Epoché-making

Epoché-making

最近の記事

楽になろう

 2024年8月2日、午前4時58分。夜明けと独り言。  中学3年の冬に厨二病を発症して以来、ずっとずっと自分の気持ち悪さについて悩み、罵り、呪ってきた。気持ち悪さの反省と自己鍛錬を重ねてより強く賢く善い自分になろうと藻掻いてはきたつもりだったが、無謀な期待と高望みばかりが空回り、己の卑怯に飼い馴らされ怠惰に挫かれ続け、身も心も疲れ果てて萎縮し、竟には自分の未来と可能性を自ら摘み取ることに破滅的な安心感すら覚えるようになってしまった。人生、うまくいかない。  悩んでばかり

    • 題無し

       2024年4月13日土曜日(といっても、既に日曜日の午前3時)。一日中家に引き籠っていたので外の天気を知らない。しかし窓を開けていたから、雨ではなかったのだろう。夕刻、じゃんけん遊び「グリコ」に興じる元気のよい声たちが通学路を賑やかにしていた。いつかの雨の日に駅へ向かう途中に見かけたのと同じ児童たちだったかもしれない、あのときもグリコ遊びをしていたから。レインコートを羽織った一番後ろの女の子がみるみるうちに50mくらい引き離されて、もうお互いの手の形も視認できなくなってきた

      • 肉うどんと無時間

         2024年4月10日水曜日。気持ちよく晴れた麗らかな天気。昼休憩のとき、キャンパス内の木陰の椅子に沈み込んでぐっすり休んでいるおじさんを見かけた。美しい時間だと思った。  残念なことに今日も体調は改善しない。喉の痛みは引いたが咳と鼻づまりが治らず、餡かけのような倦怠感が全身にもたれかかる。ちょっとバランスが良いほうに傾いてくれればアンニュイとも呼べるかもしれないくらいの、なんとなくの怠さ。でもしんどい。体調は良いに越したことはない。  さっき晩ご飯を食べ終えた。暖かい肉

        • 気分がすぐれない

           2024年4月9日、月曜日。雨風の強い午前中、15時ごろに止む。桜の花弁と新葉が半々くらいの、少しずつ名残惜しさが増してくる時節。    文章を書くことの難しさを改めて痛感している。へたくそな文章をわざわざ公表しているのは、人様に読まれることを意識した文章を書けるようにという思いに由来するのだが、他人の目を自発的に意識しようというわけだから、もとから生硬な文体がさらにぎこちなく凝固し縮れ上がってしまう。さっきまで大見出しには、「冷笑について」なんて文言が陳列していて、肩肘張