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とりとめのない、真ん中の言葉

説明をするのが苦手。
喋れども喋れども言葉はつきないのに、思いの丈をうまく伝えられているかというとそうでもない。わたしの言葉は取り止めもなさすぎて、思考がえっちらおっちら寄り道の旅をするもんで、なかなか目的地にたどり着かない。そのうちに迷子になって、どこに行こうとしていたのかすらもわからなくなる始末。
付き合いの長い人たちは、大抵道案内がうまい。
わたしが寄り道をしたり迷子になりそうになるとすかさず助け舟を出してくれる。
それか、わたしの不明瞭な言の葉の旅に同行してくれる奇特な奴か。
長い長い旅路の果てに、ようやく紡ぎあげたわたしの言葉が、好きだと言ってくれる人たちが増えた。

わたしはそれに喜びを感じつつ、言葉の方向音痴を治すのは根気のいる話だから、気長に付き合ってくれたらいいな、なんて我儘にもそう願ったりする。

わたしは、よく言うのだけれど、わたしが発信した物語はどんなふうに受け入れられようが、どんな感情を持たれようが、わたしの物語を読んでくれた人の好きにすればいいと思っていて。
どんな意図が込められてるだとか、どんなバックグラウンドがあって、行間にはこんな気持ちもあって、みたいな、わたし自身の感情はもはや要らないとさえ思っている。

わたしのこと、全然知らない人が、わたしの物語を読んで、自分の世界や心のうちに照らし合わせていると言う事実が、わたしにとっては何よりも大切で嬉しいことだから。

毎日、細々と空想日記を更新し続けているけれど、実は今月からラジオを始めたり、空想日記を朗読してみたりもしている。
本業は劇作家なので、脚本演出めいたこともやりたいと思って始めた。
もし、気になる人がいたら覗いてみてくれたら、とても嬉しい。
気に入ってくれたら、もっと嬉しい。
あんまりしっくり来なくても、それはそれでまたいつかしっくりくるときにお会いしたい。

日記、書いてて、思い浮かばない日ももちろんあるので、そんな時は色んな人に頼ってます。
具体的にいうと、過去の自分とか。
あとは、その時話してる人にいきなり『今ぱっと思いついた単語3つちょうだい!』とか言って単語をもらって書いたりもする。
わたし以外の他人のシナプスは、わたしにはない回路形態なので、とても楽しい。貰った単語を連想ゲーム的に繋げて飛躍させて、物語が生まれる。

一個、わがままなのだけれど、もしよかったらコメントにお好きな単語や言葉など、書いてくれませんか?
いただいたワードを使って空想日記を書きたいなとか、実はずっと考えていて。
せっかくわたしの作品みてくださってるあなたと、物語作れたら嬉しいな。なんて思うのです。

空想日記、今日で半年。
嬉しいね。
そんなわけで、空想じゃない日記を書いてみた。



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