確証バイアスという魔王

最近の子ども達は、思い込みが強過ぎるところがある。

自我が未成熟で、何が正しくて何が間違っているか、正しさに絶対はなくて人によって認識が変わること、それらがわからないうちにスマホが与えられて、自分を肯定する情報が与えられてしまう。

昔はその判断がリアルな人間関係の中で育まれた。『私は私以外の全ての人間では無いもの』という感覚が、理屈で理解しなくとも、自然と心にインストールされていたのだと思う。

『私は正しく相手は間違っている』という確信。
グループLINEによる同調圧力や表面的で浅い気遣いによって、より確証バイアスはブーストされる。

そこで対立構造が生まれる
それぞれは防御反応を起こし
圧力、支配、集団を味方につけ、攻撃による防御をとる人
無視、否定、拒否、聞き流す、心が壊れる、逃避による防御をとる人に二分する。

どちらも未成熟な人間達による
防御反応だ。確証バイアスの暴走は、やがてこの経過をたどらなくとも、オートマッティックになってゆく。
こんな世の中では争いごとも増えていくし、心の病も増えていく、犯罪も冤罪も増え、人類は滅びに向かう。

『人間を育てる』ことは情報を詰め込むことではない。

幼少期
安心、安全の中で欲求を発散し、大事な養育者に十分に依存する
学童期
五感で世界を感じて世のことわりを知り、自分にとっての快、不快を知り、自分と他者は違うことを知る
思春期
自分はどうありたいか、他人との出会いで相対的に自分の特性、得意、才能を知り、その中で自我を確立していき
青年期
自分と社会との中で、自分であるために、自分軸をもったうえで、どう選択し決断するのか

どれが欠けていても
『人間』はできあがらない。
『人間』はAIではない。なのにAIを目指しているように私にはみえる。

手遅れにならないうちに
気付いて欲しい
このメッセージも確証バイアスに邪魔されるのだけれども

自分が思うこと。思いついたこと。生み出したもの、それはこれからの時代、大事な宝物になるのだと感じてます。一緒に共感し笑い楽しんでくれる方、良かったらサポートよろしくお願いします。