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【ゲーム感想】ピクミン4

阪神の優勝セールで購入したピクミン4をようやくプレイ・ストーリークリアしたので、個人的な感想を書き留めておく。


・プレイ環境
ハード:スイッチライト
ソフト:現物購入
プレイした人:ゲーム下手
プレイ済み過去作:初代/2/3
好きなピクミン:紫/岩


※以下ネタバレあり。



楽しかった……ひたすらに楽しかった……。
子供の頃からピクミン大好き人間なので新作とか幸せ過ぎる。
ピクミン好き過ぎて大人になってからゲームキューブ版の初代と2を買い直してゲームキューブで遊んでいたくらい好き。
紫ピクミンが昔から大好き。
今は岩ピクミンも大好き。

ゲームとしての面白さは個人的には2には劣るが、3より面白いと思う。
3よりオタカラの種類が増え集めていて楽しいし、遭難者を救助しに行くと言う展開も3の食糧難より「なんでやねん感」がなく始められる。
また今作はかなり2に寄せて作られている為、私のような2大好き人間にも嬉しいところが盛りだくさんだ。

だが引っかかる部分も多々あった。

まず腹が立ったのが「なかなかオニヨンが手に入らない」のと「ガーリップを手に入れないと連れていけるピクミンの数が100にいかない」だ。
新色のピクミンが入荷してもオニヨンがない為増やせないのだ。
紫と白が増やせないのは2をやっていた身として我慢が出来る。
ヒカリピクミンもまあコッパチャッピー枠だと思うので良い。
ただそれ以外は新色入荷と同時にオニヨンを寄越せ。
今までは新色入荷と同時にオニヨンも入荷していただろ。
連れていける数制限もよく分からない。
色制限は理解が出来る、結構な種類になってきたしゲーム上仕方がないのだろうと言う理解が出来る。
だが数制限は楽しくないし意味も分からないし、そもそも今まで百匹連れて歩いていたのだからゲーム上の問題でもない。
それにピクミンは連れて歩ける数が多ければ多い程、攻撃力が増すが移動が困難になるゲームだ。
故に数制限はいらないし、そんな事をするくらいならオッチンのサイズ制限もしくは、ピクミンを50匹程連れるとオッチンには乗せられないの方が良かった。

また今作ではダンドリバトルや夜の探索など、ミニゲーム要素がストーリー攻略に組み込まれているのが個人的には嫌だった。
2でもチャレンジモードがあったし3でも同様のモードがあったがあくまでストーリーとは別モードだったのでやるもやらないも自由だ。
しかし今作ではストーリー攻略に必須化されていて「なんかなあ……」となった。
ピクミンがしたいんだ。
私がピクミンがしたいんだ。
タワーディフェンスゲーがしたいなら別ゲーをするんだ。
それに夜の探索は正直期待外れだった。
狂暴化し徘徊する原生生物がうじゃうじゃいる所を昼と同じように探索したかった。
まさか別ゲーをやらされるとは思わなかった。
ディンゴがいなかったら途中で面倒になってプレイを投げていたと思う。

まあ以上の不満点は過去作をプレイした人間だからこそ出る文句とも言える。
そう言った不満はあるが、今作ではオッチン然り時間の巻き戻し然り様々な箇所で、初心者ピクミンの犠牲を出したくない人に向けた配慮が大きく、取っつきやすいゲームになった。
個人的にはピクミンと言うゲームは例え10匹死のうとも11匹増やせば良いゲームだと思っているので、そもそも犠牲ありきなゲーム(CMでそして食べられるとか歌っていたし)だと思っている。
だが実況などを見ていると犠牲を嫌がる人(演技もあるかもしれないが)が割と多く、そう言う人やピクミン初見でも遊びやすいようになったと感じた。
オッチンに乗っていればあのダマグモキャノンでさえもが脅威ではない上に無犠牲も出来るのは本当に驚いた。
今作、段差等のオッチンにしか出来ない事を除いてのオッチン縛りをすれば難易度が爆上がりしそうだ。

あと、今作のストーリーはてっきり3の後の話だと思っていたが、そもそも今作は過去作と同じ時系列ではないパラレルワールドだな?

