【第2回】友達が少なすぎる

誰とでもすぐに仲良くなれる人が羨ましい。
友達と時間が経っても仲良くいられる人も羨ましい。

ついこの前、学生のときのバイト先の先輩と飲みに行った時に先輩2人とも最近結婚式に参列したらしく、当時のバイト先のメンバーが今は都内で同棲してるとか、近々結婚するらしいとかそんな話の流れから結婚の話題になった。
ついこの前までは学生で、想像上の概念でしかなかった「結婚」の2文字が急に現実味を帯び、とうとう身近なところにまで浸食してきた。

自分が結婚できるかどうかはさておき、万が一結婚して式を挙げることになった場合、重大な問題が発生する。

それは、誰を呼ぶかだ。

正直、結婚式に呼べるほどの友達は両手で数えきれるくらいしかいない。
小さい頃から人見知りで、友達が多い方ではないという自覚はあった。
でも、学校に行けば話す友達はいたし、いじめられたこともなかった。だから気付いていなかったけど、ここまで酷いとは思わなかった。
いや、ただ認めたくなかっただけか。

高校に入ってスマホを買ってもらうまでは、友達と連絡をとる時は家の電話くらいでメールすらやっていなかった。当然、LINEもしていなかったので、中学校までの友達の連絡先は知らない。
そこから急にLINEを与えられても、どうしていいかのか分からない。クラスのグループLINEには入ったが、友達とLINEでやりとりすることはほとんどなかった。
だから、学校で話す友達はいても学校を卒業したら当然のように疎遠になった。

今現在、交流のある大学の同級生と当時のバイト先の人くらいだ。その人達とはいずれも大学1年生の時に知り合っている。
こう考えると大学1年生の自分は、自分の人生のMVPといっても過言ではないだろう。

友達を作るのが苦手だし、1度疎遠になったら次にその人に会った時には人見知ってしまう。学生の時にはその時その時の友達がいたからそれほど危機感は感じなかったが、社会人になり新しく友達ができないフェーズに入って痛感した。
ガチで友達0人になるかもって。

今から新しく友達を作るのはあまりにもハードルが高すぎる。
今いる友達と疎遠にならないようにしないと、その先に待っているのは「孤独」のみだ。

最初に書いたバイト先の先輩との飲みは始めて自分から誘って実現した。今まで飲み会の幹事は誰かに任せているだけで、自分は声をかけられるのを待っているだけだった。
それでは疎遠になっても仕方ないということをこの年になってようやく学んだ。

会いたい人には会いたい時に会おう。
誘われた時には遊ぶけど、自分からは誘わないというスタンスはやっぱり誠実じゃない。
今まで人と誠実に付き合ってこなかったことが、友達の少ない1番の原因だろう。

「あなたと会いたいから誘いました」、「あなたと一緒にいると楽しいです」とか、思ったことは伝える。行動で示す。
そうやって、人と誠実に付き合っていこう。

結婚式に呼べる友達が0人というのは、恥ずかしすぎる。


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