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軽く扱われがちだけど、実は重ための罪に問われやすい処方せんのお話。

こんばんは、上田です。

「今の時代、kindle版だったら誰でも出版できるんだよ」

という話を聞いてから、それならしれっと、薬剤師としての自分の集大成ではないですが、
これから色んな知識をつけていきたい新人の薬剤師向けに参考になるような本を出したいかも、と感じ始めている今日このごろ。

酒飲みの会社を作ったので、そのうち薬剤師も卒業ということで、色々感じているんだと思っています。

さて。

本日は、普段何気なく扱っている処方せんのお話。

何気にやりがちですが、犯罪です。

みなさん、処方せんを普段どう扱っていますか。
実は、処方せんは法的に定められている私文書なのです。

なので、直接処方せんにメモなどの書き込みをしてしまうと、私文書偽造という罪に問われることがあるんです。

あと、たまになぜか先にDrと話がついていて
処方せんの内容と別の処方に変わっていることがあるんですが、
「もう先生と話はついています」
という場合でも、薬局としては一度必ずDrに確認する必要があるんです。

「わたしが嘘言ってるということか」
という人もいるんですが、嘘言ってると思ってるんじゃなくて、確認が必要なだけなんです。

なぜか。

わかりやすい例でいうと、処方せんは家を借りる時でいうところの賃貸契約書と同じだと思ってください。

賃貸契約書に書かれている家賃のところが勝手に書き換えられていて
「大家さんとは話がついているから」
と言われたとしても、一度大家さんに確認しますよね?

それと同じなんです。

でも、患者さんはそうとは理解してもらえず、
「私が嘘を言っているのか」
と言ってくるんですよね 笑

合ってる間違ってるではなくて、ただ確認するだけなのに。

特に、生活保護を受けられている方は、医療費がかからないのもあって上記のクレームを言う方が多いのですが、世の中はルールに従って成り立っている者があるということを、再度認識していただけたらと思っています。

普段何気なく扱っているものが、実は結構重要であるということ。

処方箋以外でも、いろいろあるかもしれませんね。

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