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読んだ漫画、読みたい漫画

4月まで、7ヶ月京都に滞在していた間に読んだ漫画・読みきれなかった漫画をリスト化しました。大分時間が経ってしまったから忘れているものもちらほら…。
気持ち的には「3ヶ月の京都」の続編だけど、別に京都関係ないので気持ちの上だけ。(と言いつつ記事は埋め込んでおく…)

マンガミュージアムで漫画を読むために行っていた京都。
家にwi-fiがなかったこともあり、京都ではほとんどnoteを更新できませんでしたが、元気にやっておりました。主に漫画を読みつつ、あちこち遊びに行ったり飲みに行ったり、好きな場所が沢山できました。これまで奈良と大阪ばかり行っていたので、京都にも居場所ができて嬉しい。大阪も新しく開拓できた場所があり、有意義な半年間でした。
読みきれなかった作品もありますが、これからもちょくちょく京都に行くつもりなので、その時に読み進めるつもり。
あくまで自分のためのリストになりますが、特に70〜80年代の少女漫画が多いので、その辺りご興味ある方は参考になるかもしれません。一部の漫画はそれを特集した記事も書いておりますので、漫画のマガジンをご参照ください。

その後広島にも、広島市まんが図書館でまんがを読みふけるために半年ほど滞在したので、読んだ漫画の項など加筆修正しました。
来月からは北九州市マンガミュージアムのために小倉に行く予定。


※作者五十音順
※個々の作品について今後個別に記事を書く可能性がありますが、とりあえず内容をこれ以上忘れないよう短いコメントを添えました。
※所蔵の有無については、京都国際マンガミュージアムと広島市まんが図書館、北九州市マンガミュージアムしか調べていません。東京の現代マンガ図書館や漫画喫茶などの蔵書は見ていません。
※ネット上で読める漫画は、漫画図書館Z→★、スキマ→○で記載
※随時追記。


A 京都で読んだ作品(閉架)

京都国際マンガミュージアムでは、閉架資料は一週間前までに予約しないといけないので、ハードルが高い気がして京都を離れる2ヶ月前にようやく手を出しました。でもマンガ研究者でない一般人も普通に頼めるので、思ったより気軽に利用できるサービスでした。冊数とかもわりと融通が利きます。

阿保美代:陽だまりの風景、くすの葉だより、お陽さま色の絵本、森のメルヘン、アボさんのふるさとメルヘン(基本的に、いくつもの連作短編を組み合わせて一作としているから、本当は一気に読むのではなくて、一日一本とか少しずつ大切に読めたら良いと思う。暮らしの中の、少し不思議で、綺麗で切ないものが丁寧に切り取られて一編の中に収められている感じ。森のメルヘンはパワフルなうさぎのおばさんが主人公の連作で、「小さなお茶会」感がある。)
上村一夫:密猟記(エロティシズムを押し出した作風なのかと思っていたが、情感を捉えた静かで力強い作風が心に染みる。お姉さんがお嫁に行く日、庭でストッキングが片方風に揺れているシーンがなぜか目に焼き付いている。)
内田善美:りぼん1974年10月号、ペーパームーン 1977年8月号(コミックス未収録作品。りぼんの方は初期作品なのでその後の作品と比べるとまだ内田善美らしさが出ていない気がする。)
楳図かずお:ロマンスの神様(ホラーの印象しかなかった楳図かずおの、(内面的怖さは別として)全編可愛らしい絵柄の話。装丁も”レトロ可愛い”感じ。多分普通の少女漫画だったら「女の子らしい夢物語だな〜」で終わるところを、何となく違和感のある後味を残すところがさすが。)
上條淳士:SEX 全7(ポイントカラーの入っていた特装版で最後まで刊行されなかったのが悔やまれる洗練された線とデザインがかっこいい。話はTO-Yの方が好きだけど、好きな見た目のキャラが多いのはこっち。)
黄島点心:黄色い円盤(表紙はかっこいいけど中の絵は好みじゃなかった。「宝毛と黒子毛」は以前どこかで読んだことがあった。)
倉多江美:エスの解放(実験的少女漫画。ベタ多用・抽象的な表現が多く好きな系統)
坂田靖子:ラヴリ・ブックスNo.1 アモンとアスラエール(坂田靖子の同人誌「ラヴリ・ブックス」の第一弾。その後ペーパームーンコミックス版を購入しましたが、文字が手書きで余白の多い同人誌とは受ける印象が違う。内容はギムナジウムもの。「トーマの心臓」とはまた違ったアプローチ。他のラヴリ同人誌も見たいが京都と広島には蔵書なし)
作画グループ:ダリウスの風(同人サークルの合作SF。キャラクターごとに割り振られているので色々な画風が混ざっていて面白い。)
沢いずみ:トンコトンコ(コが子だったかも? 小山葉子「すみれのワルツ」に併録されている作品。絵に描かれた自分が絵から抜け出して外界を引っ掻き回す小編。本人と描かれたトンコの性格が真逆なのが肝。明確なオチはない。私が読みたかった絵柄の作品ではなかったので、他の作品も読みたい。)
嶌峰麻利子:エンゲージリング(ホラー漫画。怪異が怖いというよりは人間の妄執が怖いタイプ)、幼なじみの恋祭り(じれったく甘酸っぱい恋愛もの。いじっぱりのヒロインは大体可愛い。)、秘密箱あけたら…(身分違いの恋のために身を窶した恋人たち。本当に出会った時は死ぬ時、という萩尾望都の「マリーン」を彷彿とさせつつ、こちらは現実に幸福な時があった分幸せなのかもしれない)
筒井百々子:たんぽぽクレーター、ものまね鳥シンフォニー、リトル・コンサート、1スウの銅貨、グレンデル星座(代表作「たんぽぽクレーター」と続編「ものまね鳥シンフォニー」はSFだけどそれ以外の作品も良い。構成力が高く、泣かされるストーリーが多い。ほっこりする画風。)
長広洋子:かげふみ遊び(生まれつき影がなく、影を踏むことで人の闇の部分を奪ってしまう少年の話。随所に「ポーの一族」の影響が窺える。少年は恐ろしい存在のように描かれているけれど、人の悪の部分を消し去るメシア的存在でもあるのでは、と思う。)
布浦翼:ワイルド・ブルー(「ぴくぴく仙太郎」の作者。動物が好きなんだなあ。仙太郎の方がほのぼの面白かった。)
花村えい子:さよなら(レトロな雰囲気の美少女画が可愛い作家。内容は覚えていないが、和物の絵+小説のような作品が、他の作品とは一風変わっていて目を引いた。)
ひろき真冬:Apples(りんごから想起された幾つかの短編。ストーリーを理解するというより、美しい絵を堪能する作品だと思う。)
三岸せいこ:ヴィクトローラきこゆ(ヴィクトローラは実在の楽器。絵とかセリフのヌケ加減が大島弓子に近い? ふわふわと幻想的な空気感が心地よい)、ぶ〜けデラックス1981年2月10日号・1982年9月10日号・1983年2月10日号(コミックス未収録作品掲載誌。コミックスに収録されている作品の方が完成度が高いような気はするが、寡作な作家なので読めて嬉しい。)
矢野礼子:花井ちゃんのレッスン(ピアノレッスンの生徒と先生の連作ふんわり百合もの。絵は可愛らしいが特に印象に残らなかった。)

B 京都で読んだ作品(開架)

70〜80年代の、読んだことのない作家の少女漫画をメインに、その時々の気分であれこれ読みました。ぶ〜けとプチフラワーに好きな作品が多く、王道学園少女漫画は苦手なのは変わらず。

