恋愛強者から見た「バチェロレッテ3」考察。中篇。
今年子供が中学受験なのだけど、受験を成功させるには、求められる学力と、出題傾向の二つを把握しておく必要があると感じているところです。
恋愛も似たところがあって、最大限思い通りの結果を出したいなら、
・モテ偏差値
・相手がどういった女性を好むのか
これら両方を踏まえてアクションしていかないとならない。
これは、バチェロレッテのヒロインと言えど例外ではありません。
こういうことを言うと、「バチェロレッテは、”女性が男性を選ぶ”番組なの!選ぶ側は選ばれるために考えるべきことなんてない!」とお感じになる方もいるかもしれませんが、元々あの番組は(役割や展開・結末を指示されていないリアリティーショーだと信じるならば)、バチェロレッテが一方的に選べる側でいられるはずがない作りになっています。
何故なら、参加男性が、
バチェロレッテと「真実の愛」で結ばれたいがために旅に参加するわけではない
からです。
多くの視聴者は、参加者男性がヒロインと恋愛したくて集った・物語が「追われる恋愛」スタートだと認識しているかもしれませんが、実際はそこからして違うのです。
働き盛りの仕事に情熱的な男性達が、
何台ものカメラとスタッフに一挙一動を監視される中、
SNSで見も知らない他人たちに上から目線でやんや言われるのを覚悟で、
十数人の手強い同性ライバル相手に、
”会ったこともない”一人の女性を捕り合うために、
数か月の時間を犠牲にする旅に参加する?
な、わけがない。
人生道半ばの身で、この競争社会を勝ち抜くためにこなすべき目の前の課題をおざなりにしてまで、会ったこともない女性一人のために数か月を捧げるような男性がいるとしたら、その男性は恋愛中毒だと思います。
彼らは、女性を取りあう競争に勝つためではなく、競争社会を勝ち抜くためにこの企画に参加した。
彼らの主目的は、できるだけ長く残って注目を浴びることで手に入れられる「知名度」により、己の夢・野望を叶えやすくすること。
1や2には好きなことを仕事にしながら余裕のある暮らしをしたいという人もいたかもしれない。けれど、3に関しては、ほぼ全員、ビジネスの成功のために参加していたのだと想像します。
ヒロインとの恋愛は、ヒロインをタイプに感じる男性にとっては付加価値、元々ヒロインが好みではない男性にとっては、結ばれてしまうと帰国後に自由に恋愛できなくなるから、ハイリスクハイリターン。ラスト3人前後で振られて帰るのが理想だったのではないでしょうか。
私は、ヒロイン側も「真実の愛を見つけたい」<売名だったのかな、と思っている。けれど、ヒロイン側はバチェロレッテとして相応しく見せられるかが顧客獲得にダイレクトに影響するので、結局、「真実の愛を見つける」ことに誰より本気になる必要があったし、ヒロインの性格的にも、バチェロレッテとして納得感のある展開を見せたいと考えていたと思う。
そうである以上、構図としては、ワンナイトしたい・セフレを作りたくて近づいてきた男性vs婚活女性くらい本意がズレた者同士となるため、それを踏まえた戦い方が必要となります。
ということで、以下、「本気で恋愛する気なく参加したモテ男性達を相手にバチェロレッテを成立させるにはどう振る舞えば良かったか」、恋愛強者のバチェロレッテ3考察をお届けします。
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