日本酒をシンプルに説明する
日本酒とは
そもそも日本酒とはどのような飲み物なのでしょうか?
簡単に説明します。
主原料
日本特有の製法で造られたお酒のことで、
主原料は、『米』『米麹』『水』これだけです。
起源は縄文時代からと言われています。
精米歩合
精米歩合という、玄米から米を削り残った割合を%で表したものがあります。
日本酒に使用される米の精米歩合は70%前後が一般的です。
一方、普段私たちが食べている米の精米歩合は90%前後になります。
この精米歩合によって製品の特定名称が変わります。
聞いたことがあるかもしれませんが、「純米酒」「純米大吟醸」とかですね。
日本酒造りにおける米の表面部分は雑味の原因になるんです。
日本酒は米を贅沢に使ったお酒と言えます。
味
『甘口』『辛口』『淡麗』『濃厚』があります。
この4つの味の指標を知るには、日本酒のラベルのある数値を見れば良いんです。
日本酒のラベルに記載がある「日本酒度」「酸度」を見ればわかります。
※日本酒度、酸度が記載されていない場合もあります。
日本酒度
日本酒の甘口・辛口の度合いを示す数値です。
下記の数値を参考にしてみてください。
+6.0以上:大辛口
+3.5〜+5.9:辛口
+1.5~+3.4:やや辛口
-1.4〜+1.4:普通
-1.5~-3.4:やや甘口
-3.5~-5.9:甘口
-6.0以上:大甘口
酸度
日本酒の酸味や旨味を示す数値です。
下記の数値を参考にしてみてください。
1.7以上:濃厚辛口寄り
1.4〜1.6:普通
1.3以上:淡麗甘口寄り
「酸=酸っぱい」みたいなイメージがありますが、
ここでいう酸とは「酸=キレ」になります。
杜氏
酒蔵で、酒造りを取り仕切る最高責任者、それが杜氏です。
主原料である『米』『米麹』『水』の扱いや酒しぼり、貯蔵、など酒造りの全ての工程において携わっています。
この当時の技量によって酒の味が左右されるので酒蔵には必要な存在になります。
※近年は杜氏がいない酒蔵も存在します。
まとめ
日本酒はシンプルな原材料で造られています。
『米』『米麹』『水』しか使用していないんです。
そこに杜氏の技術や製法によって様々な味が生まれるので奥深いですよね。
そのシンプルさが味の違いを際立たせて、杜氏の想いが滲み出て特別なお酒になり得るのかもしれないですね。
発想メモ
日本酒は『精米歩合』『日本酒度』『酸度』『杜氏』によって決定される様々な『味』や『ストーリー』があることがわかります。
そのうちの『味』はよく語られることが多いですが、
『ストーリー』は知る機会がないと思います。
日本酒好きな人はもちろん、日本酒を初めて知る人や最近飲み始めた人も『ストーリー』を知れるような仕組みがあれば良いと思います。
むしろ、そこから日本酒に興味を持って、日本酒を好きになる。
そんな文化があっても良いのではないでしょうか。
こんなにストーリー性のある、人の想いがある飲み物は世界有数の文化なので、そんな文化を広めていきたいです!
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