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日本酒の賞味期限&保存方法について

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日本酒に関する疑問

○日本酒に賞味期限や消費期限はないの?

○購入した日本酒、開封してしまった商品はどのように保存したら良いの?

そんな風に思われる方は少なくないと思います。

今回は、それらの疑問について解説していきたいと思います。


日本酒の賞味期限について

結論からお伝えすると、日本酒に『賞味期限』『消費期限』という概念はありません。

日本酒はアルコール度数が高いので、傷んで飲めなくなってしまうということはないんです。

食品表示法で記載しなければならないのは、『製造年月日』だけで良いんです。


日本酒はいつまでも保存して良いの?

『賞味期限』『消費期限』という概念が存在しないということは、いつまでも保存して良いの?と思われるかもしれません。

答えは「NO」です。

『期限』という考え方ですが、品質の劣化については非常に敏感なんです。

ある酒造メーカーでは「火入れしたお酒であれば常温保存で1年。生酒は冷蔵保存で6ヶ月。」を推奨しています。

こだわりの強い蔵元さんは、「冷蔵保存で1ヶ月以内」や「可能であれば届いた週に飲んで貰いたい」というアナウンスをしているところもあります。

そのくらい日本酒は品質管理に力を入れないといけないんです。


日本酒の劣化原因① 〜光〜

まず、お酒を劣化させる原因となるのは『光』です。

日差しや蛍光灯によって劣化が進んでしまうんです。

光に関する劣化は、瓶の色によっても変わってきます。

光を通さない瓶の色は、『黒→茶→緑→白→透明』の順番。

黒は最高ですが、その分値段も高い傾向にあります。


日本酒の劣化原因② 〜温度〜

それから、日本酒は激しい温度変化や高温多湿も苦手です。

特に生酒の場合は、酵母が生きているので温度が高いと活発になってしまいます。

その分、酒の味が変化しやすいんです。

品質の劣化や味の変化によって、蔵元が思っていないようなお酒の味になってしまいます。


飲みきれなかったらどのように保存したらいい?

おすすめの保存方法は冷蔵庫です。

劣化が少ないため、蔵元もそのように保管している場合が多いです。

また、2回火入れした酒であれば、光の当たらないように新聞紙を巻いておけば大丈夫です。

お酒によっては、長期熟成してもいいかもしれません。(銘柄によりますが、、、)

しかし、生酒や飲み残しは絶対に冷蔵庫をおすすめします。

開栓することで空気にふれて、味の変化を加速させてしまうからです。


まとめ

今回は、〜日本酒の賞味期限&保存方法について〜という内容をまとめてみました。

日本酒に『賞味期限』『消費期限』という考え方はないものの、品質の劣化は早い製品なんです。

『光』や『温度』によって味が変わってしまうので、保存方法には十分気をつけましょう。



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