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プロレス撮影に持っておきたいあんなもの、こんなものを考える。~必需品編~

お初の方も、お久しぶりの方もプロレスの写真撮影が趣味のさかやき(@sakayaki_szk)です。

早速ですが、今回の記事は私の今までの経験から感じたプロレスの大会の観戦時に写真を撮影するにあたって必要不可欠と感じた物からそれほど必要ないと思ったものを「優先度・高」および「優先度・中~低」という2つの項目で書いていこうと思います。

今回はほぼ必需品レベルを中心に書いていきます。

本記事はこれからプロレスを撮ってみたいと思っている初心者の方やある程度撮りなれてきた中級者レベルの方をターゲットにしています。上級者の方は「こんな物もあったほうがいいよ!」というものがありましたらコメント等に書いていただけると嬉しいです!


優先度:高(ほぼ必需品レベル)

それではまず、優先度の高いもの(ほぼ必需品と呼べるレベル)をいくつか紹介します。

カメラ本体(できればレンズ交換式カメラ)

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とりあえず何はなくともカメラ本体が無ければ始まらないわけで、カメラ本体は当たり前ですが最優先事項としました。

じゃあ、どこのメーカーのどれがオススメなの?と聞かれたらメーカーに関しては一般的に日本の家電量販店で流通しているカメラとなると下記の画像に載っているメーカーのどれかから選ぶことになるとは思います。

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見た目で選ぶか、性能面で選ぶか、価格で選ぶかは人それぞれ自由かと思いますが、一応言っておくとスポーツを撮っているプロカメラマンの方たちはほぼキヤノン、ニコン、ソニーのいずれか3社の製品を使用しています。いずれにしても趣味の範囲なら好きなメーカーを使えばいいと思います。

そして「できればレンズ交換式カメラ」と書きましたが、「レンズ交換式カメラ」というのは一眼レフ、ミラーレスカメラのことを指します。

レンズ交換式カメラをオススメする理由としては、レンズを交換できるというメリットは自由が効いて、撮影の幅を広げることにつながるので私はレンズ交換式カメラをオススメします。

一眼レフとミラーレスカメラの違いについては割愛(知りたい人は調べてください)しますが、現在国内のカメラメーカーで生産されているカメラのほとんどはミラーレスカメラであるということは知っておいてください。

交換レンズ(ズームレンズ、単焦点レンズ)

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続いて交換レンズです。当たり前ですが、カメラ本体のみを持っていたところで写真は撮れません。カメラにレンズを装着して初めて写真を撮ることが出来ます。

レンズ選びの際に気をつけて欲しいのですが、カメラにはそれぞれメーカーごとに「マウント」と呼ばれる規格が決まっています。


マウントの呼称すべてを覚える必要はありませんが、最低限自分が使用しているカメラが何マウントかくらいは覚えておくといいでしょう。

覚えておくことによってレンズ選びの際に、「このレンズは自分が使用している本体に装着することができるのか?」ということが分かるようになります。

基本的に本体のマウント規格と一致していないレンズは装着することは出来ません。(例えばニコンのZマウントレンズはソニーの本体には装着できないし、ソニーのEマウントレンズはニコンの本体には装着できません。)

基本的にと書いたのはマウントアダプターを介すれば装着することは出来ますが、通常よりもフォーカススピードが遅くなったりするのでスポーツを撮影しようとする場面には向いていません。


ちなみに私は普段プロレスを観戦する際は試合撮影用にズームレンズ1本と売店でのワンショット撮影用に単焦点レンズ1本を持っていきます。


記録メディア(SDカード)とカードケース

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カメラとレンズが用意出来たら次は記録メディアを用意しましょう。

記録メディアとはSDカードなどの写真や動画を保存する媒体のことを指します。今回はSDカードに限って話を進めていきます(CFカードやXQDカードが採用されている機種もありますが、その辺を使用している方は総じて上級者だと思うので。)


○SDカードの選び方ポイント
1. 大容量のもの(理想は64GB以上)

プロレスを撮影していると連写を多様するため必然と写真の枚数が多くなります。私も1大会あたり1000枚を超えることは当たり前です。場合によりビッグマッチとなると2000~3000枚になることもあります。(リングサイドカメラマンの方となると1大会1万枚を超えることもあるそうです。)

加えて私の場合、JPEGではなくRAWで撮影するため1枚あたりのデータ容量が大きくなります。カメラの設定で1枚あたりのデータ容量を抑えることは出来ますが、後々の編集することを考慮してRAWで撮影しています。

RAW(ロウ)とは、「生」「未加工」の意味。デジタルカメラで撮影された画像の記録形式の1つ。カメラ内部での現像処理が行われていない非圧縮または低い圧縮率の画像データのことを指す。(大塚商会 IT用語辞典より)

以前、私のツイッター上でプロレスを撮影している方を対象に使用しているSDカードの容量をアンケートで集計したことがありました。その結果、やはり64GBが一番多く、次いで128GBという結果でした。