青木庸:マンハッタンの姫君(女の子に振り回される青年の話だったと思うが、細かい部分は忘れてしまった。)
秋里和国
:それでも地球は回ってる 全5、TOMOI(BL作品の多い作家だが、それでも〜はBLではない、特殊性癖や人に言えない秘密のある少年少女のどたばた学園もの。この作風の他の作品があれば読んでみたいと思う。)
あしべゆうほ
:クリスタルドラゴン 1〜24巻(面白いのだけれど、どんどん話が壮大になってきてわけが分からなくなってきた。完結するのだろうか?)、風の呪歌(クリスタルドラゴンの番外編のような話)
阿保美代:夏のてじな(他の作品集同様、可愛らしい掌編が多く収められている。)
あまねかずみ:青い鳥みつけた(よく覚えていないが、恋愛ものの良作だったような?)
一条ゆかり:有閑倶楽部 全19(大昔にすこ〜しだけ齧ったことがあって、ようやく全巻読んだ。もっとお洒落系の話だと思っていたが、徹頭徹尾ギャグコメディだった。)
伊東愛子:ネコの街角物語、母の神話(悪くはないのだが印象に残らない話。)
岩館真理子:わたしが人魚になった日(雰囲気で読ませる作品で、何が言いたいのか汲み取れずにやきもきするところもあった。絵が好きなので、他の作品も読んで判断したい。)、チャイ夢(言葉遣いとかコマ割りが、大島弓子ぽさを感じる。勘違いからのすれ違いを繰り返しつつ惹かれていく二人が丁寧に描かれていて、上質な少女漫画。)
上原きみこ:炎のロマンス 全9(黒髪の女王が必要だからというだけで拉致された平凡な少女が王位争いに巻き込まれる、奇想天外とんでも設定な作品。あまりにぶっ飛びつつも、王道少女漫画でもあり、当時の読者はどう思いながら読んでいたのだろうか。)
内田善美:秋のおわりのピアニシモ、かすみ草にゆれる汽車、空の色ににている、ひぐらしの森、星くず色の船(コミックスを全部読めてとても嬉しい。感想はこんな短く書けないので、別で書いた記事を見て下さい。)
江口孝子:気分はspace fantasy、ルイスの長い一日(あまり覚えていないが気分は〜の方が面白かった。エスパーはいるのだと信じたいマドンナと取り巻きの男の子たち。)
笈川かおる:右のドア・左のドア(確か子供の心理を描いた作品だったはず。あまり覚えていないものの、他の作品も読もうと思ったので良作だったのだろう。)、へ・へ・への方程式(ラブコメかと思いきや、急展開SFものだった。ラブコメ要素もSF要素もそれぞれはわりとオーソドックスだけど合わさって超展開。)
大島弓子:つるばらつるばら(24年組の中では読み始めるのが大分遅かった大島さん。他の作品も少しずつ読み進めていきたい。使われる言葉のリズミカルで不思議な語感が素敵。)
大城のぼる:火星探検(現代ではちょっと問題なのでは…? と思うような発言もあるけれど、ユーモアに満ちていて自然と科学的な考え方ができるようになる。)
おおやちき:おおやちき作品集3雪割草(この人の絵は漫画よりイラストで見る方が好き)
岡田あーみん:ルナティック雑技団 全3(すごく変なギャグ漫画だったのは覚えている。ギャグ漫画に耐性がないから勢いに流されるまま読んだ気がする。)
岡野玲子:ファンシイダンス  全9(シティボーイの話かと見せかけておいて、途中からは完全にお坊さんの修行物語。修行僧の日常が垣間見られて面白いし、登場人物たちがたまに語る哲学が味わい深い。)
奥友志津子:冬の惑星、ゲーム・オーバー、哀しみのヒロイン(SF作品を多く描いているが、寧ろ日常ものに良作が多い。キャラクターが生き生きとしている。)
小椋 冬美:赤い天使、金曜日にはママレード、シルク、さよならなんていらない、
micky、リップスティック・グラフィティ(80年代前半までの絵柄が好みだったのであれこれ読んだ。恋愛を描きつつ、それだけでなく、登場人物たちの人生観や哲学にも触れていて、感動的な話が多い。)
小田空
:空くんの手紙 全4(萩尾望都「とってもしあわせモトちゃん」猫十字社「小さなお茶会」の系譜。のんびりピースフルな世界で、読んでいると温かい気持ちになれる。良かったよ〜と言ったら、母が「子供の頃大好きだったの。見つけましたか」と言われた。いや良き作品は先に教えてよ。)
おーなり由子:六月歯医者、グリーン・ブックス、ともだちパズル(少し不思議だったり、人と人の関わりを丁寧に描いたほっこりする作品が多く、息抜きに丁度良い。)
花郁悠紀子:風に哭く(読んだことのない作家だと思っていたが、手持ちのアンソロジーに入っていた。SF以外の作品を読むのは初。)
樫みちよ:スカート/世界はすべてMとWなのだ(漫画の構成や人物描写は骨太だが、描かれている思想に男尊女卑が垣間見られ、現代には通用しない作品になってしまっているかなと思った。)
河惣益巳:ツーリング・エクスプレス 全28(漫画ミュージアムで最初に読んだ作品。段々絵柄が変わって目が怖くなっていくのと、がっつりBLもので、途中からあまり入り込めなかった。インターポールと殺し屋の話で、設定が「エロイカより愛をこめて」を思わせるが、エロイカ〜の方が学ぶものは多い。)
金田伊功:バースBIRTH 1(アニメーターである作者が描いた、OVAの原作。可愛いヒロインのSFものだが、内容があまり記憶に残っていない。アニメの方が色彩や独特なアニメ技術を堪能できて勢いで観られる気がする。)
上條淳士:TO-Y 全10(スタイリッシュでとにかくかっこいい音楽漫画。時事ネタも多く混ざっているが普遍的。)
川崎苑子:りんご日記 全6(りんごちゃんの性格が好きなところもあれば嫌いなところもあり、話によって楽しめたりそれほどでもなかったりした。)
岸裕子:な忘れそ、11月物語、バイオレット・グラデーション、緑の炎、風にのったら…(絵が好みなのであれこれ読んでみたが、BL要素の強い作品も多く途中でやめた。サンコミックス・ストロベリーシリーズの存在をこの作者で認知した。)
北原文野:L6(連作SFの中の一編だが、これだけでも一応読める。どこかで読んだことがあるようなありがちSFで目を引くものはなかったものの、完成度は悪くないと思う。他の作品も読んで総合的に判断したい。)、きのういたベン(これもSF。やっぱり悪くはないんだけどしっくりこない。)
清原なつの:群青の日々、3丁目のサテンドール(絵は可愛いんだけど何だかしっくりこない話が多かった。)
倉多江美:お茶でもいかが、エスの解放、一万一秒物語(絵に癖がありとっつきにくいが、実験的な手法と繊細な心理描写に引き込まれる。)
くらもちふさこ:いつもポケットにショパン 全5(初くらもちふさこ作品。名作の名に違わぬ作品で、読みながら音楽を感じることができた気がする。)
小池桂一:G(サイケデリックでトランス状態を追体験するような漫画。SF×人類学という私好みな題材でもあり、尻すぼみになってしまったのが残念極まりない。

