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イエデイヌ企画座談会記事/人形劇祭に参加して

批評家の山崎健太さんとの対談記事に引き続き、イエデイヌ企画「エリカによろしく」座談会記事が公開されました。
私、演出の福井歩さんに加え、イエデイヌ企画に繋がりのあるメンバーによるトークの模様です。本作について、前回の対談とはまた異なる視点から掘り下げられています。
以下のリンクから読むことができます。是非ご覧ください。


第一回下北沢国際人形劇祭に参加しました。
一観客として存分に楽しみましたが、メインプログラム7演目のうち3演目についてはデイリージャーナル編集部員として観劇記事を寄稿いたしました。
こちらも以下のリンクから読めます。

SIPFデイリージャーナルDay2『Teatro Matita :犬の生活』
SIPFデイリージャーナルDay6『Blind Summit :The Table』
SIPFデイリージャーナルDay8『Opposable Thumb Theatre:道化恐怖症』

デイリージャーナルは演劇祭についての記事や漫画、イラストが載った愉快な新聞ですが、観劇したら即書き、特に修正されず翌日昼に撒かれるという漁師メシのようなメディアでした。
推敲なしのアンバランスな熱量を感じていただければと思います。

演劇祭自体もそんな感じで、人形劇への熱量が全てを牽引している、なんというかとても気持ちのいいフェスティバルでした。

第一回ですし、下北沢はスパリゾートではないので完璧に快適なイベントではもちろんなかったのですが、名著「映像研には手を出すな」と同じ爽やかな風が常に吹いているというか。
あんたのこだわり、私に通じたよ!という気持ちで結構なんでも飲み込めちゃうというか。

才気煥発だがその場で思い浮かんだ話をしまくる主催者・山口遥子氏の愉快なキャラクター(ステレオタイプなマッドサイエンティスト感がある)を観客が日を追うごとに受け入れ楽しんでいったり、7日間のうちに観客同士が顔見知りになっていったり。なんか、参加者がお客さまではないが故のよさがとてもあったんだよなぁ。

「気持ちがいい」という言葉を芸術について思い浮かべることこれまでなかったのですが、このフェスティバルに関しては「気持ちがいい」がピッタリで、気がつけば2つのワークショップも含めほぼ全てのイベントに参加していた。
自分も気持ちがいい創作をしたいものだと思いました。

人形劇のショックでぼうっとなっていたけれど、自分は自分の作品をまた作っていこうと思います。
花粉や寒暖差がすごいですが、みなさまもどうぞ体調にお気をつけください。

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