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わたしの日々と記憶のなかの絵本たち

わたしは絵本が好きなので、絵本についてはまた書くかもしれません。

今日はさっきまで母と絵本の話をしていた。

わたしはいまは三人兄妹の真ん中という位置に属しているけど、妹とは10さい離れているから、小さい時の記憶といえばおにいとわたしの記憶で、なんだか今でもおにいに甘やかされてるままだしこないだまで、「まだ真ん中になってからの人生より末っ子だったときの人生の方が長いもん」なんて言い訳できていたけど、気付いたらもう21さいで、真ん中になってからの人生がついに先を越しちゃってたね。そろそろおねえちゃんにならないとね…。

小さいとき(=妹が生まれる前)、わたしたち兄妹はいつも母に絵本を読んでもらっていた。おにいと、わたし、毎日交互に好きな絵本を選んで。
その時間がわたしは大好きだった。2段ベッドはせっかくベッドが2段になってるのに、1段のベッドに3人集まって読んでくれてた。(お母さんありがとう。。。)

そうすると、お互いの特にお気に入りの絵本はもちろん何回も何回も読んでもらうことになるから文までよく覚えていたりするけど、家にはたくさんの絵本があり、じぶんが形成されちゅうに読んでもらったその絵本たちのページや言葉たちはもはや潜在的な記憶となり、21さいもそろそろ終わる今頃になっても、日常のところどころで絵本たちの一節を思い出すことはよくある。

突然の例えが居酒屋さんでなんだか申し訳ないけど、例えば居酒屋さんでメガジョッキのハイボールを頼んで持ってきてもらったときは、「すっぽんぽんのすけ」(もとしたいづみ/作、荒井良二/絵)でお店のおじさんがすっぽんぽんのすけにとくべつおおきいジュースをくれるのを思い出すし、(この絵本は冒頭が「はやく パンツをはきなさーい」なのがいいし、この大きなジュースのページがなぜか好きで、でかい飲み物にとても憧れた)
だからメガハイボールも大好き、、、

残念ながらメガハイボールとここねんの写真を持ってないのでまあまあでかめの飲み物とここねんの写真はこちら。でか飲み物でテンション上がってます。

同じく荒井良二さんの絵本「そのつもり」は、だれかとの会話で「そのつもり」というワードが出るといつも思い出して、ひとりで"かぜが そよそよ ふいています"な気持ちになっちゃう。(この絵本は"そのつ森"にある空き地をどうするかで動物たちが会議をし、誰かが案を発表するたびにみんなで想像して、いいねえ、それ。と言って「そのつもり」になるのだけど、ある案で「そのつもりになれませんでした」となるのがかわいい。読んだらわかるけど今年は丑年だし、プレゼントにもいいかもしれません🐮わたしはだれかがなにかの案を出してくれたとき、この絵本の中の動物たちみたいに、ちゃんと想像してからいいねえ、といいたいな、なんて思うし、実際いつも頭の中ではこんな感じ。

そしてこの前は阿佐ヶ谷姉妹さんのエッセイ「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」を読んでいて、ミホさんが、"エリコ過多"になってひとりになりたくなるという節では、シャーロット・ゾロトウ/作、マーサ・アレキサンダー/絵の「ねえさんといもうと」を思い出しちゃった。小さい頃のわたしはこれを読んでもらうといつもおねえちゃんが欲しくなった。だけどわたしのおにいもわたしになんでもしてくれたので、最後のページみたいにわたしもなりたいなって思ってた。この絵本自体の淡い色の装丁も好き。

あとは公園とかで親から逃げようとしてる小さな子どもを見るとマーガレット・ワイズ・ブラウン/作、クレメント・ハード/絵の「ぼく にげちゃうよ」を思い出す。
今日同じ作者の「おやすみなさい おつきさま」も読み返したら、とてもかわいくてやっぱり好きだった。まず部屋のあらゆるものにうさぎの子供が「おやすみ」を言っていくんだけど、「おやすみ おかゆさん」のページがとくに好き。

絵本たち、もう何年も読んでないものも、タイトルや文がすらすらと出てくるのが不思議!母もわたしも覚えてて、もはや合言葉みたい。ほんとにあの時間はかけがえなかったなあ、ありがとう、と今日改めて思いました。

他にも季節によって思い出す絵本はそれぞれあるし、大好きな絵本も他にもいっぱいあります。ふとしたときに絵本の一節を思い出したりするから、わたしは絵本といっしょに大きくなったんだなあ、今でも絵本や小さいころのわたしと、一緒に生きてるんだなあ…絵本、、大好き!って思う!🐶
妹が生まれてからは、わたしが絵本をプレゼントしたり読んであげる側になりましたが、わたしもいつか子どもを育てるひとになる機会がもしあれば、絵本を読んであげられるひとになりたいな。絵本、ありがとう。わたしの小さいときを絵本と一緒に過ごさせてくれたお母さんへ ありがとう。

またいつかは、好きな絵本について書こうかな💐小さいときに触れるものって、ほんとに大事だ!ね!
みんなも小さいときの記憶と生きてるなと感じることありますか?
子どもの頃の方がきっと想像力とか記憶力もあって、その絵本を想像するとその中に出てくる食べ物とか景色をすごく質感で思い出してるような気がする。

小さいときが大事とかいっといて、わたしとみずほちゃんのバンド"◯"のために作った新曲でこの前お披露目した「未完成」という曲では「三つ子の魂百までなんて知ったことか」なんて歌ってますけどね。これも本心です!(※いまのところ音源はありません…)

そういえばこないだみずほちゃんが上のほうで三つ編みを結っていたとき、「『長くつ下のピッピ』みたい」ってだれかさんに言ったけど伝わらなかったな…🥲

こんな感じで21さいのわたしも絵本と一緒に生きてます。今日の会話で読み聞かせは無駄じゃなかったよ、とお母さんに伝えられたかな。

ではまたね🐶

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