神坂智子:カレーズ(エキゾチックな作品の多い著者なのでハマるだろうと思っていたが意外とハマらなかった。服や小物は好きなデザインのものが多い。)
ごのうえたきえ:わたしのネコは不眠症(中身は覚えていないが平凡な恋愛ものだったような? タイトルがキャッチー。)
坂田靖子:闇月王(表紙のデザインが秀逸。可愛らしい幽霊を憎みきれない主人公、という坂田靖子らしい設定で、安定の面白さだった。)
茶木ひろみ:絹のヒーロー 全3(さっぱり覚えていない。あらすじ見ても思い出せない。)
佐々木淳子:青い谷の竜 全7(行き過ぎた科学を批判するSF。実験によって人間の胎児と古代の竜が入れ替わって生まれてくるという発想が秀逸。)
ささやななえ:化粧曼荼羅 全2(田舎の閉ざされた社会で起こる怪異譚。単なるホラーでなく、民俗学的なアプローチなのが良い。同じプチフラワーコミックスだし、佐藤史生の「ワン・ゼロ」に近い匂いがある。)
佐山玲子:スター誕生(学園アイドルになった女の子の話だったかな? 多分。聖子ちゃんカットの可愛い女の子がヒロインだったような。)
篠崎佳久子:N.Y.LOVEカミニート 上下(ダンサーの卵と画家の卵がひょんなことから同居を始め、幾つかの事件に巻き込まれつつ互いを理解していく。取り立てて何がどうというわけでもないが、小気味良い作品。)
篠崎まこと:おとぎばなしはいらない(相手を恋に落とそうとして自分も恋しちゃう王道ものだけど、二人の性格が良いのでほのぼの読める。)
嶌峰麻利子:鬼の棲処(ホラー系の作品が多いようだが、これは別系統の作品集。コマ割りにかなり工夫が感じられ、心の機微を描くのが上手い。)
士郎正宗:アップルシード 既刊4(未完。正直設定や展開を飲み込めず、話に全くついていけなかった。SFの知識不足と、メカにあまり興味がないことが要因か。アニメの方がとっつきやすいらしいので、いずれ観てみようと思う。)
杉浦日向子:百物語 上下(作者の江戸風俗を描いた漫画群にはどうも食指が動かず、怪異話から入る。短編が集まっているので読みやすく、さほど怖くもない。
いくつか構図や言葉の印象的な話もあった。)
瀬川乃里子:天使のクライブ(サイコパスな主人公の視点で語られるサスペンス。好みの作風ではないがよく描かれている。)
せがわ真子:ラブ♡ストリート 全6(ヒロインがうだうだと恋や将来のことに思い悩むザ・少女漫画だということしか覚えていない。絵柄が可愛かった。)
曽祢まさこ:不思議の国の千一夜 全11(男装したお姫様が主人公の作品は他にもあるものの、最終的に身も心も男性になるパターンは新しいのでは。コメディ要素が強い。)
たかなししずえ:海ちゃんどんな色? 全3(おジャ魔女どれみの作者だが大分絵柄が違う。魔法使いのおばあちゃんがなかなかぶっ飛んでいる。)
高野まさこ:ワルツ 全3(お母さんを亡くしたショックでゲイバーのオーナーになったお父さんが子育てする、というやや特殊な環境ながら、心根の優しい人々に囲まれてまっすぐ育つ子供の物語。はっとさせられる、煌めく言葉に出会える。)
たかみち:百万畳ラビリンス 上下(ネットで途中まで読んでいた作品。思いもしない方へ話が展開していった。)
竹坂かほり:サー・ハムレット事件帳、花は幽かに…全3(丁寧に作られているなと感じる作品。日常ものの花は〜も良いが、大正ロマンなサー・ハムレットが面白かった。)
竹崎真実:人魚を作った男(ホラー系少女漫画。どんな話だったかあまり覚えていないが絵柄が怖かった。)
竹宮惠子:地球へ…  全5(偉大な少女漫画家の代表作だが、これは少年漫画のくくり。メカの描き方やバトルもののストーリー展開など少年漫画の手法で描かれており、私にはあまりしっくりこなかったが、設定の壮大さに圧倒された。アニメも観たい。)、私を月まで連れてって! 全6(タイトルとは裏腹に、ほとんどSF要素のないラブコメディだった。)
太刀掛秀子:風がはこぶだろう、青いオカリナ、なっちゃんの初恋、秋への小径、花ぶらんこ揺れて(全4・3巻のみ閉架)(王道少女漫画として好きになりたくて色々読んでみたものの、やっぱり合わなかった。悲劇のヒロインしてる女の子が多かった。)
多田かおる:愛してナイト 全7(バンドマン恋愛もの。Novelaなど実在のバンドをキャラクターのモデルにしていて、作者の自慢話も多いが当時の邦バンドの一端を覗ける。)
多田由美:内気なジョニー(美しく整った外人キャラクターの織りなす、映画のような漫画。日本の漫画よりバンド・デシネに近い気がする。会話で物語が進められていき、セリフをそのまま捉えているとさっぱり中身が理解できない。)
たむらしげる:フープ博士の月への旅(漫画のような画文集のような。ちょっと不思議な世界観で、ふわふわと別世界を旅する気持ちで読む。)
辻村弘子:恋もよう(学生たちのちょっと切ない三角関係。あまり覚えていないが、ヒロインの友達がフラれても明るくさっぱりとしていい性格なのに対して、ヒロインがずっといじいじ気弱で好きになれなかった気がする。)
鶴田謙二:Spirit of wonder(OVAのチャイナさんシリーズの原作。科学技術の描写等に、知識がなくて理解できない部分が多々あり、アニメの方が楽しめた。)
手塚治虫:ユニコ 手塚治虫漫画全集 全2(手塚治虫のいぼいぼ鼻キャラが苦手で、少女漫画よりの作品しか読めていない。(読みたい気持ちは山々なのだが)ユニコは可愛いから読める手塚治虫。これはモノクロバージョンだったので、フルカラー版とリメイクした小学一年生版も読みたい。)
とり・みき:トマソンの罠(とり・みきのデフォルメキャラじゃない漫画。諸星大二郎に通じる、民俗・社会学に取材した風刺的作品が複数収められていて、知的好奇心を刺激される。)
長池とも子:崑崙の珠 全17(中華怪奇幻想もの。中国の故事などを軸にしながら、実は親子・兄弟のしがらみが核となっている。)
名香智子:緑の誘惑(表紙絵が美しい。内容は忘れたが西洋のお屋敷の姫君が出てきたような…? 絵柄も舞台も木原敏江の「銀水晶」を彷彿とさせる、気がする。)
永井明子:浅い眠り(素直でまっすぐな青少年たちを描いた、嫌味のない話で、他の作品も読んでみたいと思ったがこれしか単行本が出ていない模様。)
中山紀子:ヤツラひとやま大安売(ぶ〜けコミックスだからと読んだが、さっぱり覚えていない。)
ニック・ドルナソ:アクティング・クラス(書店で見掛けて気になっていた作品。
じわじわと生活がずれていく人々を端から見ていると怖いけれど、本人たちが幸せなら夢の中で生き続けるのも良いと思う。)
はざまもり:夢狩り伝説(同じ夢を見るエスパーの子供たち。夢を共有するSFものというと「ぼくの地球を守って」が思い起こされるがこちらの方が早い。他、似た設定の作品はちらほらある気がする。絵は好みだけどホラー系の作品の多い作者。

英洋子:プルミエ・ミュゲ 全4(双子なのかと思っていたら、両親が双子同士の
いとこだったという中途半端なオチに拍子抜け。原作はキャンディ・キャンディと同じ人らしい。)
林静一:赤色エレジー(小梅ちゃんのイメージとはまた全く違う漫画作品。絵柄や題材などいかにもガロらしく、実験的なコマも多い。いつの間にかあがた森魚の楽曲も歌えるようになった。)
ひさうちみちお:100万人のマスチゲン(エロティックなシーンも多いものの、それだけには留まらない。ナンセンスな世界観や実験的な表現に一見の価値あり。