オリマーが序盤で語った遭難の話ではすぐにモスに出会っているし、2のストーリーである「ルーイのミスで借金返済の為に惑星にとんぼ返り」が「ひっでぇ悪夢見たわ~」になっていた。
オリマーが赤以外のピクミンを見た時の反応もどう見ても初見な事も鑑みるとやはりパラレルワールドなのだろう。
恐らくオリマー遭難記が1にあたる部分で、4の本編が2にあたるのではないかと考えている。
オリマーが葉っぱ人化している状態からスタートな点が、モスがいる点は一旦置いておき、1のバッドエンドからの派生と見て良いのでは。
今作で2の洞窟や原生生物が復活したのも、上記理由によるものではないかと思う。
ただ、わざわざパラレルワールドにした理由は分からない。
次回作を出す為の展開かな。

てか多過ぎる遭難者は何だ。
調査団とオタカラ鑑定・原生生物図鑑に関してはいいが、それ以外の一般遭難者は自業自得だ捨て置け。
クイーンチャッピーのいる洞窟に放り込むぞ!!!
こんちくしょう!!!一生私に足向けて寝るなよ!!!

あとね、ひとつだけ言いたい事があるの。
ダマグモインフェルノ好き過ぎる。
何だあのダマグモ愛しい。
今までダマグモ系って全部クソ鬼畜で嫌いだった(主にダマグモキャノンのせい)んだが、こいつだけはマジで愛せる。
フィギュア作って任天堂。
パリピってるピクミンとセットでフィギュア作って任天堂。
買うから。

ちなみにクリア日数は資材集め日や紫ピクミン増やし日等を含めてののんびりプレイで55日。
ラスボスは赤45紫30羽20黄5(19階のポンガシで増やす)で挑んだ。
羽だと他ピクミンより尻尾に張り付けやすいのでお勧め。