もちろん256GBや512GB、果ては1TBという大容量のSDカードもありますがやはり金額も高いですしSDカードは非常にデリケートな製品で破損するリスクを考えると64GBや128GBを複数枚持っている方が安全かと思います。


2. 読み込みと書き込みスピードの早いもの

SDカードには「読み込み速度」「書き込み速度」があります。

読み込み速度=カードに記録されたデータをPCなどに移動させる速度。
書き込み速度=撮影したデータがSDカードに記録されるまでの速度。

基本的にはSDカードの本体には読み込み速度のみ記載されていることがほとんどです。

もちろん読み込み速度が早ければデータの移動やバックアップに時間が掛からないので待ち時間が長いというストレスを感じなくなります。

しかしながら、連写を多用するスポーツ撮影時にはある程度の書き込みスピードがないと連写中のコマが記録されていない、もしくはシャッターチャンスを逃すということがありますのでパッケージを見るか、製品ページの詳細で書き込みスピードも確認するといいと思います。

※ちなみに安いSDカードに多いのですが、書き込みスピードが記載されていない製品は総じてスピードが遅すぎるということがほとんどなので気をつけたほうがいいです。


3. 自分のカメラがUHS-ⅠとUHS-Ⅱのどちらが対応してるか知っておく。

先述した読み込みスピードと書き込みスピードに関係する話ですが、SDカードには「UHS-Ⅰ」「UHS-Ⅱ」という規格が決められています。

ざっくり言うとUHS-Ⅱの方がよりデータを高速で書き込んだり、読み込んだりすることが出来ます。その分値段は高いです。

加えて気をつけてほしいのが、自分が使用しているカメラがUHS-Ⅰのみ対応である場合、UHS-Ⅱのカードでも下位互換は効くので記録自体はできます。

しかしカタログスペック通りの性能は出ないのでお気をつけください。

○カードケース

SDカードの保管にはカードケースを使いましょう。

手持ちのSDカードの枚数にもよりますが、とりあえず私は4枚のSDカードをローテーションで使用しているので4枚保管できるカードケースを使用しています。

個別で保管しておくより紛失のリスクが減るので重宝してます。SDカードってすぐ行方不明になるので。

100円ショップでも売っていますが、落とした衝撃でデータが破損なんていうリスクもありますので家電量販店で売られている耐衝撃と書いてある製品がオススメです。

それほど高い製品でも無いので持っておくといいと思います。

カメラ用予備バッテリー(交換バッテリー)

プロレスの撮影というのは連写を多用するため、それだけバッテリーの消耗は早くなります。

同じメーカーのカメラであっても採用されているバッテリーが違うため、特にカメラ本体が小型軽量の場合、バッテリーも小さいため充電容量が少ないことも多いです。

1大会くらいなら大丈夫かと思いますが、昼と夜で1日に2大会観戦する可能性がある人は予備バッテリーは必ず持っていた方がいいです。

バッテリーを選ぶ際の注意点として、必ずメーカー純正品(本体に付属されているバッテリーと同じもの)を買ってください。

Amazonなどで他社製の安い互換バッテリーも売られていますが、当たり外れが激しく場合によってカメラ本体に不具合をもたらすという話もあるので値段は高いですが、純正品をオススメします。

※バッテリーの充電器はサードパーティ製でも良さそうなのがありますね。


クリーニング用品(ブロワー、クロス、レンズペン)

○ブロワー

ブロワーというのはカメラ、レンズに付着した塵やホコリを空気で吹き飛ばすために使います。

カメラやレンズに汚れが付着していると写真にも汚れが写ってしまいますので、レンズを取り外したときなどこまめに吹き飛ばしましょう。

あとなるべく大きめのブロワーの方が風量が多いため、より強力にホコリが吹き飛ばせます。選ぶ際の参考にしてください。

○クリーニングクロス

これはメガネ拭きと同じ要領でレンズに付いた指紋を拭いたり、液晶画面・ファインダーを拭くのにも便利ですのでカメラバッグに入れてます。

○レンズクリーナー

こっちはあらかじめクリーニング液が染み込んであるクリーニング用ティッシュです。使い捨てタイプなので、何枚か持ち歩いておけば出先でもサッとレンズを拭いて捨てられるので便利です。

○レンズペン

これもレンズの清掃用グッズなのですが、ハケでホコリを落としたりセーヌ革のチップでレンズについた皮脂や指紋を落としてくれて更に静電気を除去するのでホコリが付きづらくしてくれるという優れもの。

1本持っておくとなにかと便利です。


まとめ

ここまで書いてみて割と誰でも思いつきそうなものばかりだと思いますが、意外とカメラ初心者のうちは見落としがちなポイントということで書いてみました。

私も昔はSDカードをよく紛失したり、バッテリー切れに悩まれたり、レンズの前玉を素手で触ってしまって指紋が付いてしまったりしたので。

他にも必需品だと思うものなどありましたら、コメントや各SNSにて教えてくれたら嬉しいです!

それではまた次回!

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