聖千秋:銀河系を抱きしめる(ふんわりSF。突っ張っていた孤独な青年が打ち解けるわりとありがちな話)
藤子不二雄:箱舟はいっぱい(藤子不二雄SF全短編1巻)(あらすじを知った上で読んだので読む楽しみはあまりなかったが、収録されている他の作品も含めブラックユーモアの効いたSFで考えさせられる。)
文月今日子:星空の切人ちゃん、銀杏物語(文月今日子の代表作とされる切人ちゃんの方はしっくりこなかったが、銀杏物語は貧しい村ですくすく育つ子供達の成長を見守る優しい話で、じんとする。)
堀泉下:妖精おとし(絵が好みだったので手に取ったが、内容はさっぱり思い出せない。)
牧美也子:マキの口笛(バレエ漫画の古典。突っ込みたくなるような設定・展開ではあるものの、マキちゃんが当時の少女たちの憧れだったであろうことは想像に難くなく、きちんと読めば戦後日本の情勢が巧みに描かれている点も優れた作品。雑誌の読者懸賞で洋服が当たるなんてワクワクする!)
まつざきあけみ:踊る死仮面(ホラー漫画。社会を風刺するダークユーモアを目指したのだと思うが、描ききれていない印象。あと絵が怖い。)
松苗あけみ:純情クレイジーフルーツ 全2(川原泉「笑う大天使」系かと思いきや、もっと下世話で大人びた女子高生たちだった。)
松本洋子:黒の組曲、黒のロンド(ホラー漫画を多く描いている。絵は可愛いが、話にはあまり面白みがない。)
三岸せいこ:夢みる星にふる雨は…(良質なファンタジー。雰囲気は大島弓子に近いかも。)
水上澄子:銀色のリフレイン 全2(音楽成長物語。話はともかく絵の醸し出す空気感が柔らかで見ていて心地よい。)
水野英子:グラナダの聖母(女性少女漫画家の先駆者とのことだが、絵柄がそれほど好みでなく入り込めなかった。他の作品にももう少し当たってみたい。)
美村あきの:銀色の雨が好き(ツンデレツッパリ少女のヒロインが可愛らしかった。)
宮谷一彦:ライクアローリングストーン(高い画力は目を奪うものの、自伝的な内容にあまり入り込めず無理して読むことになった。)
森枝麻知:21時のなな子(箱入り娘のヒロインが家の抑圧から脱しようとして、最終的に門限21時の男女交際を認められる、みたいな話。言葉にするとナンセンスというか、門限21時って……。)
森川久美:シメール、青色廃園、法王庁の陰謀(ヨーロッパ舞台のしっかり取材した骨太な作品が多いが、完成度はシメールがずば抜けていると思う。影のあるイケメンが主人公なので華もある。)
矢沢あい:NANA 既刊21(未完だが一応キリの良い所で中断している。ヒロインの性格が好きじゃなさそうで敬遠していたが、矢沢あいらしい泣ける漫画。「天使なんかじゃない」などと比べると大人向け。)
矢代まさこ:ノアとシャボン玉、シークレット・ラヴ、ボクはイヌになった(「COM」で活躍していた作家だけあり、社会問題に意欲的に切り込んでいく作品は、物語としてもまとまりがよく感動的。)
山岸凉子:狐女・天人唐草(もっと雅やかな天界の話なのかと思っていたら寧ろどろどろした地上の話だった。)
やまだ紫:性悪猫、ゆらりうす色(生活の中のちょっとした感情を作品に仕立てるのがずば抜けてうまい。)
山中音和:ロリータの詩集 全3(あまり人と関わろうとしない女子高生主人公の目線で語られる日常。共感できる話もあればよく分からなかった部分も。思春期らしいもやもやした心情をうまく捉えている。)
湯田伸子:雲雀(淡い少年愛もの。あまり覚えておらず、ネットの試し読みを見たらもう一度読みたくなってしまった。)
夢路行:空に夏の気配(学生の爽やかな恋愛もの。ペンネームが好き。)
吉住渉:ハンサムな彼女 全9(なぜ読みたいリストに入れていたのか謎な、恋愛×芸能もののザ・少女漫画。)
吉田秋生:吉祥天女 全4(大分初期に読んだのでもはやあんまり覚えてないですが、池田理代子「妖子」系列の話だったかな? 切れ長の目が印象的。)
吉野朔実:雪の庭よりめざめよ、王様のdinner(絵が上手く、話も面白い。時間の関係で複数巻のコミックスに手を出せなかったので、いずれ読みたい。)
わたなべまさこ:ハイジ(様々なジャンルを柔軟に描きわけ、今も活躍されているのが凄い。絵柄が可愛らしい。これはお馴染み「ハイジ」を漫画化したもの。)

マンガミュージアム以外で読んだ作品(メモしていた範囲で。抜けている作品も多々ある。紙で読んだもののみ)↓
あき:アルオスメンテ 1〜6巻(続きが気になるところで休載している。服のデザインが好き)
市川春子:宝石の国 12巻まで(途中から複雑になってきて理解できているのか微妙だが、仏教を基盤にした世界観とデザイン性に圧倒される。完結しているのかと思ったら最新刊が先日出たのでいずれ読みたい)
白浜鴎:とんがり帽子のアトリエ 11巻まで(12巻は未読。魔法の設定が素敵で今ちょっとずつ集めているところ)
池辺葵:どぶがわ(「繕い截つ人」の作者。読んでないけど。想像上の優雅な暮らしがなかなか楽しそうだった)
入江亜季:乱と灰色の世界 全7巻(小さな魔法使いの成長譚。最終巻の清々しい別れと再会のカタルシスでぼろぼろ泣いてしまった)
古賀新一:エコエコアザラク 4巻まで(あまりにも学生が死ぬのでこの学校大丈夫かと思ったら、ミサは転校を繰り返しているらしい。わりと淡々とした黒魔術漫画)
たちいりハルコ:パンク・ポンク 1巻(なぜうさぎの口癖がムチャなのか…? くすくす笑いながらざーっと読めるギャグ漫画だった。)
新田章:あそびあい 全3(普段読まない青年恋愛漫画、ざーっと立ち読みしたのもあって、あんまり内容が頭に入ってこなかった。)
宮崎夏次系:夕方までに帰るよ(ヴィレヴァンとかでよく推されている作家なので気になっていたけれど、どうにも絵柄が合わないのと、作品中のズレの方向性がわたしの好みではない。)

C 途中で断念した作品

青池保子:イブの息子たち(お下劣ギャグ漫画。変態度が高すぎて私には無理でした。)
あずみきし:死役所(ネットで読んで読みたいリストに入れておいたけれど、改めて数話読むと別に無理に読まなくても良いかなと思ったので。)
安藤ゆき
:町田くんの世界(ぱらぱら立ち読みして、そんなに興味がわかなかった。そもそもなぜ読みたいリストに入っていたのか?)
くらもちふさこ
:花に染む(この時代のくらもちさんの絵柄は苦手で読めない…)
小山葉子:すみれのワルツ(併録の沢いずみの漫画が読みたくて手に取ったものの、時間切れで途中までしか読めなかった。貸本時代の漫画で、何というか良くも悪くも安定感があって大きなことは何も起こらない。……サザエさんみたいな感じ?)
青林工藝社
:アリエス(古本屋で表紙を見て気になっていたものの、思ったよりエロ強めで読む気になれなかった。評論・エッセイは面白そうだったけれど時間がなく断念)
奥友志津子:遠い雷鳴の中(「砂糖ぬきのコーヒー一杯」に繋がる星子さんの話なので読みたかったのだけれど、時間切れで途中で断念。いずれ買うから良いんだ……。)
武富健治:古代戦士ハニワット(3巻まで読んだ。そこそこ面白かったけれど埴輪と土偶が戦うってちょっとカオス……機会があったら続きを読んでも良いと思う)
田中雅子:まわれ!花時計(1巻のみ読了。おばさんにいじめられる少女、的な話だったような気がする。あまり覚えていない。特に続きが気にならなかったので2巻は読まず。)
中川勝海:夜叉鬼想伝(V系っぽい絵柄が好みな気がする、があえて紙で読まなくて良いかなと思ってやめた。)
名香智子:天鵞絨の館(未読作品のイラストや解説がメインだったのでパラパラと捲るだけに留めました。静止画は綺麗なものも多いけれど、漫画としてはあまり惹かれる作品の多くない作家。)
平田真貴子:華星夜曲(アニメ版があるようなので、とりあえずそちらを見ることにしました。)
藤原栄子:うわさの姫子(コミカル学園もので、ノリが合わなさそうだなと思ってやめた。姫子ちゃんは可愛い。)