以下、ピクミン好きによる個人的な考察。
間違いは多々あると思う。


今回のシェパード史でやはり「PNF-404=地球」であり「主人公達含む惑星人は何らかの理由で地球から脱出した人間の子孫」である事がほぼ確定したと見て良いだろう。
シェパード史での記述では「元の文明を取り戻すには膨大な時間がかかる」とあった為、地球では高度に発達した文明があった事と、移住先の惑星にはほとんどゼロからのスタートである事が窺える。
ただそうなると地球にいた頃からすでに人間はあのサイズであった可能性が浮上する。
さすがに別の惑星に移住した程度で人間が170センチから3センチ程に縮むとは考えづらい。
そのレベルの進化が突如起きれば恐らく種の存続は不可能である。
となると人為的な問題により、地球上ですでに小人化していたのではないだろうか。
地球の空気が惑星人にとって猛毒であるのは、移住による進化の為ではないかと思う。
また1でガイガーカウンターが鳴り出したり、2では洞窟にゾウノアシがいる点を考えると、地球上には洞窟も含め大量の放射性物質がある可能性も非常に高い。
だがそう考えると整合性が合わなくなる存在がラスボスであるヤタノワスレイヌだ。
オッチンやモスと遺伝子が同じ宇宙犬である事や、シェパード史にある「犬を連れて別の惑星に降り立った」記述から考察するにヤタノワスレイヌは「地球に存在していた犬」である可能性が高く、その子孫がオッチンやモスである可能性が高い。
しかし人間がすでに小人化していたのであれば犬もオッチンやモスのサイズがすでに生まれ主流になっていたはずだ。
シェパード史の記述から推察するに犬が珍しい存在でもなさそうなのがその裏付けとも言える。
人為的な実験によりあの大きさになったのか、元からあの大きさだったのか、ラスボスに相応しい謎を兼ね備えている。
ただオタカラに映った犬の写真に言及している点を考えると、やはり太古の地球上に「普通の犬」がいたのは事実だろう。
また、ヤタノワスレイヌは恐らく「ヤタ」の部分が「八咫」であると思う。
「ワスレ」は「忘れ」で、シェパード家(一族が愛犬家である事を考慮すると可能性は低い)、もしくは別の地球人が地球を脱出する際に「置いていかれ忘れられた犬」ではないだろうか。
モスは生まれながらにして尻尾が葉っぱ化、ピクミン化している為あの環境に適応する為の進化を遂げたのかもしれない事を考慮すると、地球に残りながらもピクミン化をしていない(環境適応をしていない)点で、かなりの年月を地下で生きている可能性がある。
あの力は元から持っていたのか、置いていかれ何らかの影響で得たのかは不明だが、後天的な力であるとする方が理屈が通ると考える。
神に近い力を持った飼い犬を地球から脱出して別の惑星に移住しなければならない時にわざわざ置いていくメリットがあまりないからだ。
どう考えても連れて行く方が便利である。
それにオリマー達が「宇宙船が何らかの力に引き寄せられた気がする」と語っているのも興味深く、ヤタノワスレイヌが後天的に力を得た可能性を示唆しているとも考えられる。
ヒカリピクミン・ヤドリピクミンなる存在が出てきた事で「ピクミンもしくは別の生命体の意思で一定の条件を満たすものを引き寄せている」と言う可能性が現実味を帯びてきた。
この一定の条件と言うのは「生体反応のある一定以上の大きさの物」ではないかと思う。
例えば「一定以上の大きさの物」だけであれば様々な物が引き寄せられ、隕石が頻繁に降ってこなければ理屈が合わない(隕石が引き寄せられている描写はあったがそれ以上に引き寄せられる様子はなかった)。
だが「生体反応がある」を足す事でピンポイントで周辺を通った宇宙船を地球に落としているのではないだろうか。
主人公が乗っていた宇宙船は墜落しなかった事も(メタ的に見ればこいつまで墜落したら話が進まないからだろうが)「一定以上の大きさ」に引っかからなかった為と考える。
また、ドルフィン号やシェパード号が脱出はスムーズに行えた事と、戻ってくる際には何の問題もなく着陸出来た事を鑑みるに「出て行く分には致し方なし」とし「見知った生命体もしくは有益な生命体が戻るのは歓迎する」と言った明らかに何らかの意思が働いて見える。
2ではオリマー達が乗ったドルフィン号が何の問題もなく着陸出来ているので「オリマーと言う見知ったor有益な生命体」がいる為、着陸出来たのではないかと考えられる。
つまり今作でオリマーが遭難しているのはやはり「今作はパラレルワールドでありこれはオリマーの遭難1回目」を指していると言えるのではないだろうか。
そしてそのような存在がいるとなると、ヤタノワスレイヌが後天的に力を得たとしても何ら不思議ではない。
更に今作がパラレルワールドとなった事で公式の「今回は文明が色濃く残った地球が舞台」と言った発言も「地球では時空が歪んでいる」事の証明になるのではないかと思う。
2では洞窟内での時間は進まない点、アメボウズの肉体が別次元に存在している点、そして今作での洞窟内では時間の進みが地上の六分の一になる点などを踏まえても、時空の歪みがあるのは確実と言っても過言ではないだろう。
洞窟内ではおにぎり等の明らかに放置すれば腐る物がそのまま存在している点を鑑みても、やはり時空の歪みが起きていると見て良い。
そうなると地球に入る時「どの時代の地球に行くか分からない」と言った事も起きるのではないだろうか。
故に今作では文明が色濃く残った地球に降り立ったのではないかと思う。
しかし今作はあまりにも人間がいた痕跡が色濃く残り過ぎている為、何らかの影響で人間が突如いなくなったのか、こちら側と向こう側とでは干渉出来ない時空の問題があるのかが謎である。
個人的には人為的な問題で突如人間が消え、その中でも生き残ったのが小人化したのではないかと考える。
時空の問題で干渉出来ないとすると、人間側は物が次々となくなるもしくは勝手に動いて消えるのを見ているのに何のアクションもないのはおかしい。
となるとやはりあの地球にはすでに人間はいないと考えるのが自然である。
もしくはどれだけ文明が色濃く残った、人間が実際に生活していた時代に飛ばされようとも絶対に人間が復活しないようになっているのかもしれない。

うーん。
このピクミンの謎はこうして考察している時が一番楽しいので、ある意味このまま謎は謎のままにしておく方が良いのかもしれない。
ピクミンってこう言う考察が滾るように出来ているのも本当に好きポイント。
任天堂って素晴らしい。

ただしドドロの卵×2などと言う悪魔の所業をした事だけは許さねぇ。

マップ選択画面で「寒気がする」と書く。

何だ?ヤベェ奴でもいるのか?(震え声)

キンキンチャッピー登場。

なぁんだ!物理的に寒いだけかあ!ヒカリペレット集めようねえ!

ド ド ロ の 卵 。

任天堂てめぇこの野郎!!!(クソデカ震え声)

この悪魔の流れも絶対に許さねぇぞ。
キンキンチャッピーで一回油断させるの本当に悪魔の所業で最高に最低(褒めている)

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