる
発音をレッスンすることになりました。

中国語は、英語に比べ発音の種類が多くあります。

中国語の発音はピンイン(pinyin)というアルファベットを使った記号で表現されますが、その読み方は他のどの外国語よりも難しいかもしれません。 ご存知のとおり日本語は51音しかありませんが、なんと中国語は405個の発音に加え、四声という声調の組み合わせで構成されます。

https://dokochina.com/fayin.htm

ということで、主人とは発音レッスンの訓練が始まりました。

レッスン内容は…
ピンインという音節表をみながら、
毎日1時間以上、特定の発音が習得できるまで、
ずっと同じ発音を繰り返し練習するものです。

確かに、発音が大事なのはわかります。
会話のはじめに変な癖がつくと、
その癖を引きずったまま会話をするようになります。

そうすると、修正していくことが難しくなってきます。

だから、初めにしっかりしておくという理由はよくわかります。
ですが、私にとって、言語とは、
相手とコミュニケーションをとる喜びが欲しくて
勉強をしたいと思っていました。

どこか、その欲求が満たせないと、
発音だけの練習は苦しくて仕方ないのです。

主人にそのことを伝えたのですが、
なかなか伝わらず。。

いつしか、中国語をみるのが嫌になっており、
スクールへの足も途絶えていきました…

こんな感じで、いろんなところで、
価値観の違いを知るわけですが、
人というのは、大前提に脳の作りが違うんですね。

主人の影響がなかったら、
中国語に興味をもつことはなかったと思いますし、
主人との、物事の習得方法が違う
ということも理解できました。

今回の成果として、
私は中国語検定4級を得られたから、
よかったとしましょうw


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