D マンガミュージアムのみ所蔵の、読みきれなかった作家・作品

最後の1ヶ月はこのカテゴリーのマンガを減らすことを念頭に置いていたので、大分消化できました。
その後「戦後少女マンガ史」読んでめちゃくちゃ増えました。

愛田真夕美:マリオネット 全9
浅丘ルリ
飛鳥幸子
飯森広一:レース鳩0777
池川伸治
池田さちよ
石本華子:ーWith me.
泉久子
市川鈴:わたしの王子様はドラキュラ?、他
いばら美喜
上田とし子:ボクちゃん
大山和栄:太陽の味がする 全3
大竹昌夫:星からの合図だ!
オオトモヨシヤス
金井信子
河あきら:さびたナイフ
木内千鶴子
北島洋子
倉金章介:あんみつ姫
光文社:少女(雑誌)
こさかべ陽子
こやのかずこ
小山春夫
さがみゆき
さべあのま
里中満智子:薔薇にくちづけ
しやま礼
城章子:血を吸うバラ
新城さちこ(矢代まさこの義姉)
関すすむ
高橋真琴:あらしをこえて、プリンセス・アン、白鳥の小舟
滝沢美之
竹本みつる
田中美智子
谷口ひとみ:エリノア
谷間夢路
鳥海やすと
西島恵子:血を吸う薔薇
ひとみ(秋田書店の1958〜61年の雑誌)
福島史郎
藤井由美子
まぜき信吾:ひとりぼっちの天使
真乃呼
三浦浩子:翔べ心!! 全4
峯岸ひろみ
望月みさお:吸血蝶の復讐
本村三四子
山田節子:おじょうさんとおじょうさん
夢野凡天
横山文代

E 北九州市漫画ミュージアムにもある、読みきれなかった作家・作品

▶︎は広島にはないマンガ、▷は京都にはないマンガ

あきの香奈▶︎
秋本尚美
秋好馨▶︎
旭丘光志
あすなひろし○
あだち充:みゆき 全12
あもい潤
いしいひさいち:鏡の国の戦争
石井房恵
いしかわじゅん:薔薇の木に薔薇の花咲く
今村洋子:チャコちゃんの日記(全閉架)
上座理保▶︎
上田とし子:フイチンさん
魚豊:チ。地球の運動について 3〜8巻(1、2巻はネットの無料配信で読んだ)▷
うすた京介:武士沢レシーブ 全2(広島のみ開架)
浦野千賀子:アタックNo.1
逢坂みえこ:永遠の野原 全16
おかざき真里:阿・吽▷
沖倉利津子
尾瀬あきら:夏子の酒
織田小星・樺島勝一:正チャンの冒険☆
柿崎普美▶︎
加藤知子:異国館ダンディ 全8▶︎
鎌田幸美
鴨居まさね:雲の上のキスケさん 全5
菊川近子:おくさまはCMガール他
玖保キリコ▶︎
くぼた尚子
倉金章介、竹本泉:あんみつ姫▶︎
黒田硫黄
小室しげ子:ばらの封印他○▶︎
坂井久仁江
坂口尚
坂田靖子:誇り高き戦場▷▶︎
里中満智子:天上の虹
志賀公江○
紫堂恭子:辺境警備
篠有紀子
柴田あや子☆○
島本和彦:アオイホノオ 既刊29
真造圭伍:ひらやすみ 既刊6▷
住吉九:ハイパーインフレーション▷▶︎
高橋千鶴○
田素弘:紛争でしたら八田まで○▷
忠津陽子
辰巳ヨシヒロ:劇画漂流 全2巻
田中相:千年万年りんごの子 全3▷
たらさわみち:オクタヴィアン幻想曲▶︎
千明初美▶︎
ちばてつや:ママのバイオリン▶︎
つばな:惑星クローゼット 全4▷▶︎
寺口えみ▶︎
ところはつえ▶︎
ながやす巧
新谷かおる:エリア88 全23
西村ツチカ:北極百貨店のコンシェルジュさん▶︎
野妻まゆみ▶︎
聖悠紀:超人ロック
福山庸治:マドモアゼルモーツァルト全3▶︎
藤田和子:ライジング 全7
藤本タツキ:ルックバック
本田恵子
前原滋子
まさき輝:おはよう空!他
松本かつぢ:くるくるくるみちゃん(北九州1巻のみ・京都は2巻のみ開架)▶︎
みかみなち:上を下へのロックンロール▶︎
みなもと太郎:ホモホモ7
めるへんめーかー
望月ミネタロウ:ちいさこべえ 全4
矢口高雄:釣りキチ三平
やまき美子▶︎
山口美由紀
やまじえびね:女の子がいる場所は▷
山田えいじ:ペスよおをふれ(典型的少女漫画らしい。京都のみ開架)
山本英夫:ホムンクルス 全15▷▶︎
横山隆一▷
吉村明美:薔薇のために 全16
渡辺多恵子:ファミリー! 4〜11巻

F 他の作品も読みたい作家

マンガミュージアムで読んで気に入った作家他、すでに他の作品は手元にある作家など。(抜けてるのありそう。随時追加する)

青池保子
秋里和国
阿保美代:アボさんのふるさとメルヘン(京都・北九州のみ・途中まで読んだ)
有吉京子:風の夢花の夢(広島・京都のみ)
石ノ森章太郎:ミュータント・サブ(広島・京都のみ両方閉架)
一条ゆかり:チャッピー物語・虹いろの涙(どちらにもなし)、プライド
樹なつみ
いわさきひと実(雑誌のみ・週刊少女コミック増刊)
岩館真理子:ふくれっつらのプリンセス、チャイ夢(京都・北九州のみ。その他広島にもある作品で読みたいものもあり。要確認)
上原きみこ:ハーイ!まりちゃん(京都のみ)
上村一夫(京都・北九州のみ、閉架)☆○
うしおそうじ
楳図かずお:人形少女(京都のみ・閉架)、花びらの幻想(京都・北九州のみ、閉架)
浦沢直樹:PLUTO 全8(広島・北九州のみ全揃)
笈川かおる(京都・北九州のみ)○
大島弓子
大原まどか(三館にはなし)
大友克洋:童夢、さよならにっぽん
奥友志津子(京都・北九州のみ)
花郁悠紀子
鴨沢祐仁(三館には未読なし)
かわかみじゅんこ:中学聖日記 既刊6(広島のみ)
河野やす子:星をかいてよ(京都のみ)
川原由美子
菊川近子
樹村みのり:翼のない鳥○、雨(広島・京都のみ・閉架)
小池桂一:ヘヴンズドア(三館にはなし)
坂田靖子
佐々木淳子○
ささやななえ(ホラー以外で)
嶌峰麻利子(三館には未読なし)
手塚治虫:ユニコ 小学一年生版(フルカラー版が読みたいのだけれど、これがそうかは分からない)、奇蹟の森のものがたり、(ここまで広島のみ開架)、ピピちゃん、ナスビ女王、森の四剣士、七色いんこ、エンゼルの丘、上を下へのジレッタ、奇子、地球を呑む
永井明子(北九州にはなし)
西谷祥子
聖千秋:スパデート(広島のみ)、イキにやろうぜイキによ 全8、すすきのみみずく 全5
風野朱美(雑誌のみ)(広島・北九州には未読なし)
牧美也子:少女三人(京都のみ・閉架)
森川久美:ヴェネチア風琴
宮田陽子(広島・北九州には未読なし)
矢代まさこ(睦月とみ)(京都・広島には未読なし):トムピリビにあった
山岸涼子:ラグリマ(閉架)
やまだ紫(広島・北九州に未読作品何作かあり)○
大和和紀:影のイゾルデ
横山光輝:おてんば天使(北九州にはなし)
吉田秋生:海街diary(京都にはなし)、BANANA FISH
吉野朔実

