マガジンのカバー画像

小説まとめ

64
小説のまとめ
運営しているクリエイター

#短編

創作大賞応募作の自キャラが超気に入っている話。

創作大賞の応募期間が終了したので、自分が書いた小説についてちょっと語りたいと思う。 まず…

藤堂佑
23時間前
5

【短編小説】一億総ヒットマン政策

「これはディープフェイクなどではありません。私、神里佑介は我が国の総理大臣として、責任…

藤堂佑
2か月前
14

【毎週ショートショートnote】ツノがある東館

お題:ツノがある東館  うちの事務所はデカい。  日々日本全国の組が縮小を余儀なくされて…

藤堂佑
6か月前
17

【ショートショート】五百円のキッチン

「映画面白かったねー」 「うん。もう一回見たい」 「おかわり早過ぎ」  彼女の笑い声と共に…

藤堂佑
6か月前
8

【毎週ショートショートnote】トロンボーンの口調

お題:トロンボーンの口調 「お前さ、神っぽくねぇよな」 「いえいえ。わたくしも神としての…

藤堂佑
6か月前
17

【ショートショート】拝啓、冬晴れの横浜へ

「うーっ、寒っ」 「冬の朝ってほんま肌に突き刺さるー」 「それな」  がらがら、がらがらと…

藤堂佑
6か月前
9

【毎週ショートショートnote】会員制の粉雪

お題:会員制の粉雪  会員制。そう聞き想像するものは何だろうか? 高級志向の飲食店や夜の店を想像する人がほとんどだろう。かく言う私も以前はそうだった。  だが世界は広し。我が国ではとある動物を見る為の会員制の店が存在する。 「粉雪ちゃんって本当に奇跡の存在」 「分かる。マジ自然の奇跡」  シャンパンを片手に客が眺める、大きく分厚いガラス窓の向こう。そこにいるのは真っ白な毛に覆われたパンダの粉雪だ。ちなみに今は笹をもぐもぐと食べる夕飯タイムである。  この店の正式名称は

【ショートショート】年末の瞬間、年始の瞬間

 ずるずると蕎麦を啜ったのは二時間程前。風情のふの字もない、お湯を注ぐだけの簡易的な年越…

藤堂佑
6か月前
11

【青ブラ文芸部】あなたへの5つの質問(Q.2)

素敵な質問、と言うかお題を見かけたので、小説にしてみました。 今後、他の質問を使ってまた…

藤堂佑
7か月前
11

【毎週ショートショートnote】プールの紅トーナメント

お題:プールの紅(くれない)トーナメント  我が家には十二月三十一日限定のイベントがある。…

藤堂佑
7か月前
14

【毎週ショートショートnote】台にアニバーサリー

お題:台にアニバーサリー  二周年のお祝い。そんな手書きの可愛らしい丸文字が、寝起きで不…

藤堂佑
7か月前
17

【ショートショート】二色鍋

「また陳列変わってる」 「一昨日は変わってなかったのにな。ほんとスーパーの陳列って早着替…

藤堂佑
7か月前
15

【毎週ショートショートnote】白骨化スマホ

お題:白骨化スマホ 「はあー……またかよ」 「また白骨スマホですか?」 「ああ。これの書類…

藤堂佑
7か月前
23

【毎週ショートショートnote】助手席の異世界転生

お題:助手席の異世界転生  俺の車の助手席はいつも空席だ。もちろん彼女がいないと言う事もあるが、それ以上に「俺の車は厄介者」と言う理由で空けている。そしてその厄介者が今日も本領を発揮し出すようだ。  エンジンをかけ走り出した車のハンドルを握る。薄っすらと光を帯び始めた助手席を横目に、最早カーナビの案内なしで行ける程の往復を重ねた山に向かった。 「初めまして。ここは異世界です。貴方は転生をしました」 「……は?」  見晴らしの良い山の頂上に停めた車。ぽんっと音が弾けて見知