さかたのニュースまとめ(2024年4月20日)
私自身がX(旧Twitter)で取り上げた記事を中心にニュースを振り返る。
今回はイスラエル軍によるイラン大使館への攻撃に端を発した2国間の報復を取り上げた。
イスラエルとイランによる2国間の報復
イスラエル軍によるイラン大使館への空爆
今月1日、イスラエル軍がイラン大使館を空爆した。
死亡したイラン革命防衛隊のコッズ部隊司令官は、ヒズボラなどイランの代理勢力へ支援を行なっていたため狙われたと見られている。
この攻撃を受けて、翌2日にイラン最高指導者ハメネイ師は報復宣言した。
イランによるイスラエルへの報復
イラン革命防衛軍による報復は、13日の11時頃に開始されたと見られる。
イスラエル軍はイランによる攻撃を99%迎撃に成功したと発表した。
迎撃には米軍など他国も加わっていた。
ヨルダン軍も迎撃に参加しており、中東諸国もエスカレーションを懸念していることが窺える。
当事国のイランは報復前に各国へ情報提供を行っており、意図的にイスラエルが攻撃を察知できるように配慮したと考えられる。
イランの報復は、大使館空爆に対する建前という見方ができるであろう。
イランの報復を受けて、さらなる報復をイスラエルは宣言した。
イスラエルによるイランへの報復
このイスラエルの報復に対して、イランは〈侵入者による攻撃〉と発表し、イスラエルを名指しすることを避けた。
また、イランは報復をしない姿勢を示している。
おわりに
イランの抑制的な対応により、同国とイスラエル間のエスカレーションは抑えられたように見える。
しかし、以下のようにイランの代理勢力が攻撃を受けたとの報道もされている。
※イスラエルによる攻撃かは明らかでない。
イランを始め、アメリカなど各国もエスカレーションを避けようと動いている。
我々の視点では、イランが“大人の対応”をしたように見えるが、イスラエルからすればそうではない。
同国は以前からイランの代理勢力の脅威を受けており、昨年10月7日のハマスによる越境攻撃が記憶に新しい。
〈イスラエルの暴走〉とも捉えることのできる現在の中東情勢だが、彼らの立場で考えることも今後の先行きを読むヒントになるはずだ。
Bluesky:@sakatatakuro.bsky.social
©️さかた拓郎
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