G 広島市まんが図書館と京都のみ所蔵の作品

赤松セツ子
今村つとむ(両方閉架)
大岡まち子(両方閉架)
大石まどか
角田まきこ(早瀬マキ)
柏木ハルコ:花園メリーゴーランド 全5
木村光久
サンリオ:リリカ(雑誌)
すなこ育子
高梨みどり:Order-Made 全7
鳥海やすと
西奈貴美子(両方閉架):エリの赤い靴
日本漫画代表作選集 全6
橋下多佳子
早見利一:どりちゃん(両方閉架)
土方明美(両方閉架)
松尾美保子(閉架)
牧村ジュン:エリュクスの白い花
真崎守
松下井知夫
松田奈緒子:少女漫画
山田芳裕:度胸星 計4
若木書房:貸本「泉」

浅野のん:モモの医術史 既刊2巻
久世番子:ひらばのひと 既刊4巻(京都にはなし・アサ閲覧室)
貸本漫画史研究(京都にはなし)
西炯子:たーたん 全7

H 少女まんが館で読んだ作品

あきもと渚:光を!愛を!(ヘレン・ケラーの話)、万福屋は駅のソバ(父親がクズで、あまりに美談に終わらせているのでモヤモヤする。絵は好き)
市川みさこ:ドラキュラ氏の復活(現代に目覚めた短いブラックギャグ作品だった。目覚めたけど失望してまた眠りにつくパターン、他にもあったような? 小額館ホテルには笑った。)
岩川ひろみ:ドラキュラの息子たち(兄弟の吸血鬼の元に迷い込んだ、純真な学生の一夜。可もなく不可もなく、絵は綺麗。)
いわさきひと実:おじさんの研究室(人間に近いアンドロイドに、知らずに恋してしまう少女の話。アンドロイドのモデルになった人とくっつくラストは安易だけど、話の進め方や絵柄が良い)
岡田史子:ダンスパーティー(岡田史子は秀逸だったんだなあとしみじみと。表情や、カットなど、他の少女漫画とは一線を画している。)
風野朱美:成長記(田舎から都会へ行ってしまった恋人を待つ娘。心理描写が上手い)
小丸栄子:Mr.ドラキュラ(2話まで。川原泉系のなんとなく間延びした顔の登場人物たち。)
はざまもり:ニャンとかなるサもっちゃん(助けた猫の恩返し。絵は好きだけど展開が微妙)
正田ひとみ:美美子ストーリー(作者の美意識が周囲とズレている設定のギャグブサイク漫画)

I 広島市まんが図書館で読んだ作品

広島市まんが図書館では、開架資料は基本貸出可能、書庫にあるものも貸出できるものが多かったので、借りて読んでいました。貸本漫画など一部の禁帯出の閉架資料については申請して中で読みました。

