人生で大事なことは、パイナップルゲームに詰まっている。というお話。
おはようございます、上田です。
本日は、仕事でもプライベートでも使える、パイナップルゲームのお話。
パイナップルゲームとは
みなさん、パイナップルゲームというものをご存知でしょうか。
と、聞いておきながら知らない人が多いと思います。
なぜなら、クセの強い友人が作った独自のゲームだからです。
僕は6年ほど前に、その友人から教えてもらいました。
つまり、お題が『り』だとすると、観客が「り」と言った瞬間から5秒以内に
りんご→ゴリラ→ラッパ→パイナップル
といった感じで、パイナップルまで到達させるというもの。
お題が『き』なら、
僅差→サバンナ→ナッパ→パイナップル
みたいな。
教えてくれた友人はさすが慣れているだけあってすでに頭の中にどの文字からでもパイナップルにたどり着ける準備をしているので、
何回かやっているとどんどん最後の「パイナップル」の言い方のクセが強くなってきて、途中からは「パァァァァァァイナポォォォォォォォォ」と、いかにセクシーにパイナップルを発音できるかというところにこだわり出す変態紳士の友人でした。
同じことを見ていても、解釈が違う
そんなクセの強い友人の特技を、自分はただただ楽しんで見ているだけでした。
元々、飲み会などを企画することが好きだったので、何回かその友人がパイナップルゲームを披露する場を設けていました。
彼がパイナップルゲームを披露する度に、マジシャンのマジックショーを見ているような感覚で場が盛り上がっていたのを、今でも覚えています。
そんな中で。
本当にたまたま、当時で年収がすでに億り人な超敏腕経営者の女性にもパイナップルゲームを披露する機会があったんです。
その方も、どんどん濃くなっていくクセの強いパイナップルコールを楽しまれていたのですが、一通り堪能された後の一言に衝撃を受けました。
「どこからでもパイナップルに着地させる。これって、ビジネスや恋愛でも一緒ね。」
・・・飲み会の余興見てて、こんな哲学的な学びをすることって、あります?
着地(クロージングポイント)がどこか。そこに至るために、どんな会話や前提作りを展開していくかの引き出しが、どういう角度からどれくらいあるかが重要という話をしてもらいました。
たとえば、フリクションを売りたい場合。
まずはフリクションの売りのポイントを洗い出す。
・書く道具である
・消せる
・いろんな色がある
・いろんな太さがある
・多機能なバージョンがある
・ウッド感のある高級バージョンもある
・インクは熱に反応して60℃以上になると消えるが、-10〜20℃の環境下に置くと色が復元される
など。
そして、そのポイントが役に立つ状況を考える。
・メモを取りたいのに書くものがない
・カラフルなノートにしたい
・アイデアをブラッシュアップするために書き直したい
・意図的に熱で消した文章を冷凍庫で再生させるという暗号解読ごっこをしたい
など。
上記の状況に繋がるための会話の入口を考える。
・友達との会話の中からでも、いいなというものはメモを取るようにしている
・視覚的にまとめられているほうが、人は認知しやすい
・斬新なプロポーズのアイデアを募集している友人いるって言ってなかった?
など。
このように、着地点までのロジックツリーを、どれくらい想定の範囲を広げて準備できるか。
これが、パイナップルゲームと同じということだったんです。
世の中、うまくいっている人とそうでない人の間で、能力的な差はほとんどない。
物事の捉え方や受け取り、判断基準や決断のスピードと質であり、これらはトレーニングで身につくもの。
今日も、うまくいっている人のこだわりを身につける1日にしていきます。
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