【リンゴとアップルパイのような違い!?唎酒師が飲み比べて解説!】雁木 定番酒と季節限定酒の味わいまとめ/販売リンク有り
同銘柄でも通年品と限定酒では香りや味わいが異なりますが、その違いを表現しづらい人は多いと思います。そこで今回、「雁木」から通年レギュラー品の「ゆうなぎ(火入)」と生のまま夏を越す貯蔵を施した「おりがらみ秋熟」の飲み比べて味わいを解説します!
ゆうなぎの飲んだ感想
◯香り:酸味のあるリンゴのようなフルーティで上品な香りを感じます。
◯味わい:火入れ酒らしい安定のバランス。ふくよかで心地よい甘味に旨味や酸味がほどよいハーモニーとともに追随します。のどごしは清流のように流れていき、後口は短めの程よい余韻とともにキレていきます。
おりがらみ秋熟の飲んだ感想
◯香り:リンゴのようなフルーティな吟醸香に熟成香のカラメルや焦げ味のニュアンスがかすかに加わりアップルパイを髣髴とさせます。
◯味わい:ふくよかな甘みに生酒らしい微かなガス感や香ばしい熟味が加わり、ゆうなぎにはないこの複雑なアクセントが味のハーモニーがコクや飲みごたえに繋がります。
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飲み頃の温度
どちらもよく冷えた温度帯(14度以下)が清流のごとく上品でのどごしも心地よく感じられ、また食材と合うのでおすすめです。
合わせる料理
お刺身などの魚介は相性抜群でした。焼きガキ(ゆずポン酢)はどちらもマッチしますが、より合うのは秋熟でした。
また、もずく酢はゆうなぎ、イカの塩辛は秋熟と相性がよく、魚介でもさっぱりしたタイプはゆうなぎのなめらかさ、内臓のクセを感じるのは秋熟のクセがお互いを引き立てます。
似ているお酒
濃醇でもすっきりキレていくのどこしは「秀鳳 純米大吟醸 超辛口」や、ふくよかながらも後口はキレていく濃醇辛口タイプの「陸奥八仙 芳醇超辛」と似ています。秋熟はこれらの生酒を一般家庭の冷蔵庫の戸袋か入り口近くで未開封で半年夏を超させたら再現できるかもです。
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今回は、雁木の定番酒と季節限定酒の飲み比べを解説してきました。言葉で味の違いを表現するのが難しいですが、ゆうなぎは「酸味のあるリンゴのようなフルーティで上品な香り」で、おりがらみ秋熟は「熟成香のカラメルや焦げ味のニュアンスがかすかに加わったアップルパイ」のような味わいになります。季節限定酒と定番酒を飲み比べてみると、同じ銘柄でもその味の違いを感じると日本酒の奥深さに惹かれていくことは間違いなしです!
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