芦奈野ひとし
:ヨコハマ買い出し紀行(近未来SF。最初は惰性で読んでいたけれど、だんだんキャラクターに愛着が湧いて世界観にのめり込んだ)
あしべゆうほ:クリスタルドラゴン(どんどん話がどうなっているのか分からなくなっていくのと、絵が簡素になっていく……)
亜月裕:伊賀野カバ丸(ほとんど顔芸レベルで登場人物が皆変顔して全力でギャグをやっている、ある意味清々しいギャグコメディ)
阿部律子
:ノンノンプラス3(伝えたいことは分かるが設定がしっくりこない。表題作は周りが不自由な足で運動することを全然応援してくれないのが辛い。しかし現実にこういうことがあるかもしれないと思うとアイロニカルな作品なのかもしれない。アルカディアの少年はギリシア神話もの)、すえっ子台風2巻(1巻の所蔵がなくとりあえず2巻だけ読んでみた。おてんば娘がバレーボールに打ち込む話)
池川伸治・唐沢俊一:まんがの逆襲(B級怪奇貸本少女漫画を紹介している冊子。自力で読むのが難しい作品を色々読めるのがありがたい)
石ノ森章太郎:龍神沼(不思議な女性に魅入られた男たちを描く作品が主。作品の完成度が高い)
市川みさこ
:ペンギンさんピクニックへいく(文庫程度の絵本で、ピクニックに行ったけど持っていった食べ物を全部他の人にあげちゃって食べるものがなくなっちゃった……という可愛らしいお話。「ドラキュラ氏〜」とはまた随分違う作風)
樹なつみ:oz(SF少女漫画。最後がテンポが早まってあっけなく終わってしまった感じがある。主人公がかっこいい)
入江亜季:旅(竜の子が修行しながら母の墓参りをする話。ほのぼのファンタジー)
うしおそうじ:チョウチョウ交響曲(これから面白くなりそう、というところで雑誌の廃刊に伴い打ち切りになってしまっていて勿体ない)
内田善美
:ソムニウム夜間飛行記(詩画集。漫画作品より断片的で、より夢の世界に遊んでいる感じ)
大島弓子
:リベルテ144時間(選集「ほうせんか・ぱん」に収録。純粋な少年少女が純粋なままに育っていく中で、傍らにある大事なものに気付く。大島弓子らしい小品)、全て緑になる日まで(ローズティーセレモニーが退廃的で良き)、誕生(初期作品集で見慣れたものとは絵柄が違う。直接的に暗い作品が多い気がする。表題作は高校生の妊娠を描いた衝撃的な作品)
太田じろう:こりすのぽっこちゃん(絵は可愛いけどぽっこちゃんかなり世間知らずで我儘だな、と苦笑してしまった。幼稚園児向けだからな……)
おおにし真:瞳ひらいて(川崎ひろこの同名の作品と間違えて借りた。道徳漫画はそんなに好きじゃないけれど、自死遺児という言葉を初めて知った)
大原まどか:幸福なフランチェスカ(リリカ 1979年1月号)(最後二人が死ぬことでもう誰も傷つけずにすむ昔へ帰りたかったのだろうとは思うけれど、何も死ななくても……と思ってしまった。絵が好み)
鴨沢祐仁:クシー君のピカビアな夜(ハイセンスでユーモア溢れる画面。多分気付いていないネタも多そう)
雁須磨子:かよちゃんの荷物(アラサー女子の悲喜こもごも。話が進むにつれ恋愛要素が増えていったような記憶がある)
かわかみじゅんこ:日曜日はマルシェでボンボン(ぽっちゃり系ポジティブ女の子ジュリエッタの送る、フランス生活物語。フランスの生活が垣間見られたり、ジュリエッタの独特な哲学に感じ入ったりして楽しい。いつでもじゃがいもスーパー元気!)、フローラ(不定期連載で未完だった!今の所ほんわかしているけどちょっと不穏な展開の気配が……ぜひ続きも読みたい。)
川崎ひろこ:瞳、ひらいて(広告代理店で一人前に育っていく少女の話。1巻は所蔵がなく読めなかった。絵はいいが内容はあまりないので、まあ読まなくてもいいかなと)
河野やす子:あだーじょ、くろすわーど、ぷれりゅーど(ベタだからこそ間違いない感じの恋愛物語あれこれ。絵が可愛らしい)
川原由美子:前略・ミルクハウス(途中でヒロインの性格が嫌いになってしまったので、最後の方読むのがちょっと辛かったけど、絵は可愛いしファッションセンスも良い)
菊川近子:プリンスはあなただけ!(絵が好み。表題作はどこかで見たことがあるようなお忍び王子様の話だが、併録の話がなかなか良かった)
樹村みのり:Flight(純粋な心を持った人たちが傷つきながら幸福を求める様に胸をえぐられる)
靴下ぬぎ子:思えば遠くにオブスクラ(写真の話より料理の話が多いグルメ漫画だった。ドイツに行きたくなる)
倉多江美:ジョジョの詩(倉多江美さんらしいシュールでスノッブな作品。ジョジョ君みたいなやたら足が細長くてアンニュイな男の子好きだなあ)
小池桂一:ウルトラヘヴン(2000年代の作品の方。未完で作品の全体像は分からないが圧倒的画力で描かれるサイケデリックな見開きページの連続は圧巻)
九井諒子:竜の学校は山の上、竜のかわいい七つの子(ダンジョン飯の作者とは知らなかった。少し不思議で、時にはアイロニック、時にはのほほんと、好きな世界観)
近藤ようこ:死者の書(折口信夫が幻想小説を書いていたとは知らなかった。原作を読んでみたい)、兄帰る(失踪したまま事故死した男を巡る、周囲の人たちの思いを描く。「アンダーカレント」を思い出した)
坂井恵理:鏡の前で会いましょう(コンプレックスのある女性同士が入れ替わってしまって、自分の生き方への見方が変わる、という話。共感できるところも、よく分からないところもあった)
佐々木マキ:うみべのまち(訳がわからないけど何だかすごいと思わせる力を持った作品群)
ささやななえ:きんぽうげ(描線の太い萩尾望都という感じ)
里中満智子:ピアの肖像(戦争やホロコーストといった重いテーマを扱ってはいるものの、どれも夢見がちな空想を出ない感じで今ひとつ。冒頭の吸血鬼ものはよかった)
白土三平:忍者人別帖(「キノコ姫」を目当てに読み始めたが、併録の「赤目」に圧倒された。宗教と食物連鎖を利用した百姓一揆というアイディアに脱帽)
杉本啓子:あまりにもオバケさん、青春マーチ、春風とあくしゅ(単行本ほど暗く内省的な作品はなく、さらーっと読み終わる)
須藤真澄:自選短編集 萌葱(少し不思議な世界を描いた短編集。不思議のベクトルが合う作品があまり多くなかったのが残念)
関谷ひさし:エンゼルちゃん(雑誌「ひとみ」の付録冊子で少し齧った。本誌に掲載されていた話も読んでみたい)
高丘千栄子:のぞみさんボクに望みを!(絵柄は普通の少女漫画なのに、下痢とか嘔吐とかキワモノギャグな内容の作品が収録されていた)
高階良子:血とばらの悪魔(パノラマ島奇譚原作)(丸尾末広版とはまるで印象が違う。きちんと少女漫画になっているパノラマ島奇譚)
高野文子:ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事(ネットで初めて知って、続きが気になったので早速読んだ。映像をそのままコマ割りしたような独特な画面、明確なライティング、擬音の多用など手法が面白く、ストーリーより演劇的な登場人物たちの立ち居振る舞いを見ているのが楽しい)
高山和雅:天国の魚(何度もどんでん返しのあるSFで、思いもよらない結末を迎える)
武田京子:誰もわかってくれない(周囲の人の理解を得られず苦しむ少女たちの話に社会問題などを絡めた意欲作)
多田由美:ディア・ダイアリー(この人の漫画はあんまりしっくりこないっぽいことを再確認した。線が太いからなのか、アメリカンな雰囲気のせいか?テキストでシーンを作り込んでからペン入れするという描き方は面白い)
谷ゆき子:バレエ星(確かに宣伝通り超展開のバレエ漫画。思わず笑いそうになる箇所も多々あるが、絵の可愛さですべてうやむやにしている)、まりもの星(これはそんなに超展開でもなくするする読めた。まりもがほんとにあのまりもだとは思わなかった)、さよなら星(3作中で一番迷走している上に最後には全員星になってしまう悲劇的作品)
津雲むつみ:花衣夢衣(不倫や強姦、ストーカーなど暗いことばかりが起こる。1話に必ず1回はセックスシーンがあるのも辟易とする。それでも双子の人生の行く末を見たくて最後まで読んでしまった)
つげ義春:ねじ式(表題作や夢を描いた作品は良かったが、エロティシズムの描き方はあまり好きではない)
手塚治虫:ロビンちゃん、こけし探偵局、とんから谷物語(たまに実験的だったりはするものの、安定して上手いなあという印象の手塚少女漫画。心理描写よりストーリーテリングが重視されるためあまり記憶に残らないように思う)
長崎ライチ:紙一重りんちゃん(たまにはっとさせられる哲学的テーマが出てくるギャグもの)
中島千晴 / 大塚英志:恋する民俗学者(民俗学者になる前の柳田國男と、その周囲の田山花袋を代表とする文学青年たちを描く。知らない文学史が山盛りで興味深かった)
永島慎二:風の吹く街、漫画家残酷物語(主に社会に上手く適応できなかった人を描いている印象がある。)
永野のりこ:電波オデッセイ(扱っているのは重いテーマだけれど、ギャグを基本にすることでテンポよく読める。思春期に読んでいたらきっともっと響いただろうな)
那波マオ:3D彼女(以前ネットで途中まで読んだが結末を知らなかったので再読。普段あまり読まない学園恋愛ものだが主人公の卑屈な精神にひたすら感情移入しながら読んだ)
西谷祥子:銀色の少女たち(アメリカの差別問題などを意欲的に取り入れてはいるもののあまり実感は伴っていない感がある。メインモチーフの人魚の使い方もしっくりこない)
西森マリー、ユペチカ:サトコとナダ(知らなかったイスラム文化を色々知ることができて興味深かった)
能町みね子:縁遠さん(特に何が起こるわけでもなく、あまり印象に残らなかった。)
のがみけい:ナイルの鷹(少女漫画における初期の古代エジプトものだが全体に雑。)
服部昇大:邦キチ! 映子さん(マニアックなものからメジャーなものまで気ままに紹介する映画レビューマンガ。知らない作品を色々知ることができて楽しい)
ひかわきょうこ:女の子は余裕!(爽やかな青春恋愛マンガ。ユーモアもあり面白い)
ひだのぶこ:ブルーインパルス(なかなかツッコミどころの多いフィギュアスケートマンガ。飛行機のブルーインパルスは関係ない)
冬目景:空中庭園の人々(ちょっと不思議な日常譚。悪くはないけど心に残るほどのものはなかった)
牧美也子:りぼんのワルツ(最後ハッピーエンドになりそうだったのにヒロインが最後に唐突に死んでしまったのが納得いかない)
水木しげる:水木しげる漫画大全集貸本漫画集3(まだそこまで絵柄が怖くない頃の作品。少年漫画向けの方が力が入っているのは一目瞭然だが、少女漫画のクオリティもなかなか高い)
水野英子:星のたてごと(少女漫画だから最後に付け足しのように希望あるエンドにしているけれど、本当は悲劇のままで終わらせたかったのかなとか思う)
風野朱美:と〜ちゃん陛下(過保護な父の下で気弱に育った少女が殻を破ろうとする、きらきらした話)
深井あきら(深井国):父の子母の子(雑誌ひとみの付録冊子。顔はともかく体のデッサンが狂いまくっている。がんでお母さんが死んでしまうというステレオタイプエピソード)
藤山のぼる:おはようコロタン(アイヌの少女の話。付録冊子を何冊か読むも、続き物の中の一部のため全体のストーリーは不明。アイヌ感はさほど感じなかった)
宮田陽子:赤点はダメよ、おかあさんの家(細やかな心理描写と確かな描画力の素晴らしい作品だが、残念ながら幻の天才漫画家だそうで作品はほとんどない)
陸奥A子:陸奥A子セレクション(乙女チック脳内お花畑すぎてちょっとついていけない作品も多かったけど、素敵な作品も幾つかあった)
むれあき子:幸せはいつ(お父さんを事故で亡くした姉妹の漂流物語かと思いきや、足の悪いいとこがストーリーのメインだった)
森雅之:追伸(遠距離恋愛で文通している二人の手紙。簡単に連絡が取れないからこその切なさにしんみりしつつ。ちょっと女の子に感情移入しつつ読む)
森川久美:十二夜(シェイクスピアの戯曲を見事に漫画化している。精緻な絵が美しい。併録は珍しく中世日本が舞台で、日本の美少年もまた麗しい)
森村あすか:ラ・セーヌの星 全2(テレビアニメと同時進行で描かれていた漫画で、テレビアニメが打ち切りになったのでこちらも未完だった。突っ込みどころが多くて劣化版ベルばらみたいな感じ。)
矢代まさこ:おはぎの嫁入り、ジョオの青い星、ずぶぬれの歌、にんじんっ子の春の歌、なぜなぜ遊びを(ようこシリーズようやく読めた。短編集ほどのキレはないが構成や心理描写が上手い)、やまじ風は素足(境遇の違いからすれ違う少女が、お互いに歩み寄るまでの軌跡を丁寧に描く)
安彦良和:天の血脈(日露戦争と古代史をクロスオーバーさせた斬新な解釈。エンタメとしては楽しめるが歴史観的には疑問が残る。終わり方も釈然としない)
山川惣治:少年ケニヤ(マンガだと思っていたら絵物語だった。アフリカの奥地に唐突にナチスが出てきたり古代に飛ばされたりとかなり荒唐無稽)
ヤマザキマリ:ルミとマヤとその周辺(著者の子供時代を題材にした作品で、子供の心情がきめ細やかに表現されている)
山下和美:不思議な少年(様々な時代の人々を観察する少年。続き物だけど少年についてさほど説明があるわけでもなく、1話完結に近い)
ヤマシタトモコ:花井沢町公民館便り(見えて話もできるのに、絶対に触れられないことの果てしない絶望と孤独。私はきっと耐えられない)、裸で外には出られない(着ることへの断想。着飾る漫画家)
大和和紀:モンシェリcoco(大和和紀初期の長編。はいからさんなどの頃とは目の描き方がちょっと違う。謎なファッションも多いが華やかで楽しい紙面)
山本鈴美香:エースをねらえ!(展開が気になってどんどんページを捲ってしまう。ヒット作だけあって、話としてよくできている。家父長制の助長などは時代的に仕方ないところか。)
山本ルンルン:宇宙の白鳥(フルカラーの可愛いイラストとほのぼのSFを楽しめる。なぜかフランス版のみ最終話まで刊行されているらしい)
由貴香織里:人形宮廷楽団(美しい人形たちの話かと思ったら禍々しく、遍歴バトルものだった)
横山光輝:紅ばら黒ばら(横山版りぼんの騎士。りぼんの騎士より簡潔かつ心理描写に違和感がない)
吉本三平:こぐまのコロスケ(道徳的なマンガという触れ込みだが、時代が違うせいもありあまり道徳的だとは思えない)

J どちらにもない作品

※雑誌は未確認
※大阪府立中央図書館国際児童文学館に所蔵されているもの→*

あおのなち:あの子に優しい世界がいい
赤松セツ子:青いひとみ(少女漫画の一つのスタイルの確立者とのこと)
明生チナミ:りぼんの縁結び
あきもと渚:鏡の中のアイドル
飛鳥幸子:ガラスの靴(学年誌メモリーズ昭和の少女まんがに一部掲載)
吾妻ひでお:妖精の森*
有川栄一
有吉京子:デュデュの大冒険
石川球太:スーパーローズ
石本華子:でぶっちらぶっちランランラン*
一條裕子:わさび
今村洋子:クラスおてんば日記
魚豊:ひゃくえむ。
うしおそうじ:鹿笛の天使
内田善美:週刊セブンティーン1978年47号(コミックス未収録作品)
楳図かずお:女の子集まれ、お百度少女(少女ブック1958年8月別冊付録)
榎本ナリコ:センチメントの行方
江原三千代*
エンゼル松本○
遠藤信一
岡部多美
カメントツ:morris
駕籠真太郎:超電脳パラタクシス
勝田美代子:あなたにはじけてサウンド通り
河あきら:ニンニク賛歌
京山アリサ
小島剛夕:シャクシャイン
阪田希美子(昭和50年の週間マーガレット臨時増刊など)
坂田靖子他:漫画雑誌ラヴリのアモンとアスラエール以外の号
坂本みどり*
雑誌:少女クラブ
里見潤(昭和47、8年の別冊少女フレンドなど)
沢いずみ(東邦漫画の貸本しらかばに執筆)
シモダアサミ:当然してなきゃだめですか?
末永史
杉本啓子:鏡の中の由紀、マキの青い海、ばらはほほえむ、北風とギター、その白い扉、暗やみの紅いバラ
菅島茂:奇音
鈴原令子
須藤真澄:電気ブラン
関谷ひさし:スーパーおじょうさん*、月のひとみ
高遠文:イスカリオテ
高野真美子
鷹羽あこ
竹中いずみ
竹原セツ子*
竹宮惠子・佐藤史生他:ラ・カレシータ(同人誌)*
谷ゆきお:おとこ足の少女
谷川一彦:ルビー姫(少女ブック増刊1954年8月)
丹野ゆうじ*
つか絵夢子:絵留子さんの日
つげ忠男:つげ忠男のシュールレアリズム
筒井百々子:空の上のアレン
鳥海やすと:ぜんざいトリオ、そこつなエンゼルさん
中村昭子:峰子さんのメランコリー(久保田早紀原作)
南条美和:友情なんてうそ
西たけろう:のろいの音楽教室(しりあがり寿「ホラーな館」に似ているらしい?)
野呂新平:星の子、ひとりぼっちのすずらん
長谷川一:エンゼルちゃん
東浦美津夫:笛吹山物語、バラ色天使
平田真貴子:異国日記*
ふくやまけいこ:すてきな瞳
藤原栄子:ただいまの記録2分20秒5
星城郎二
本間実:元女神のブログ
牧美也子:母恋三部作(ワルツ、真珠、夕月)
牧野マリ他:夕やけ人形
松坂奈緒:ハロー!ばばちゃん
松谷美恵子
三倉ゆめ:魔法少女・三十路
三田京子
宮崎博史:たん子たん吉珍道中
森秀樹:ビジャの女王
山内竜臣:みどりの舞扇*
山本優子:彼女は吸血鬼
吉田秋生:こうして私は少女漫画した(JUNE)
吉田光彦
米山とおる

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